2020年10月24日土曜日

【投資手法】株式投資の出口戦略

偉大なる相場師の1人に、福澤 桃介氏がいる。
彼は自著の中で「預金利子を標準として売買せよ」と述べている。
彼が生きた時代の定期預金の利子は、五朱から七朱の間だった。
朱は一割の十分の一であることから、5%から7%ということになるw

配当が7%以上になれば買い、5%以下になれば売ることを推奨していた。
ただ、注意することとして、株が安全かどうかということを考えるよう述べている。
いっときの配当が多くとも、会社が潰れてしまえば、大損になるからである。
強固な会社だと思っても、不安があれば、金を銀行に預けて寝るようにとしているw

残念ながら、彼の出口戦略は、現在の低金利では使えない。
なぜなら、大半の株の配当が、定期預金の利子を上回っているからだ。
では、どのような出口戦略をとればよいか。
自身が参考にしているのは、偉大なる相場師である本多 静六氏の出口戦略であるw

すなわち、「二割利食い、十割益半分手放し」である。
彼は取引が容易であることから、引き取り期限のある先物取引をしていた。
期限の来る前に、思いがけぬ値上がりがあった場合、きっぱりと二割で利食い。
引き取った株が長い期間に二倍以上になれば、元本分を売り、タダ株にするのであるw

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