2015年11月14日土曜日

危機感のない人

自身の知り合い2人の話を書いてみる。
1人は40代の独身男性会社員である。
山の手線内にある賃貸ワンルームから、会社へ通っている。
昼は外食、趣味に金を使っており、月末になると、金融会社から金を借りる自転車操業。

もう1人は30代の既婚男性会社員である。
郊外の新築一戸建てをローンで購入、奥さんは専業主婦、小学生の子供が2人いる。
昼は弁当だが、後輩の面倒見がよく、気前よく後輩に奢っている。
ところがローンの返済割合が高いため、貯蓄はなく、年中、同じスラックスを履いている。

2人の勤務する会社は異なっているが、口を開くと給与への不満ばかりである。
2人には告げてはいないが、2人とも、生涯、資産を形成することはできないとみている。
あまりにも将来に対する危機感が、なさすぎるのである。
貯蓄のできない生活をしていれば、将来、どうなるのか分かっていないのである。

収入が増えないのであれば、支出を抑えるしかない。
先の1人は、郊外の賃貸に引越し、昼は弁当を持参、趣味の費用を抑えなくてはならない。
後の1人は、一戸建てを売却、中古物件に引越し、後輩に奢るのを止めなくてはならない。
もしリストラされ、転職先が見つからなければ、恐ろしい運命が待ち受けているのである。