2018年7月6日金曜日

銘柄を明かさない理由R176 Boys, be ambitious in Christ(前編)

「銘柄を明かさない理由R」の連載を再開して、4日目になる。
連載を再開した「銘柄を明かさない理由R」は、第14章から始まる。
第14章のサブタイトルは「4年後」だ。
つまり、前回の「第13章 レッドドラゴン」から、4年後の物語になるw

「銘柄を明かさない理由R」を、楽しんでいただくコツをお教えしよう。
最初から読んでいただければ、理解は深まるかもしれない。
だが、「銘柄を明かさない理由R」は、数多くのエピソードから成り立っている。
つまり、どこから読んでもいいように構成しているつもりだw

読者の方は、その日の物語を読むだけでいい。
物語を読んで興味を持ったなら、過去の物語を読めばよい。
過去の物語を読んで面白いと思ったら、最初から読めばよい。
それでは「銘柄を明かさない理由R ベイビーワールドエンド編」をお届けするw

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第176話 Boys, be ambitious in Christ(前編)

「Boys, be ambitious」は「Boys, be ambitious like this old man」ともいう。
意味は「この老人のように、あなたたち若い人も野心的であれ」
だが、本当は「Boys, be ambitious in Christ.」だという説もある。
意味は「青年よ、野心を燃やすことなく、人間の本分をなすべく大望を抱け」になる。

メガネをかけた若い男性、21世紀少年は、高級ホテルの会議室を出た。
エントランスロビーを抜け、高級ホテルから外に出ると、近くの公園に向かった。
平日の昼間にも関わらず、公園には多くの人がいた。
空いているベンチに座ると、21世紀少年は4年前のことを回想した。

4年前、21世紀少年は中学生だった。
母親の再婚相手に暴力を振るわれているのを見かねた祖父母に引き取られた。
やがて、株を教えてくれた祖父が亡くなり、祖母と一緒に暮らしていた。
ある日、祖父宛に研究会への誘いが届き、興味本位から研究会に参加した。

そこで研究会を主催する無敗の相場師キングと初めて出会った。
研究会では、仮面の相場師と呼ばれる舞台俳優のおじさんに親切にしてもらった。
今はアメリカにいるウィッグのお姉さんにも親切にしてもらった。
中学からの帰り道、再婚相手の男に待ち伏せされ、殴られそうになった。

殴られそうになったとき、ある証券会社の情報システムの男の人が助けてくれた。
その時、助けてくれた情報システムの男の人と、外資系証券会社に戦いを挑んだ。
戦いが終わったあと、ウィッグのお姉さんが母親に一緒に暮らすよう頼んでくれた。
再婚相手と別れた母親は、祖父母の家に来て、親子で一緒に暮らすようになった。

4年前、多くの大人たちと知り合い、多くのことを学んだ。
世の中にはいい大人もいれば、わるい大人もいる。
あのとき、自分は絶対にいい大人になると決めた。
いい大人になることが、あの人たちから受けた恩に報いることになる。

4年前、中学生だった自分は助けがなければ、わるい大人に立ち向かえなかった。
だが、大学生になった今、1人でわるい大人に立ち向かえる。
世の中には、わるい大人がたくさんいる。
さっきの株式投資セミナーは、わるい大人たちが主催している。

有料会員になると、送られてくる銘柄情報はランダムに抽出された銘柄だ。
騰がる根拠は皆無で、騰がる銘柄と下がる銘柄の割合はほぼ同じ。
騰がった銘柄を売り、下がった銘柄を買い増ししなければ利益を出せない。
さてと、あのワールド株式投資セミナーどうしてやるかな、21世紀少年は思案した。