2023年1月29日日曜日

【エッセイ】FIRE卒業について思うこと

資産運用を前提としたリタイアであるFIRE(Financial Independence, Retire Early)。
米国ETF(上場投資信託)を利用して、年間4%以上の運用益を得ることが流行った。
ところが、諸事情により再び働く、すなわち、FIREを卒業する人がいるらしい。
FIRE卒業について思うことを書いてみるw

ある記事によると、FIRE卒業の原因は「経済的不安」と「生きがい不足」らしい。
「経済的不安」は、無収入で資産を取り崩すことによる不安。
「生きがい不足」は、一人で過ごす自由な時間に飽きること。
個人的には、これらの原因はFIREの理解不足によるものだと思っているw

冒頭でも書いたように、FIREは資産運用を前提としている。
資産運用を前提としているため、無収入で資産を取り崩すことはあり得ない。
また、資産運用を行うため、飽きることもないだろう。
つまり、資産運用を前提としないリタイアもFIREだと勘違いしていたことが原因w

自身が知る限り、年間生活費の25倍以上の資産ができた状態でFIREだという人は多い。
資産運用しない年金生活者や専業主婦の中にも、FIREだという人がいた。
あと、大家業を営んでいる人の中にも、FIREだという人がいた。
大家業でFIREといえば、所有物件で火事があったのかと思われるかもしれないw

年間生活費の25倍以上の資産ができた状態で、経済的自由を得たと思い、早期退職する。
早期退職しても、年間4%以上の運用益を得られなければ、目減りするのは当たり前。
ETFの場合、配当金がないため、譲渡益でしか運用益を得られない。
自身はETFを否定しないが、もしFIREするなら配当のある株式を利用するだろうw

余談になるが、配当金と分配金の違いをわかっていない人は意外と多い。
配当金は、株式を保有することで、企業の利益から還元される金。
分配金は、投資信託の収益から還元する金で、原資は投資信託の資産。
つまり、分配金を支払うと、投資信託の資産(基準価格)を取り崩すことになるw

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