2021年8月29日日曜日

【コラム】なぜ日本人の金融リテラシーは低いのか

金融広報中央委員会が実施したアンケート調査「金融リテラシー調査 2019年」。
上記は、18歳以上の個人の金融リテラシーの現状把握を目的とする大規模調査。
株式や投資信託など、リスク性資産を購入したことがあるとの回答は、2~3割程度。
具体的には、株式:32.2%、投資信託:27.4%、外貨預金等:17.4%w 

金融リテラシーとは、人生を通してお金とうまく付き合うための知識やスキル。
生きていくうえで、必須ともいえる知識とスキルである。
ところが、リスク性資産を購入したことがあるとの回答は、2~3割程度しかない。
これは、楽して稼ぐことはよくないという古い価値観が原因であるw

江戸時代に「士農工商」という身分制度があった。
士(侍)が最も高い地位で、商(商人)は最も低い地位とされた。
ところが、平和な時代が続くと、侍の仕事が少なくなった。
すると、商人に金を借りる侍が続出したらしいw

今後、ITやAIの発達により、人間ができる仕事は少なくなるだろう。
仕事量が減っても、労働人口が変わらなければ、当然、1人当たりの収入が減る。
すると、不足する生活費を、カードローンなどで借りる羽目になる。
現代版の侍ともいえる労働者が増えることになるw

金融リテラシーが低いのは、古い価値観が原因である。
金融リテラシーを高めるには、今の価値観を見直さないといけない。
下記は、金融広報中央委員会の金融リテラシークイズで、正解は1つだけである。
自身には簡単すぎるクイズだが、読者の方は正解できるだろうかw

Q.家計の行動に関する次の記述のうち、適切でないものはどれでしょうか。
1.家計簿などで、収支を管理する
2.本当に必要か、収入はあるかなどを考えたうえで、支出をするかどうかを判断する
3.収入のうち、一定額を天引きにするなどの方法により、貯蓄を行う
4.支払を遅らせるため、クレジットカードの分割払を多用する
5.わからないw

0 件のコメント:

コメントを投稿