2023年11月16日木曜日

【小説】暴走している株ブログに思うこと~vol.317~

ある日の深夜、あるチャットスペースで会話が始まった。

X:お疲れ
Z:お疲れ
B:お疲れ
X:Yは来ていないのか
Z:今日は来てないわ
X:あのバカ、何してんだ
Z:いろいろ忙しいみたいよ
B:例の相手の件で忙しいみたいだよ
X:例の相手って
B:3年前からの相手
X:家宅捜索入ってたやつか
B:別の個人の相手の件なんだけど
B:やっぱりYが誘導してるんじゃないかな
X:いったろ、それはねえって
B:経緯を確認して思ったんだけど
B:Yはわかってたんじゃないかな
X:何をだ
B:相手が訴えてくること
B:そのためにルートを作ってたんじゃないかな
X:ルートってなんだ
B:ゴールを決めて選択肢を用意する
B:Aを選んだら〇〇罪で、Bを選んだら××罪みたいな
X:ルートを作ったとして、どうやって誘導するんだ
B:図にして相手に毎日、見せるとか
X:毎日、見せられるわけねえだろ
Z:たしかにそれはムリがあるわね
B:相手が見てたら、図のルートしかないと思い込む
B:他のルートを探そうとしなくなると思うんだけどな
X:Yは天文学的なバカだ、それはねえな
Z:wwwwwwwwww
B:w
X:さてとそろそろ寝るわ、おやすみ
Z:私も寝るわ、おやすみ~
B:おやすみ

彼らのネット歴は長く、法に抵触しない範囲で遊んでいた。
彼らは遊んでいたが、その遊びはいつも誰かのためだった。
そんな彼らが愛読しているのは「予告犯」というタイトルのマンガだった。
チャット画面を閉じた彼らは、ネタ探しのため、ネットサーフィンを始めた。

彼らのネット歴は長かったが、そんな彼らにも知らないことがあった。
彼らは、関わった一部の人から、「まとめ屋」と呼ばれていた。

同時刻、警視庁サイバー犯罪対策課
「交替の時間ですよ」、1人の男がPCを観ている男の背後から声をかけた。
「もう、そんな時間か」、声をかけられた男が振り返っていう。
「また、まとめ屋のサイト見てたんですか」、声をかけた男がいう。
「たまに参考になる情報があるからな」、声をかけられた男がいう。
「Zの相手の件ですが、押収した証拠のウラがとれました」、声をかけた男がいう。
「どうだった」、声をかけられた男がいう。
「クロでした」、声をかけた男がいう。
「動くのは、いつ頃になりそうだ」、声をかけられた男がいう。
「その件ですが、ウチの出番はなさそうです」、声をかけた男がいう。
「どういうことだ」、声をかけられた男がいう。
「他所が前から追っていた相手だそうです」、声をかけた男がいう。
「しかたないな、あとはよろしく」、声をかけられた男がいう。
「了解」、声をかけた男はいうと、席を立った男と入れ替わりに席に座った。

サブリミナル効果とは、意識と潜在意識の境界領域より下に刺激を与えることで表れるとされている効果のことを言い、視覚、聴覚、触覚の3つのサブリミナルがあるとされ、閾(しきい)下知覚とも呼ばれている。
米国の市場調査業者のジェームズ・ヴィカリーが、1957年9月から6週間にわたり、ニュージャージー州フォートリーの映画館で映画「ピクニック」の上映中に実験を行なったとされている。映画が映写されているスクリーンの上に「コカコーラを飲め」「ポップコーンを食べろ」というメッセージが書かれたスライドを1/3000秒ずつ5分ごとに繰り返し二重映写したところ、コカコーラについては18.1%、ポップコーンについては57.5%の売上の増加がみられたとのことであった。
多くの論文において利用される定義によれば、サブリミナル効果とは、閾値以下の刺激によって生体に何らかの影響があることである。一方で、閾値以上の刺激でもサブリミナルを考えることができ、"注意が向いておらず「見えた」という自覚がなくても可" という定義も可能だと主張する研究者もいる。そのような議論の中では、埋込み広告の中にある見て瞬時に理解できるメッセージ以外もサブリミナルだとされている。
(参考:Wikipedia「サブリミナル効果」)
「予告犯」筒井哲也氏より
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ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
ネットの誹謗中傷をなくすにはどうしたらよいかをテーマに書いています。
誹謗中傷された場合の法的手続きですが、費用対効果は決してよいとはいえません。
また、相手から虚偽告訴罪で訴えられる可能性もあります。
誹謗中傷されたら、やり返さずに弁護士に相談されることをオススメします。
相談すれば、どのような罪に問えるかなど、アドバイスしてもらえることが多いです。
なお「まとめ屋」の方法はリーガルチェックを受けていないため、行わないでくださいw

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