2025年6月25日水曜日

【コラム】人を育てられる人が少ない理由

自身はバブル期に就職したバブル世代。
就職してから卒業するまで、会社員として働いてきた。
会社員時代、人を育てられると思った人は数人しかいなかった。
子育てにも共通する部分があるように思うので書いてみるw

連合艦隊司令長官だった山本五十六氏の人を育てるための格言で、下記がある。
「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ。」
自身の周囲にも、この格言を実践している人は多かった。
自身もこの格言を知ってから、仕事を教える時は実践するようにしていたw

会社員を卒業してから、上記の格言は一部で、全文は下記であることを知った。
「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ。
話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず。
やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず。」w

全文は「動かし方」「育て方」「成果の出させ方」について書かれている。
前述の格言は「動かし方」についてしか書いていないことになる。
会社員時代、人を育てられると思った人は数人しかいなかった。
今、思うと、その数人は「育て方」「成果の出させ方」まで実践できていたように思うw

山本五十六氏の言葉に下記がある。
「実年者は、今どきの若い者などということを絶対に言うな。 なぜなら、われわれ実年者が若かった時に同じことを言われたはずだ。今どきの若者は全くしょうがない、年長者に対して礼儀を知らぬ、道で会っても挨拶もしない、 いったい日本はどうなるのだ、などと言われたものだ。その若者が、こうして年を取ったまでだ。だから、実年者は若者が何をしたか、などと言うな。何ができるか、とその可能性を発見してやってくれ。」w

自身が若かりし頃、年長者から「今どきの若い者は・・・」とよくいわれた。
就職してからは、上司や先輩に「今どきの新入社員は・・・」とよくいわれた。
当たり前だが、いわれる側としては、気分のよいものではない。
自身は、若い世代を否定するような言葉はいわないようにしていたw

若かりし頃、公共の場でマナーを守らない子どもが多かった。
そういう子どもがいると、叱る高齢者がいた。
近年は、公共の場でマナーを守らず、注意される高齢者が増えている。
自身も何度か注意したことがあるが、時代が変わったなと思うw

子どもの場合、先が長いので、将来に期待できる。
高齢者の場合、先が短いので、将来に期待できない。
自分の人生なので、生きたいように生きればよいと思う。
ただ、他者には迷惑をかけないようにして欲しいと思うw

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