2024年12月23日月曜日

【エッセイ】小説「クリスマス・キャロル」に思うこと

180年以上前の1843年に出版された「クリスマス・キャロル」という小説がある。
英国の文豪チャールズ・ディケンズの中編小説になる。
守銭奴の主人公がクリスマスに過去・現在・未来の超常体験をすることで改心する物語。
ご存じの方も多いだろうが、この小説に思うことがあるので書いてみるw

この物語を初めて読んだのは、小学生くらいだったと思う。
当時の感想は、守銭奴になってはいけない。
世の中にはお金より大切なものがあるというものだった。
だが、会社員として働いてきて、さらに思ったことがあるw

思ったのは、主人公が守銭奴になった理由。
金持ちであれば、余裕があるため、他人に優しくできるはず。
金持ちは困っている人を助けたり、慈善団体へ寄付したりすることが多い。
したがって、主人公は金持ちではなかったということになるw

では、なぜ、主人公は守銭奴になったのか。
おそらく、生まれてからの環境が原因だと思う。
貧しい家庭に生まれたため、他人から見下される中で育った。
あるいは、働き出してから、他人から見下されることが多かったのではないかと思うw

自身の経験からすると、自分より弱い人を見下す人は多い。
見下す相手は、勉強ができない人、運動ができない人、仕事ができない人など。
具体的には、学校でのいじめ、会社でのパワハラなど。
最近では、保護者からのクレームや客からのカスハラもそうかもしれないw

自身が知る限り、弱い人を見下していた人は、羨ましいと思うような生活をしていない。
誰からも相手にされない孤独な人が多く、友人がいても同類の友人しかいない。
老後の貯えが少ないのか、高齢になっても、働いていたりする。
もしかすると、この小説は、自分より弱い人を見下す人向けの小説かもしれないw

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