2024年9月15日日曜日

【エッセイ】法律の知識が大切だと思う理由

経営者にとって必要な知識に、法律の知識がある。
詳細は知らなくても、何を規制する法律なのかを理解しておく必要があるとされている。
理由は、理解しておけば、トラブルを防いだり、発生時に適切に対応できたりするため。
個人的には、経営者以外の全ての人にとっても、法律の知識は大切だと思っているw

1970年代、松下幸之助氏が、日米の会社の違いについて書いたコラムがある。
日本の会社は従業員が何万人もいるが、顧問弁護士はいても、社員に弁護士はいない。
ところが、米国の現地法人は従業員が数千人にも関わらず、社員に弁護士が4人もいる。
伝票1枚でも訴えられるリスクがあり、リーガルチェックする必要があるためらしいw

松下氏は、米国では法律が複雑なため、社員に弁護士が必要なのだろうとしている。
このことから、法治国家とは先進国ではなく、中進国かもしれないとしている。
自身は米国の法律が複雑なのかは知らないが、日本の法律は複雑だと思う。
日本は、法律を理解している人が少ないことが、これらの原因ではないかと思っているw

以前、ある年金の手続きで、年金事務所から必要な書類を教えてもらったことがある。
取り寄せなくてはならない書類があったが、関連する法律を確認したところ不要だった。
年金事務所にも確認したところ、案内ミスで今回は必要ありませんとのことだった。
もし、法律を確認していなければ、必要のない書類を取り寄せるところだったw

他にも、ある役所の窓口で、公的証明書の写しを求められたことがあった。
具体的には、提示した運転免許証のコピーを取りたいといわれた。
自身が必要な理由を確認すると、理由は答えず、コピーも取らなかった。
何かを疑ったのだろうが、求めるための法的根拠がなかったのだろうw

過去の経験から、法的根拠を理解している上司は多いように思う。
だが、法的根拠を理解している担当は少ないように思う。
ギモンに思っても、法的根拠まで確認する人が少ないことが理由だろう。
個人的には、不要な書類を提出している人は、意外と多いのではと思っているw

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