2024年1月20日土曜日

【エッセイ】国内相場の天井は過ぎていたかもしれない

東京証券取引所が発表している「投資部門別売買状況」がある。
2023年12月第4週の海外投資家の売買金額の比率は、61.0%。
同年12月の「海外投資家地域別株券売買状況」の売買金額の比率は以下の通り。
北米:6.53%、欧州:76.39%、アジア:16.48%、その他:0.60%w

東京証券取引所における欧州投資家の売買金額の比率は以下になる。
(海外投資家)61.0%×(欧州)76.39%=46.59%。
売買金額の4割強が欧州投資家によるものであることがわかる。
欧州の基本通貨はユーロなので、欧州投資家のリターンではユーロ円が重要になるw

下図の上は、日経平均株価とTOPIX(東証株価指数)の推移。
バブル期以降、33年11か月ぶりとなる高値を連日、更新している。
下図の下は、ユーロ円で割った日経平均株価とTOPIXの推移。
2021年9月が最高値で、現在、上昇トレンドであることがわかるw

もし、欧州投資家が買ってくれば、さらに上がる可能性がある。
だが、欧州の中央銀行が利下げすれば、ユーロ円は下がることになる。
したがって、欧州投資家は買わないのではないかと見ている。
その場合、欧州投資家にとって、2021年9月が天井だったことになるw

今年、資金流入が多いのが、国債と日本株らしい。
欧米の投資家が国債、中国の投資家が日本株ETFを買っているらしい。
世界最高の投資家といわれるウォーレン・バフェット氏。
彼の運用会社の現金比率は過去最高で、昨年、高利回りの国債を買っているらしいw

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