2021年8月7日土曜日

【コラム】働けど働けど猶わが生活楽にならざり

先日、経団連が大手企業の夏の賞与・一時金(ボーナス)の最終集計を発表した。
組合員の平均妥結額は、昨年夏に比べ、8.27%減となったらしい。
8.27%減は、リーマン・ショック直後で17.15%減だった2009年以来の落ち込みらしい。
なお、非製造業は17.00%減で、比較可能な1997年以降で最大の下落率らしいw

最近、上場企業の決算発表が続いており、決算内容は上方修正や増配などが多い。
好業績にも関わらず、従業員に支払われる賞与・一時金は減っている。
まさしく、資本主義における労働者の理不尽さが伺える内容である。
労働者の心境としては、「働けど働けど猶わが生活楽にならざりぢっと手を見る」だろうw

定期預金の金利は低金利にも関わらず、高配当の株は多い。
例えば、8316 ㈱三井住友フィナンシャルグループの配当利回りは5%を超えている。
株価が、株の定価であるBPS(一株当たり純資産)以下の株も多い。
例えば、6178 日本郵政㈱も配当利回りは5%超えだが、株価はBPSの3割未満w

労働者として働く人生を否定しない。
否定はしないが、理不尽さを知って働くのと、知らずに働くのは大きく異なる。
いつか資本家になろうとして働くのは、アリだと思う。
どうせ資本家にはなれないと諦めて働くのは、哀れすぎるw

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