2017年3月31日金曜日

【コラム】不動産投資に建築の知識は必須である

自身は所有するマンションを企業の社宅として貸している。
すでに借主は入居しているが、未だに苦情の連絡は入っていない。
なぜなら、建築士である自身が貸すための事前チェックをしているからである。
電気、水道、ガスなどの試運転を行い、不具合があれば部品交換をしているw

建物、特に設備機器は耐用年数が決まっている。
耐用年数がくれば、部品の交換や本体の取替えが必要になる。
ところが耐用年数がわかっていない家主が多い。
大手不動産サイトの物件を見ると、実に驚くことが多いw

築年数○年で、この設備機器はないだろうと思う物件が多いのである。
普通なら、耐用年数が来る前に設備機器を交換するべきである。
さらに大切なのは、交換に要する費用が妥当なのか見極める知見である。
建築業界は魑魅魍魎の業界、くれぐれもぼったくられないようにすることだw

当たり前だが、建築会社の見積は「原価+建築会社の利益」だ。
原価はいくらで、建築会社の利益はいくらなのか。
見積で判断できなければ、ぼったくられる可能性が高い。
はっきりいって、建築の素人家主はぼったくりに会う確率が極めて高いのであるw