2024年2月10日土曜日

【エッセイ】「靴磨きの少年」現る?


今年から、NISA(少額投資非課税制度)の積み立てを始めた人が多いらしい。
自身の知り合いにも、今までの貯蓄から、毎月〇万円ずつ積み立てていく人がいる。
中には、毎月の積み立て額の多さを自慢している人もいるらしい。
積み立て額の多さを自慢している人の話を聞いて「靴磨きの少年」を思い出したw

「靴磨きの少年」は、株式投資に関する有名なエピソードになる。
第35代アメリカ大統領ジョン・F・ケネディの父親であるジョセフ・P・ケネディ。
1929年のウォール街の大暴落が起こる前、ジョセフはほとんどの株を売り払っていた。
売り払うきっかけとなったエピソードが以下になるw

「ウォール街で靴を磨いていたパット・ボローニャなる男までが株式取引に精通しているのを見て、株式市場はそろそろ危ないと気づいた」
上記は作り話で、実際にはパトロンであるガイ・カリアの「株式市場はそろそろ危ない」という忠告だとする説もあるが、暴落前に売り払っていたのは事実らしいw

株式は元本保証されない金融商品で、主に以下のリスクがある。
・換金する際の受取金額が当初支払った金額より下回る可能性がある(価格変動リスク)
・投資した会社が倒産廃業する可能性がある(信用リスク)
NISAで人気があるのは米国市場の投資信託だが、市場は過去最高値を更新しているw

米国市場に投資する場合には、以下の2つのリスクがある。
・換金時に為替レートの変動により為替差損が生じる可能性がある(為替変動リスク)
・政治・経済環境により価格変動等が発生する可能性がある(カントリーリスク)
現在、歴史的な円安であり、大統領選挙が市場へ及ぼす影響は誰にもわからないw

個人的には、NISAを否定しないし、長期ではプラスになると思っている。
ただ、高値掴みになるリスクが高い時期に始めなくてもよいのではと思う。
自身の娘が、昨年、株式口座を開設したが、まだ始めないようにと伝えている。
高値掴みになるリスクが減らない限り、始めるようには伝えないかもしれないw

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