2017年5月17日水曜日

【コラム】金持ちの定義について考える

その人の欲求によって、金持ちの定義は異なると考えている。
強欲な人は欲求を満たすため、多くのお金が必要になる。
かたや質素な人は欲求も質素なため、少ないお金で事足りる。
つまり、資産が欲求を満たすためのお金以上であれば金持ちともいえるw

生まれつき使い切れない資産に恵まれる人もいるが、極めて少数だ。
多くの人の生涯収入を含めた資産は限られている。
そのことが解っているからこそ、人は欲求を満たすために他の物を我慢する。
あるいは、欲求を満たすためのお金を節約して貯めようとするw

偉大なる相場師の1人に、本多 静六氏がいる。
彼は給与の4分の1を貯蓄、その資金を元手に株式投資により大きな財を成した。
だが考えてみて欲しい、そもそも彼の欲求とは何だったのかを。
彼の欲求は「うまいものを食いたい」、「いい女を抱きたい」だったのだろうかw

彼は日々、1ページの原稿を書くようにしており、多くの著書を残している。
彼の欲求とは「書くこと」だったのだと、自身は考えている。
彼には原稿を書く道具と、必要最低限の暮らしさえあればよかったのである。
資産ではなく、どのような欲求があるかが金持ちになる鍵なのかもしれないw