2017年11月28日火曜日

【コラム】愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ

福澤桃介氏、本多静六氏、是川銀蔵氏など、日本には偉大なる相場師がいた。
彼らは著書を残し、我々に株式投資について数多くのことを教えてくれている。
彼らの投資手法は、驚くほど共通点が多い。
例えば、現物株での長期投資で決して損失を確定しないことであるw

自身は彼らの著書を読んで、不思議に思ったことがあった。
彼らは手がけた株は明かしても、売買時期についてはほとんど明かしていない。
自身にしてみれば、最も知りたかったのは彼らの売買時期だった。
だが今はわかる、彼らが売買時期を明かさなかった理由がw

彼らは売買時期を意図的に明かさなかったのではない。
最適な売買時期は誰でもわかるだろうと思い、明かさなかっただけなのである。
「Buy low,Sell high(安く買って、高く売れ)」という相場格言がある。
彼らはこの相場格言、株式投資の原理原則を忠実に守り続けただけなのであるw

何だって、安いときと高いときがわからないって。
株が安いとき、高いときを知るのは簡単だよ。
株が安いときは「日経平均が○年ぶりの安値」と報道される。
株が高いときは「日経平均が○年ぶりの高値」と報道されるからだよw