2024年2月17日土曜日

【エッセイ】NISAでオススメしない商品

新しいNISA(少額投資非課税制度)により、米国市場への投資が増えているらしい。
NISAで人気の高い外国株投信(為替ヘッジなし)が25ファンドある。
これらのファンドへの1月の流入額は、合計8,200億円だったらしい。
昨年12月の流入額が合計3,200億円のため、開始後ひと月で2.5倍に増えたことになるw

自身はNISAを否定しないし、長期ではプラスになると思っている。
ただ、今は始める時期ではないと考えており、誰にも勧めたりしていない。
始める時期でない理由は、中国を除く各国の市場が高値圏であることなどがある。
ここでは、個人的にNISAでオススメしない商品について書いてみるw

上記にあるように、NISAで人気が高いのは外国株の投資信託(為替ヘッジなし)。
ここで気をつけないといけないのが、為替ヘッジなしであること。
個人的には、投機性を高めるために、為替ヘッジなしにしたのではないかと思っている。
事実、上場している投資信託であるETFの場合、為替ヘッジありにしていることが多いw

下図は、NYダウと円換算したNYダウ(円建て)の推移になる。
為替ヘッジありだと、NYダウとほぼ同じ推移になる。
ところが、為替ヘッジなしだと、NYダウ(円建て)の推移になる。
つまり、為替ヘッジなしだと、為替ヘッジありより高値で買うことになるw

今後、米国が利下げ、日銀が利上げすれば、日米の金利差が縮小する。
金利差が縮小すれば、歴史的な円安が円高になる可能性が高い。
すると、為替ヘッジなしの投資信託には為替差損が生じることになる。
この為替差損は、再び円安にならない限り、解消されないことになるw

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