2022年10月16日日曜日

【コラム】為替介入について調べてわかったこと

9月22日に、24年ぶりとなる「ドル売り・円買い」の為替介入が行われた。
財務省のサイトによると、先月の為替介入の額は2兆8,382億円らしい。
為替介入に関するいくつかの記事を読んだが、よくわからなかった。
よくわからなかったので、調べてわかったことについて書いてみるw

わかったことは以下の通り。
・為替介入(外国為替平衡操作)は、外国為替市場で通貨間の売買を行うこと。
・目的は、為替相場の急激な変動を抑え、その安定化を図ること。
・財務省が日本銀行に対し為替介入実行を指示、日本銀行が介入を実施している。
・為替介入の資金は、財務省所管の外国為替資金特別会計(外為特会)の資金。
・「ドル買い・円売り」は、政府短期証券発行で円を調達、売却してドルを買い入れる。
・「ドル売り・円買い」は、外為特会保有のドル資金を売却して、円を買い入れるw

今回、32年ぶりの円安水準での「ドル売り・円買い」になる。
高くなったドル資金を売って、安くなった円を買い入れたことになる。
自身が調べた限り、財務省がドル資金をいくらで購入していたのかはわからなかった。
だが、32年ぶりの円安水準であることから、かなりの差益を得たものと思われるw

為替介入の目的は、為替相場の急激な変動を抑え、その安定化を図ること。
だが、実施時期によっては、財務省の利益確定ともとれる。
もし、ドル資金の利益確定が終わってから、日銀が金利を引き上げれば、円高になる。
円高になってから、ドル資金を買い戻せば、投機筋への往復ビンタとなるw

今月14日に、日銀は17日の当座預金残高の見通しを発表している。
為替介入などを反映する「財政等要因」による減少額は、4兆900億円だったらしい。
日銀は、月初時点で2兆9,000億円程度の減少を予想していたらしい。
市場では、13日に再び、為替介入に踏み切ったのではないかとの観測があるらしいw

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