2018年7月18日水曜日

銘柄を明かさない理由R185 Sex and the City(中編)

自身には何人かの女友達がいる。
女友達には自身のブログを教えており、今もブログを読んでいるかもしれない。
ちなみに、自身の娘にもブログを教えている。
娘ネタを書くと、ときおり文句をいわれるので、娘は読んでいるようだw

なぜ、このような書き出しになったか理由を書いておく。
昨日から「銘柄を明かさない理由R」は、新章となる第15章が始まった。
第15章の舞台は、初めてとなるアメリカ合衆国(USA)のシカゴ。
若かりし頃に訪れた当時の記憶を思い出しながら、第15章を書いたとお伝えしたw

第15章では、シカゴにある娼婦の館が出てくる。
娼婦の館は想像の産物で、自身はシカゴで娼婦の館を訪れたことはない。
誤解されないよういっておくが、その手の場所を訪れたのはシカゴ以外の街だ。
それでは「銘柄を明かさない理由R ベイビーワールドエンド編」をお届けするw

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第185話 Sex and the City(中編)

イリノイ州のシカゴ。
米国ではニューヨーク、カリフォルニアに次ぐ人口を有する都市。
1929年の世界大恐慌で、市の財政は大幅な赤字になった。
聖バレンタインデーの虐殺を契機に、ギャングが台頭した過去を持つ都市だった。

シカゴの郊外には、知る人ぞ知る高級な娼婦の館があった。
政財界の要人やスポーツ界や芸能界の有名人たちが、ご用達の店だった。
全米一の数を誇る娼婦たちは、容姿端麗で類稀なる知性をもつ女性ばかりだった。
その料金は高額で、庶民に払えるようなレベルの金額ではなかった。

ある若い東洋人男性が、数ヶ月前から頻繁にその館を利用するようになった。
若い東洋人男性は、数日に一度はその館を訪れた。
その館を訪れた若い東洋人男性は、日によって指名する女性を替えた。
若い東洋人男性は、羽振りがよいという噂だった。

若い東洋人男性は、出迎えのボーイや受付スタッフにまで、気前よくチップを弾んだ。
若い東洋人男性の天使のような笑顔に、多くのスタッフが男の虜になった。
またたく間に、若い東洋人男性は常連客の中で、最もファンの多い男になった。
若い東洋人男性からの指名を、娼婦たちも心待ちにするようになった。

ある日のこと、娼婦の館の新人女性に、若い東洋人男性から指名が入った。
新人女性は、先輩たちから、若い東洋人男性のことを聞いていた。
「The time to spend with him is great.(彼と過ごす時間は最高よ)」
新人女性は期待に胸を弾ませながら、部屋で若い東洋人男性が来るのを待った。

ノックのあと、タキシード姿の若い東洋人男性が部屋に入ってきた。
期待に胸を弾ませる新人女性に、東洋人男性は天使のような笑みを浮かべた。
若い東洋人男性はベッドの端に座ると、立ったままの新人女性にいった。
「It's hard to talk, so please sit down.(話しにくいから、座りなよ)」

新人女性はおそるおそる、若い東洋人男性の隣に座った。
若い東洋人男性は、懐から無造作に100ドル札の束を取り出した。
驚く新人女性に100ドル札の束を手渡すと、東洋人男性はいった。
「If you know about BABY contact me.(ベイビーについてわかったら連絡を)」

若い東洋人男性、無敗のA(エース)は連絡先を書いたメモを渡すと部屋を出た。
部屋には、新人女性と連絡先を書いたメモ、100ドル札の束が取り残された。
「The time to spend with him is great.(彼と過ごす時間は最高よ)」。
新人女性は、先輩たちから聞いた若い東洋人男性への言葉の真の意味を理解した。