2024年1月27日土曜日

【エッセイ】国内相場が高値圏になった理由

下図の上は、日経平均株価とTOPIX(東証株価指数)の推移。
中は、上記をユーロ円で割った欧州投資家目線での推移。
下は、上記をドル円で割った北米投資家目線での推移。
国内投資家にとっては、バブル期以降の高値圏であることがわかるw

先日から、なぜ国内相場が高値圏になったのか調べていた。
ようやく、原因らしきことがわかったので書いてみる。
結論から書くと、原因らしきことは中国の経済政策にある。
具体的には、中国が2017年から推進している「一帯一路」になるw

「一帯一路」は、下記の地域のインフラ整備、貿易促進、資金の往来を促進する計画。
「一帯」:中国から欧州につながる陸路の「シルクロード経済ベルト」。
「一路」:中国からアジア、中東、アフリカを結ぶ海路の「21世紀海上シルクロード」。
インフラ投資計画としては史上最大規模で、2049年までの完成を掲げているw

100を超える国と地域から、支持あるいは協力協定を得ている。
国際連合総会、東南アジア諸国連合(ASEAN)、欧州連合(EU)などの支持も得ている。
簡単にいうと、中国が他の国に融資し、中国企業がインフラ整備するという経済政策。
莫大な債務を負わされた国が、土地を取り上げられたりすることが問題になっているw

下図は、中国の株価指数の推移で、香港ハンセンは2017年をピークに下がり始めている。
上海総合指数は、2021年をピークに下がり始めている。
中国国内のマンション建設と同じで、インフラ整備には限りがある。
過剰な融資やインフラ整備を行い、バブル状態になったが、崩壊したと思われるw

中国の株価指数は20年前の水準に下がっており、海外投資家は撤退し始めているらしい。
中国の個人投資家は、中国市場から日本市場へ資金をシフトしている。
下は、中国の運用会社が、日本株ETFを買う中国の個人投資家に向けた注意。
現在、日本株を買っている日本の個人投資家にもいえることだと思っているw

特此提示投资者关注二级市场交易价格溢价风险、投资者如果盲目投资、可能遭受重大损失。为保护投资者的利益、本基金将于2024年1月17日开市起至当日10:30停牌。
(投資家の皆様は、流通市場取引における価格プレミアムのリスクに十分ご注意いただき、やみくもに投資を行うと多額の損失を被る可能性があります。投資家の利益を保護するため、当ファンドは2024年1月17日から当日10時30分まで取引を停止させていただきます)w

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