2020年10月26日月曜日

【エッセイ】母親が認知症かもしれない話

先日、近くで用事があったので、久しぶりに実家に立ち寄った。
実家には、母親が1人暮らしをしている。
母親は友達が多く、近所に自身の弟たちもいる。
悠々自適に、1人暮らしを楽しんでいると思っていた。

ところが、実家に立ち寄り、話をしている中で、多くの違和感があった。
同じことを繰り返し言う、食べた量を覚えていない、身内への暴言などなど。
今までも、母親は、身内に対して、厳しい意見をすることはあった。
だが、同じことを繰り返したり、食べた量を覚えていないということはなかった。

自身は、たまにしか実家に立ち寄ることはない。
なので、母親の変化に気づくことができた。
おそらく、友達や自身の弟たちは、母親の変化に気づいていないだろう。
自身は医療関係者ではないが、母親は認知症の初期段階ではないかと思っている。

自身の知り合いに、認知症になった人がいる。
母親の現在の様子は、知り合いの初期症状にそっくりなのである。
困ったことに、認知症になった場合、本人には自覚がない。
認知症の可能性があると教えるべきか、教えないべきか、自身は迷っている。

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