「老いては子に従え」という古くからのことわざがある。
意味は、年老いてからは、何事も子供に任せて従ったほうがよい。
要は、自分の年齢や体力などと相談して、引き際を考えることを勧めている。
だが、自身が知る限り、老いても子に従わない親は多いw
たとえば、家族が運転しないで欲しいといっても運転する高齢者。
明らかに運転能力が衰えているのに、大丈夫だといい運転する。
自身の父親は、運転中に操作がわからなくなり、路肩に停め、母親に助けを求めた。
もし、路肩に停められず、事故を起こしていたらと思うと、笑えなかったw
父親が亡くなった際、遺産相続協議を行った。
母親が法定相続分だと現金が少ないので、多く欲しいといった。
投資詐欺などに騙される可能性があるため、多くしたくなかった。
だが、いっても聞かないだろうなと思ったので、希望通りにしたw
自身の親は、子に従わなかった。
事故を起こしたり、騙されたりすることはなかったが、運がよかっただけだと思う。
いつ、事故を起こしたり、騙されても、おかしくなかった。
本人は満足だったかもしれないが、家族は心配していたw
当たり前だが、いつかは子は親を超える。
両親は中卒だったが、学生時代に宿題を見てくれたことがある。
そのときに、親の教え方が間違えており、親を超えたと思った。
親も気づいてただろうが、プライドがあったのか、超えたことを認めなかったw
娘が大学生時代、大学のテキストを見せてもらったことがある。
自身が専攻していない科目だったこともあるが、全く理解できなかった。
そのときに娘に超えられたと思ったが、超えられたことを嬉しく思った。
娘に超えられたので、老いたら素直に従いたいと思っているw
1999年、D・ダニング氏とJ・クルーガー氏が下記の論文を発表した。
「未熟かつ無知 自分の無能さはいかにして過大な自己評価をもたらすか」
論文によると、学校のテストや集団のクイズで、ある傾向が見つかった。
傾向は、点数の低い人たちの中に、平均よりも高いと思っている人が意外と多いことw
つまり、未熟な人ほど、自分の能力を過大評価する傾向にあるらしい。
「ダニング=クルーガー効果」といい、メタ認知能力(※)が低いことが理由らしい。
能力の低い人は、自分の能力を把握する能力も低いことになる。
老いても子に従わない親は、メタ認知能力が低いのかもしれないw
(※メタ認知能力:自分が認知していることを客観的に把握する能力)
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