2025年6月9日月曜日

【エッセイ】定年後の3つの問題に「孤独」がある理由

自身はバブル期に就職したバブル世代になる。
当時は家庭より仕事を優先する人が多かった。
パワハラする人も多く、心身ともに疲弊した人の多い時代だった。
仕事より家庭を優先する時代への変化を感じながら、過ごしてきたw

他に変化を感じたことの一つに、高齢者に対するイメージがある。
バブル期までの高齢者のイメージは、よかったように思う。
定年まで働いた後、年金で悠々自適の日々を過ごしている。
地域の集まりなどでは中心的な立場だが、普段は物静かで穏やかなイメージw

バブル期以降の高齢者のイメージは、よくないイメージに変わっていった。
定年後も再雇用や嘱託で働き続けるが、職場で"老害"と呼ばれたりする。
家族からは相手にされず、休日は自宅に引きこもっている。
地域の集まりなどでは孤立することが多く、いつも不機嫌で怒りっぽいイメージw

自身はネット黎明期から、ネットを利用しており、比較的、利用歴は長い。
初期の高齢のネットユーザーは、穏やかで知的なイメージの方ばかりだったように思う。
近年の高齢のネットユーザーにも、穏やかで知的なイメージの方はいる。
だが、利用規約を守らず、トラブルを起こす高齢者もいるように思うw

高齢者の運転による自動車事故が報じられることが多い。
スーパーで万引きしたりする高齢者も増えているらしい。
刑務所では、高齢の受刑者の介護に多額の費用がかかっているらしい。
ふと気になったので、高齢者の犯罪について調べてみたw

下図は、警察庁のデータを元にした「刑法犯検挙人員と高齢者の割合の推移」。
刑法犯の検挙人員が減少している中、高齢者の割合が増加している。
高齢者の割合は、1986年の2.6%から、2022年の23.6%に上昇している。
刑法犯の検挙人員の4人に1人ほどが、高齢者であることがわかるw

高齢者の犯罪の7割ほどが、万引き、占有離脱物横領、暴行及び傷害。
占有離脱物横領は、置き引きや落とし物を自分のものにしてしまう行為。
万引きについては、他の年齢層と比べて、高い水準を維持している。
暴行については、高い増加率を示しているらしいw

高齢者による万引きの背景には、下記があるといわれている。
・血縁、地縁、その他のコミュニティとの関係が希薄になっている。
定年後に「お金」「健康」「孤独」の3つの問題があるといわれている。
3つの問題に「孤独」がある理由が理解できたように思うw

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