2019年1月23日水曜日

【予告編】銘柄を明かさない理由R クーロンズ・アイ編

本ブログには、自身が初めて書いた小説「銘柄を明かさない理由R」がある。
5人の無敗の相場師、ロイヤルストレートフラッシュの物語である。
そして彼らを取り巻く人々の物語でもある。
もちろん、素人が書いた小説なので、プロの方が書いた小説の足元にも及ばないw

主要登場人物は、無敗の天然こと10(テン)、無敗の相場師J、無敗のクイーンことQ。
無敗の大物相場師キングことK、無敗の若き相場師エースことAである。
一旦、完結していたが、続きを書きたくなったので再開した。
再開したのは「銘柄を明かさない理由R ベイビーワールドエンド編」だw

自身としては「ベイビーワールドエンド編」で一旦、終わるつもりだった。
だが、昨年から相場が下がり続けており、創作意欲がわいてきた。
なぜなら、株は「安く買って、高く売る(Buy low,Sell high)」が基本だからだ。
という訳で「銘柄を明かさない理由R クーロンズ・アイ」の予告編をお届けするw

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スイスで最も美しいといわれる教会。
教会の中では、1人の黒髪の女性が祈りを捧げていた。
「神様、この運命から私たちをお救いください」
黒髪の女性は祈り続けた。

上海ワールドフィナンシャルセンターのオフィスフロアの1室。
男は椅子に座ると、引き出しから1枚の写真を取り出した。
色あせた写真には、母親に抱かれた幼い女の子が写っていた。
「春鈴(シュンリン)、今、どこにいるんだ」、男はつぶやいた。

上海の西郊外の長寧区にある上海虹橋国際空港。
第1ターミナル(1号航站楼)から出てきた男は、路線バス乗り場に向かった。
上海駅方面行きの乗り場を見つけた天使の笑顔を持つ男は、近くにいた女性に尋ねた。
「チケットは先払いですか」、男は無敗の相場師A(エース)だった。

都内のある調査会社。
調査会社の社員にある依頼が来た。
ある日本人男性の生い立ちを調べて欲しいか。
簡単な依頼だな、調査会社の社員である無敗のJ(ジャック)は思った。

世界有数の繁華街である新宿の路地裏。
数人の男に取り囲まれた21世紀少年は窮地に陥っていた。
そのとき、路地の入口から2人の男が現れ、1人の男が21世紀少年にいった。
「困っているなら力になるぜ」

日本の国益を守る組織に属する男、ジョーカー。
ある日、組織からジョーカーに1通のメールが届いた。
クーロンズ・アイ、九龍の眼のことを調べろか。
実に面白い指令だ、ジョーカーは不敵な笑みを浮かべた。

大阪難波にあるタワーマンションの1室。
「くーろんず・あい?
なんや、それって、人の名前か、それとも地名かなんかか?」
浪花の相場師こと淀屋初代本家の男は、電話の相手に聞いた。

都内にある証券会社の資産運用部署、通称アルカディア。
無敗のクイーンは、ある報告書を読み終えた。
ま、まさか、あの男がクーロンズ・アイの創始者だったとは。
無敗のクイーンは、あまりの衝撃に動くことができなかった。

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