2017年12月9日土曜日

【投資手法】利食い千人力に騙されない

「利食い千人力」という相場格言がある。
いくら含み益があっても、売らないと利益が確定しない。
欲を出さずに、売って利益を確定しなさい。
利益を確定(利食い)することは、千人の味方に匹敵するという教えであるw

多くの個人投資家は、この教えをギモンを感じることなく受け入れている。
ある程度の含み益が出たら、売って利益を確定する。
売った後に、株価が下がれば、売ってよかったと思う。
売った後に、株価が騰がれば、売るんじゃなかったと思うw

しかしながら、この教えは大きく矛盾している。
どこが矛盾しているのか、わからないって。
矛盾しているのは「欲を出さずに、売って利益を確定しなさい」だ。
欲を出すなといっているにも関わらず、利益を確定しなさいといっているw

偉大なる相場師達に共通する教えからすると、正しくは以下になる。
「欲を出さずに、売って利益を確定しない」
自身は株式投資を始めてから10年以上になる。
元本引上げの売りは行なっているが、利益を確定したことは1度もないw