2017年3月11日土曜日

【コラム】建築士視点での老後破産予備軍

結論からいうと、完済年齢が定年後、かつ戸建て住宅ローンの返済者だ。
定年後も返済を続ける住宅ローンは、老後破産するリスクが高い。
通常、定年後の収入は大幅に減るのである。
定年後にしか完済できない住宅ローンを組むとは、何を考えているのかと思うw

物件がマンションのような共同住宅ならまだマシである。
物件が戸建ての場合、老後破産するリスクは極めて高くなる。
多くのマンション管理組合には長期修繕計画があり、修繕費用を積み立てている。
ところが戸建ての場合、所有者自らが長期修繕計画を立てないといけないw

当たり前だが、マンションも戸建ても完成直後から劣化が始まる。
マンションは、劣化が激しい屋根や外壁の1住戸あたりの面積は戸建てより少ない。
つまり、戸建てはマンションより修繕費用が高くつくのである。
定年後に大きな修繕が必要になったとき、マイホームを手放すことになるだろうw

老後破産するリスクをなくす方法は、1つだけである。
老後を迎える前、できるだけ早い時期にリスクを取りにいくことだ。
子どもが生まれる前、もしくは子どもが小さなときからリスクを取るのである。
そうすることで、老後破産するリスクはなくなるのであるw