2021年4月11日日曜日

【エッセイ】持ち家はあっても戸建てはない理由

大学卒業後に就職したのは建築業界で、時代はバブル末期。
当時は、誰もが戸建てを欲しがり、空前の戸建てブームだった。
通勤に時間がかかる郊外には、多くの分譲地が開発された。
都市圏に住む多くの人が、戸建てを求めて、郊外分譲地の戸建てを購入したw

バブルが弾けると、郊外分譲地の地価は大幅に下落。
多くの人が高額な住宅ローンに苦しむこととなった。
運よく住宅ローンを完済できた人も、売ったとしても二束三文。
利便性のよいところに住み変えるには、高額の費用が必要になったw

自身も若かりし頃、いつかは持ち家の戸建てに住みたいと考えていた。
建築業界で仕事をしていたので、理想の戸建てもイメージしていた。
だが、当時の収入で利便性のよい場所となると、マンションしか購入できなかった。
今は購入したマンションを人に貸し、自身は賃貸のタワマンに住んでいるw

近くの公園を散歩していると思う。
緑の多い公園は都が管理しており、いつも手入れが行き届いている。
都民が納めた税金で管理されている共有の庭といえる。
そう考えると、庭付きの戸建ては必要ないなと思うのであるw

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