2018年8月8日水曜日

【予告編】銘柄を明かさない理由R ベイビーワールドエンド編

本ブログには、自身が初めて書いた小説「銘柄を明かさない理由R」がある。
5人の無敗の相場師、ロイヤルストレートフラッシュの物語である。
そして彼らを取り巻く人々の物語でもある。
もちろん、素人が書いた小説なので、プロの方が書いた小説の足元にも及ばないw

主要登場人物は、無敗の天然こと10(テン)、無敗の相場師J、無敗のクイーンことQ。
無敗の大物相場師キングことK、無敗の若き相場師エースことAである。
一旦、完結していたが、続きを書きたくなったので再開した。
再開したのは「銘柄を明かさない理由R ベイビーワールドエンド編」だw

仕込みに専念するため、先日から連載は休載している。
だが、公開はしていないが、執筆は続けている。
ひょっとすると、公開を待っている読者がいるかもしれない。
という訳で「ベイビーワールドエンド」の予告編をお届けするw

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日本の国益を守る組織に属する男、ジョーカー。
ある日、組織からジョーカーに1通のメールが届いた。
ベイビーの素性について書かれたメールに、ジョーカーは驚愕した。
あ、ありえない、いったい奴は何者なんだ。

「あら、ひさしぶりやんか」、背後から声をかけられた。
振り返ると、和服姿の難波の女帝がグラスを手に立っていた。
「これはこれは難波の女帝どの、ひさしぶりですな」
無敗のキングはいうと、難波の女帝とグラスを合わせた。

都内のある調査会社。
調査員である無敗の相場師J(ジャック)は、報告書をまとめながら思った。
ようやく、BABYの正体と目的がわかった。
だが、どうすれば奴の目的を食い止めることができるのか。

「わてらを誰と思てますんや。創業90年を超える日本一の株屋やで。
たかが、相場師風情にあれこれいわれる筋合いはおまへんな。
とっととお帰りいただけまっか」、たまりかねた男がいう。
ホンマにわからんやっちゃな、淀屋は思ったが顔には出さなかった。

「Monitoring system start.(監視システム始動)」
「The attack will start in Asia.(アジアに攻撃開始)」
「The attack will start in Europe.(ヨーロッパに攻撃開始)」
広い部屋の中、無機質な女性たちの声が次々と響いた。

見慣れたウォール街の光景は一変していた。
通りは大勢の投資家たちであふれ、街頭には多くの警官がいた。
「リーマンショック、いやブラックマンデー、それとも世界恐慌の再来かな」
天使の笑顔をもつ男、無敗のA(エース)はつぶやいた。

始業時間になり、アルカディアでは朝のミーティングが行われていた。
無敗のクイーンが、無敗の天然ことテンを含むメンバーにいう。
「お前たちは選ばれし者だ、自分たちが社内、業界、いや世界で一番、偉いと思え。
お前たちに勝てる奴など、この世に存在しない、本日中に必ず目標を達成しろ」

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