2023年10月22日日曜日

【これから株を始める君へ】もうはまだなり まだはもうなり

「もうはまだなり まだはもうなり」の意味は、もう底だと思えるようなときは、まだ下値があるのではないかと一応考えてみなさい。反対に、まだ下がるのではないかと思うときは、もうこのへんが底かもしれないと反省してみてはどうかというものだ。
つまり、微妙な相場の変化に対して、自分だけの独善的な判断を振り回すことが、いかに危険であるかを説いた言葉といえよう。
事実、心のなかでまだ買うのは早いと思っているときに相場は上がっていき、まだ上がるだろうと思っていると下がってしまう。そういう経験をお持ちの方は多いだろう。投資家の心理と相場の行き違いをズバリ言いあてた格言として、実用価値は十分にありそうだ。
(日本証券業協会 相場格言集「もうはまだなり まだはもうなり」より)

下図は、ある銘柄が上場してからの株価チャートだが、上場来の安値圏にある。
配当利回りは5%を超えているが、株の定価であるBPS(一株当たり純資産)の半値以下。
今までにこの銘柄を買っており、含み損になっていたら、底だと思われるだろうか。
なお、株式アナリストの意見は「買いを推奨しない」が圧倒的に多いw

上図は、8306 ㈱三菱UFJフィナンシャル・グループの2020年3月までのチャート。
下図は、現在までのチャートだが、直近の底値圏だったことがわかる。
その後、1年近く、8306は底値圏で推移することになる。
底値圏で推移した後、大きく上昇、今は当時の株価の2倍を軽く超えているw

「もうはまだなり まだはもうなり」と思い、ここで全力買いできなかった人は多い。
自身もまだ下がると思い、全力買いはせず、半年後に追加の買いをしたが、底で買えた。
「もうはまだなり まだはもうなり」と思ったときは、全力買いしないこと。
ある程度の期間が過ぎてから、追加の買いをするか検討すればよいw

0 件のコメント:

コメントを投稿