2015年9月5日土曜日

落ちるナイフを拾った君へ2

君は今が買いだとばかりに、下落中の株を買った。
株価は下がり続け、評価損益のマイナスは増え続けている。
落ちるナイフを拾ってしまったと君は思う。
そして君は思う、やはり株式投資は難しいと。

拾ってしまったものは、仕方がない、前回、書いた方法で、プラスにするだけである。
これからのため、今回の日本株の下落について、振り返っておく必要がある。
大半の個人は気づいていないと思うが、日本株を下落させたのは国内の証券会社である。
下図は、日経平均の1ヶ月チャートで、リバウンドの気配はあったが、順調に下落しているw

東京証券取引所の「投資部門別売買状況」によると、売買状況は以下である。
8月第3週(8月17日~21日)に、証券会社と海外投資家は大きく売り越している。
8月第4週(8月24日~28日)に、証券会社と海外投資家は更に大きく売り越している。
証券会社は前の週の約3倍、海外投資家は前の週の約2倍の売り越しであるw

8月第3週に、個人投資家は大きく買い越している。
8月第4週に、個人投資家に加え、法人や投資信託が大きく買い越している。
つまり、8月第4週に、国内で売り越していたのは、証券会社だけだったのである。
しかも、投資信託の買付などで、買いが多くなるときを狙って、大きく売り越しているw

証券会社は、法人には確定型拠出年金を、個人には投資信託を買わせている。
法人や個人に買わせておいて、彼らはしっかりと売り抜けているのであるw
もちろん、彼らは何も悪いことはしていない。
彼らにも生活があるし、会社も利益が出ないと、やっていけないw

株価変動の理由がわかれば、次回からは上手く立ち回れる。
あと個人には、証券会社の作った商品は、メリットがないことを忘れないことであるw