2019年9月23日月曜日

【エッセイ】「上級国民/下級国民」を読んで納得したこと

先日、読んだ「上級国民/下級国民」に、妙に納得した箇所があったので書いてみる。
「産業革命以降の知識社会とは、そのなかで論理・数学的能力と言語運用能力を持つ者が富と名声を独占する人類史上きわめて異常な社会です。(中略)知識社会における経済格差とは、『知能の格差』の別の名前でしかありません」w

自身は、食費や日用品費などの生活費を、株の配当で賄っている。
給与振込口座から生活費を引き出すことはないので、口座残高は増え続けている。
ある程度、貯まれば、株を購入するので、さらに配当が増える。
年々、保有する株数、すなわち金融資産は増え続けているw

世間では、株式投資はハイリスクハイリターンの投資だとされている。
儲かる人は一部で、多くの人が損をするイメージを持っている人が多い。
だが、株式投資の本質とは企業に出資、金を貸すことに他ならない。
すなわち、株主になるということは、資本家になるということなのであるw

フランスの経済学者、トマ・ピケティは統計データから、下記の事実を導き出している。
r(資本収益率)>g(経済成長率)
資本収益率は、1914~70年の一時期を除いて、経済成長率を終始上回っており、長期的にr>gという不等式が成り立つという事実であるw

企業が倒産しない限り、出資している資本が無くなることはない。
また、配当がなくならない限り、資本収益率はマイナスにはならない。
また、トマ・ピケティが導き出した事実から、資本収益率は経済成長率を上回る。
このことに気づかない人が多いため、経済格差は広がり続けるのであるw

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