2026年6月9日火曜日

【本日の取引】20260609~本日の取引はなし

自身は、レバレッジ型やインバース型ETFを手がけている。
これらは、主に短期売買により利益を得ることを目的とした商品。
したがって、投資経験の浅い方や日中取引ができない方にはオススメしていない。
だが、誰かの参考になればと思い、取引内容を発信しているw

本日の取引は以下の通り。
前場------------------------------------------
・なし
後場------------------------------------------
・なしw

朝の気配から、相場は高値圏で推移する可能性が高いと思った。
することがないので、休むも相場にした。
終わってから確認すると、保有株は上がっていた。
インバース型ETFが下がったので、前日比はマイナスだったw

下図の上は、2015年からの日経平均株価とTOPIXの推移。
下は、2015年からのTOPIXとユーロ円、ドル円の推移。
先日、含み損だった銘柄が含み益になったので、全数売り抜けた。
本日の取引終値を確認すると、売値より2割以上、下がっていたw
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追記(今宵の酒の肴)
今宵の酒の肴は乾きものなので、画像はなし。
高齢者の事故が急増しているように思う。
高齢ドライバーによる事故、高齢労働者による建設現場での事故など。
個人的には、これらの事故は減少させることができると思うw

減少させるには、高齢になったら車の運転をせず、建設現場で働かないこと。
よく車を使わないと生活できないという意見がある。
この意見だと、お迎えが来るまで、車を運転することになる。
車を使わなくても生活できるようにすればよいだけの話だと思うw

高齢労働者による建設現場での事故も同じ。
常に危険と隣り合わせの建設現場で働かなければよい。
収入が下がるかもしれないが、建設現場より安全な職場はいくらでもある。
高齢者の事故を聞くたびに、なぜ、自らリスクをとろうとするのかと思うw

【小説】神崎教授とAIの事件ファイル:EP44 大都市のラビリンス

【AI(人工知能)による作品紹介】
人間とAIのバディに解けない謎はない。日本を襲うハッキングテロ。崩壊する医療、迫る停電のタイムリミット。未曾有の国家危機に立ち向かうのは、神崎教授と亡き妻の思考を学習したAIだった。緻密な伏線とハイスピードな展開で魅せる、新時代のサイバーミステリー!
【登場人物】
・神崎零壱(かんざきれいいち)
元東京中央技術大学 情報工学科の教授。日本の情報工学の第一人者で、インターネットの普及に貢献した。2020年に定年退職、現在は年金生活。子どもは独立、妻に先立たれてからは、東京都北区にある築40年以上の二階建て住宅で、妻の思考を学習させたAI(人工知能)と暮らしている。NCOによるコード名はM2。
・神崎悠季(かんざきゆき)
神崎零壱の妻で結婚してからは専業主婦だった。2015年にアルツハイマーを発症。東京中央技術大学病院のアルツハイマー新薬研究プロジェクトの治験に参加するが、治験途中に亡くなる。看護師が気づけなかった投薬装置の故障による過剰投薬が原因と推測されたが、因果関係は不明。
・AI(YUKI)
神崎零壱が神崎悠季の思考を学習させたAI。神崎零壱のことを誰よりも把握している。自宅にかかってきた電話に音声で対応、電話をかけることもできる。受信したメールに対する返信を作成して送信できるなどの機能も搭載している。
・御堂健伍(みどうけんご)
東京中央技術大学病院の病院長。元アルツハイマー新薬研究プロジェクトの責任者。神崎零壱に神崎悠季の治験への参加を勧めたことに責任を感じている。
・佐藤波流(さとうはる)
東京中央技術大学 情報工学科 2020年卒の神崎教授の教え子。警視庁 サイバー犯罪対策課。NCOによるコード名はK2。
・上条雷人(かみじょうらいと)
東京中央技術大学 情報工学科 2010年卒の神崎教授の教え子。元米国IT企業「ダーウィンスペース」日本法人の社員。「ダークマップ」管理人。サイバーテロを計画し実行する。
・華喜多美代子(はなきたみよこ)
元東京中央技術大学病院の看護師。神崎悠季を故意に死亡させたと、世間からバッシングされ、退職を余儀なくされる。上条雷人とは異父兄妹。
・雅(みやび)
東京中央技術大学 情報工学科 2010年卒の神崎教授の教え子。国家サイバー統括室(NCO)。本名は美矢部(みやべ)。
・佐倉井(さくらい)
東京中央技術大学 情報工学科 2010年卒の神崎教授の教え子。防衛省 情報本部 特殊情報分析室。NCOによるコード名はJ1。
・高柳(たかやなぎ)
副業でハッキングをしている会社員。NCOによるコード名はM1。
・鳩山(はとやま)
東京都の総務局 文書管理課の職員。NCOによるコード名はT1。
・沢渡(さわたり)
警察庁の警備局 公安警察。

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EP44  大都市のラビリンス 

神崎と高柳は正面ロビーにある椅子に座り、佐倉井が来るのを待っていた。
「遅いですね、佐倉井さん。」、高柳が横の神崎にいう。
「追加のミッションがあったから、報告することも多いんだろ。」、神崎がいう。
ロビーの奥から、佐倉井が歩いてきた。

「お待たせしました、病院へ戻りましょう。」、二人の前に来た佐倉井がいう。
3人は正面玄関から出ると、待っていた黒のセダンに乗り込んだ。
「出せ。」、助手席の佐倉井が運転手にいうと、病院へ向かって走り出した。
「これでお二人のミッションは終わりです、ありがとうございました。」、佐倉井がいう。

「次は佐藤くんたちのミッションだね。」、神崎がいう。
「はい、先ほど、お二人のミッションが終わったことを連絡しました。
すぐに次のミッションが始まると思います。」、佐倉井がいう。
「いよいよ、上条の逮捕ですね。」、高柳がいう。

「はい、今までは機密データの件があったので、逮捕できませんでした。
機密データを削除、『オムニサイト』も無効化できたので、逮捕できます。」、佐倉井がいう。
「前に、美矢部くんがいってた、他国が上条と接触しようとしている件。
その件は大丈夫なのか。接触されてないのか。」、神崎がいう。

「24時間体制で監視していますが、接触した様子はないそうです。」、佐倉井がいう。
神崎が横の高柳を見ると、何かいいたそうな顔をしていた。
「高柳くん、何か気になることがあるのかね。」、神崎がいう。
「今までの上条の行動から、すでに他国は接触しているような気がします。」、高柳がいう。

「どうして、そう思うのですか。」、佐倉井がいう。
「同じハッカーだからです、ハッカーはあらゆる事態を想定して行動します。
上条も他国が接触してくることは想定していたと思います。」、高柳がいう。
「上条は他国が接触してきても、相手にしないと思っています。」、佐倉井がいう。

「私が上条の立場だったとしても、相手にしません。
相手にすると、それだけ自らのリスクが大きくなるからです。」、高柳がいう。
「相手にしないのであれば、問題ないんじゃないかね。」、神崎がいう。
「相手にはしませんが、自らのために利用すると思います。」、高柳がいう。

東京都千代田区の警視庁。
新宿での聞き込みから帰ってきた佐藤は1階でエレベーターが来るのを待っていた。
到着音がし、扉が開くと、エレベーターに乗り込んだ。
サイバー犯罪対策課のある5階を押すと、1人の男が乗り込んできた。

「おや、奇遇だね、聞き込みからの帰りかい。」
佐藤が振り返ると、公安の沢渡がいた。
「はい、沢渡さんも5階ですか。」、佐藤がいう。
「ああ、5階でいいよ。」、沢渡がいう。

扉が閉まり、上昇し始めたエレベーターの中には、佐藤と沢渡の2人だけだった。
「M2のミッションが終わった、次のミッションを開始してくれ。」、沢渡がいう。
えっ…今、何ていった…沢渡さんはこちら側の人だったのか…。
誰も信用できないと思っていた佐藤は驚きで言葉が出なかった。

「君を守ること、君への連絡をすることが私のミッションだ。
表立ってのサポートはできないが、できる限りのことはさせてもらう。
君のミッションが、最後のミッションになるので、よろしく頼む。」
沢渡はそういい残すと、5階に着いたエレベーターから降り、対策課へ歩いて行った。

佐藤は非常階段へ行くと、壁に背をつけて、考え始めた。
沢渡さんがいる公安が対策課に乗り込んできたのは、犯人の要求動画が放送された翌日。
そのときから、沢渡たちは捜査員たちの様子を見ているだけだった。
余計なことをしていないか、監視されているのだと思っていた。

公安の中には、本当に監視している人もいるかもしれない。
だが、沢渡さんは私を守ってくれていたんだ。
さっき、エレベーターに乗り込んできたのも偶然じゃない。
会議後に渡された筆記具に仕込まれたGPSの位置情報を確認して、待ってくれていたんだ。

M2のミッションが終わったってことは、神崎先生のミッションが終わったってこと。
これから警察庁のK1と私に託されたミッションは、上条の逮捕。
部屋に戻ったら、岩田さんに上条が生活拠点にしているマンションを報告する。
どのように報告するか考えた佐藤は、対策課へ向かった。

対策課へ戻った佐藤は、岩田に上条が生活拠点にしているマンションを報告した。
岩田は別室にこもっている公安に報告しにいったが、長い時間、出てこなかった。
やがて、出てきた岩田が捜査員たちにいった。
「上条を逮捕するための打ち合わせを行うので、集まってくれ。」
※本作に登場する手法は防犯上の観点から一部改変しています。

2026年6月8日月曜日

【本日の取引】20260608~本日の取引はなし

自身は、レバレッジ型やインバース型ETFを手がけている。
これらは、主に短期売買により利益を得ることを目的とした商品。
したがって、投資経験の浅い方や日中取引ができない方にはオススメしていない。
だが、誰かの参考になればと思い、取引内容を発信しているw

本日の取引は以下の通り。
前場------------------------------------------
・なし
後場------------------------------------------
・なしw

朝の気配から、相場はさえない値動きで推移する可能性が高いと思った。
することがないので、休むも相場にした。
終わってから確認すると、保有株は下がっていた。
インバース型ETFは上がったが、前日比はマイナスだったw

下図の上は、2015年からの日経平均株価とTOPIXの推移。
下は、2015年からのTOPIXとユーロ円、ドル円の推移。
米国市場が大きく下がり、日本市場も大きく下がった。
米国も日本も利上げの可能性が高まっているので、注視しているw
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追記(今宵の酒の肴)
今宵の酒の肴は乾きものなので、画像はなし。
熊による被害が社会問題になっている。
最近、市街地に出没する熊が多く、驚かされる。
かって、駆除から保護へ方針転換したため、個体数が増えたことが原因らしいw

動物園では檻に入っている熊が、市街地にいるのだから、異常事態だと思う。
昔は同じことがあれば、山狩りなどで個体数を減らしたと思う。
ところが今は被害が起きてから、駆除するという悠長なことをしている。
個体数を減らそうとしない理由が、自身にはわからないw

【小説】神崎教授とAIの事件ファイル:EP43 雷鳴のパルス

【AI(人工知能)による作品紹介】
人間とAIのバディに解けない謎はない。日本を襲うハッキングテロ。崩壊する医療、迫る停電のタイムリミット。未曾有の国家危機に立ち向かうのは、神崎教授と亡き妻の思考を学習したAIだった。緻密な伏線とハイスピードな展開で魅せる、新時代のサイバーミステリー!
【登場人物】
・神崎零壱(かんざきれいいち)
元東京中央技術大学 情報工学科の教授。日本の情報工学の第一人者で、インターネットの普及に貢献した。2020年に定年退職、現在は年金生活。子どもは独立、妻に先立たれてからは、東京都北区にある築40年以上の二階建て住宅で、妻の思考を学習させたAI(人工知能)と暮らしている。NCOによるコード名はM2。
・神崎悠季(かんざきゆき)
神崎零壱の妻で結婚してからは専業主婦だった。2015年にアルツハイマーを発症。東京中央技術大学病院のアルツハイマー新薬研究プロジェクトの治験に参加するが、治験途中に亡くなる。看護師が気づけなかった投薬装置の故障による過剰投薬が原因と推測されたが、因果関係は不明。
・AI(YUKI)
神崎零壱が神崎悠季の思考を学習させたAI。神崎零壱のことを誰よりも把握している。自宅にかかってきた電話に音声で対応、電話をかけることもできる。受信したメールに対する返信を作成して送信できるなどの機能も搭載している。
・御堂健伍(みどうけんご)
東京中央技術大学病院の病院長。元アルツハイマー新薬研究プロジェクトの責任者。神崎零壱に神崎悠季の治験への参加を勧めたことに責任を感じている。
・佐藤波流(さとうはる)
東京中央技術大学 情報工学科 2020年卒の神崎教授の教え子。警視庁 サイバー犯罪対策課。NCOによるコード名はK2。
・上条雷人(かみじょうらいと)
東京中央技術大学 情報工学科 2010年卒の神崎教授の教え子。元米国IT企業「ダーウィンスペース」日本法人の社員。「ダークマップ」管理人。サイバーテロを計画し実行する。
・華喜多美代子(はなきたみよこ)
元東京中央技術大学病院の看護師。神崎悠季を故意に死亡させたと、世間からバッシングされ、退職を余儀なくされる。上条雷人とは異父兄妹。
・雅(みやび)
東京中央技術大学 情報工学科 2010年卒の神崎教授の教え子。国家サイバー統括室(NCO)。本名は美矢部(みやべ)。
・佐倉井(さくらい)
東京中央技術大学 情報工学科 2010年卒の神崎教授の教え子。防衛省 情報本部 特殊情報分析室。NCOによるコード名はJ1。
・高柳(たかやなぎ)
副業でハッキングをしている会社員。NCOによるコード名はM1。
・鳩山(はとやま)
東京都の総務局 文書管理課の職員。NCOによるコード名はT1。
・木村(きむら)
東都電力 代々木変電所 送電技術部長。

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EP43   雷鳴のパルス

「システム内の『オムニサイト』は無効化できたんですね。」、送電技術部長の木村がいう。
「『オムニサイト』は落雷などがあると安全モードに移行する。
落雷に似せた電気信号を送ることで、安全モードに移行させた。
安全モードに移行すると、再起動しない限り、外部から操作できんからな。」、神崎がいう。

「ありがとうございました。次は地下の変電所ですね。」、木村がいう。
「古い変電所は、システムを使って、電気信号を送ることができません。
そのため、送電線を使ったPLCで、落雷に似せた電気信号を送ります。」、佐倉井がいう。
「わかりました、では私が案内しますので、ついてきていただけますか。」、木村がいう。

「先生、私も行った方がいいですか。」、高柳がいう。
「高柳くんは、ここの人たちに今回の対策をレクチャーしてやってくれ。
また新たに『オムニサイト』を仕込まれる可能性があるからな。」、神崎がいう。
「わかりました、お気をつけて。」、高柳がいう。

木村、神崎、佐倉井の3人は、指令室を出ると、エレベーターに乗り、1階へ降りた。
「地下へは建物の裏にある従業員用出入口から降ります。」、歩きながら木村がいう。
「セキュリティが厳しくないからですか。」、佐倉井がいう。
「反対です。セキュリティを厳しくしているからです。」、木村がいう。

正面玄関横の関係者出入口から出た3人は駐車場の歩行者通路を通り、建物の裏に回った。
スチール製の従業員用出入口ドアを開け、中へ入った。
受付の警備員に胸のIDバッジを見せ、通路の奥へと進むと、スチール製の扉があった。
扉の脇にある虹彩認証用モニターに木村が右目を近づけると、扉が音もなく開いた。

中は地下直通のエレベーターホールになっており、木村が昇降ボタンを押した。
「地下変電所へ入ることができるのは、社内でも限られた人間だけです。
入場するには、あらかじめ虹彩データを登録しておく必要があります。」、木村がいう。
エレベーターの到着音がし、3人は乗り込み、地下へ降りた。

エレベーターを降りると、地下数階分を吹き抜けにした大空間が広がっていた。
そこはまるで、近未来の巨大工場のようだっだ。
銀色に鈍く光る無数の金属パイプが、縦横無尽にうねっていた。
パイプの中には、都心の超高層ビル群や鉄道網を動かすための、電流が流れている。

奥には、家一軒分ほどもある巨大な変圧器があった。
灰色の床は塵一つなく、壁には計器類のランプが整然と並んでいた。
中では、熱を逃がすための強力な空調の風が舞っていた。
文字通り『都心の心臓部』を思わせる空間だった。

左手奥の計器類の前には数名の作業員が待機していた。
3人が近づくと、作業員の1人が前に出ていった。
「現場責任者の山中です、こちらが手動式の高周波インジェクターになります。
これを使えば、各地の変電所に電気信号を送ることができます。」

「送電システムと繋がっていない変電所に送る準備はできているか。」、木村がいう。
「はい、すでに各系統への接続も終わっています。」、山中がいう。
「では、伝えておいた電気信号の送信を頼む。」、木村がいう。
「かしこまりました。」、山中がいい、作業員たちが位置について作業を始めた。

しばらくすると、「あれ…」、「おかしいな…」という小声が聞こえてきた。
計器盤に近づいた神崎が見ると、モニターに表示されている波形が乱れていた。
うまく同調することができないんだな。
神崎は気づいたが、しばらく彼らに任せることにした。

「ちょっとそこ、どいてもらいましょうかね。」
背後から声がし、振り返ると、高齢の作業員が手袋を外しながら歩み寄ってきていた。
作業員たちが計器盤の前を空けると、高齢の作業員が調整ダイヤルへ手を伸ばした。
「こいつにはクセがあってね、慎重にやらねえと、中で電気が暴れちまう。」

高齢の作業員はモニターをちらりと見ただけで、ダイヤルを慎重に回し始めた。
その目は、長年、変電所の息遣いを聞いてきた者にしかできない、深い光を宿していた。
「コイルが少し暖まると、一瞬だけ抵抗が下がる、そこに信号をぶちこむんでさあ。
よし、今だ。」、高齢の作業員が空いている左手でスイッチを押した。

モニターの波形がきれいな波形になり、遮断器の作動音が響いた。
赤かった監視ランプが、安全を示す緑色へと変わった。
「いやあ、年寄りの経験が役に立ちましたな。」
高齢の作業員は照れくさそうにすると、その場を後にした。

呆気にとられている神崎と佐倉井に、木村がいう。
「あの方は、都内の変電所をいくつも立ち上げてきた伝説の現場監督なんですよ。
嘱託になった今でも、機械の音だけで、どこが悪いのか、当ててしまう。
この計器盤に、あえてアナログのつまみを残させたのも、あの方の進言なんですよ。」
【電力線通信(Power Line Communication)】
既存の電源コンセントに専用アダプターを挿すことで、電気を供給する電力線をネットワーク通信回線としても利用する技術。新たなLANケーブルの配線工事が不要となり、電波の届きにくい場所でも安定した通信環境を構築できる。
【高周波インジェクター(高周波注入装置)】
本来の電気(50Hz/60Hzの商用電力)の邪魔をすることなく、通信やシステム監視のための特殊な高周波信号を安全に配電線へ送り込む(注入する)ための結合装置。

※本作に登場する手法は防犯上の観点から一部改変しています。

2026年6月7日日曜日

【エッセイ】AIブームでメガバンク株が上がった理由

自身の主力株は、8306 ㈱三菱UFJフィナンシャル・グループ。
2020年から右肩上がりで上がっており、今年になってからも上がっている。
今年になってから上がったのは、AI(人工知能)ブームが理由。
AIブームでメガバンク株が上がった理由について書いてみるw

下図は日経平均株価の長期チャートだが、今年になってから急騰している。
急騰している理由は、AI関連銘柄が急騰したため。
急騰したのは、AIの将来性に期待した買いが増えたため。
AI関連企業がデータセンターの建設などに、巨額の先行投資を行ったからになるw
※Tradingview提供のチャートより。

先行投資の巨額資金は、メガバンクなどから借り入れするなどして調達している。
メガバンクは融資することによって、金利が収益になる。
巨額の融資を行ったことで、メガバンク株には将来性を期待した買いが増えた。
下図は8306の長期チャートだが、今年になってから急騰していることがわかるw
※Tradingview提供のチャートより。

AIブームも、いつかは終わる。
終わるのは、供給が需要を上回りそうになったとき。
もしくは、将来性に期待できなくなったときだと思っている。
巨額の資金を借り入れているため、金利が上がれば収益が低下すると思っているw

先週末、米国で雇用統計が発表されたが、予想を上回っていた。
そのため、金利が上がる可能性が高まり、AI関連銘柄が大きく下がった。
日経平均先物も大きく下がっており、これから下がる可能性が高い。
AI関連銘柄以外の銘柄も下がり、市場も下がるかもしれないw

市場が大きく下がれば、メガバンク株も下がるかもしれない。
だが、金利が上がれば、メガバンクの収益が増えることになる。
巨額の融資により、長期にわたって収益を得られる可能性もある。
個人的には、もし大きく下がることがあっても、長期保有されることをオススメするw

【小説】神崎教授とAIの事件ファイル:EP42 要塞からの反撃

【AI(人工知能)による作品紹介】
人間とAIのバディに解けない謎はない。日本を襲うハッキングテロ。崩壊する医療、迫る停電のタイムリミット。未曾有の国家危機に立ち向かうのは、神崎教授と亡き妻の思考を学習したAIだった。緻密な伏線とハイスピードな展開で魅せる、新時代のサイバーミステリー!
【登場人物】
・神崎零壱(かんざきれいいち)
元東京中央技術大学 情報工学科の教授。日本の情報工学の第一人者で、インターネットの普及に貢献した。2020年に定年退職、現在は年金生活。子どもは独立、妻に先立たれてからは、東京都北区にある築40年以上の二階建て住宅で、妻の思考を学習させたAI(人工知能)と暮らしている。NCOによるコード名はM2。
・神崎悠季(かんざきゆき)
神崎零壱の妻で結婚してからは専業主婦だった。2015年にアルツハイマーを発症。東京中央技術大学病院のアルツハイマー新薬研究プロジェクトの治験に参加するが、治験途中に亡くなる。看護師が気づけなかった投薬装置の故障による過剰投薬が原因と推測されたが、因果関係は不明。
・AI(YUKI)
神崎零壱が神崎悠季の思考を学習させたAI。神崎零壱のことを誰よりも把握している。自宅にかかってきた電話に音声で対応、電話をかけることもできる。受信したメールに対する返信を作成して送信できるなどの機能も搭載している。
・御堂健伍(みどうけんご)
東京中央技術大学病院の病院長。元アルツハイマー新薬研究プロジェクトの責任者。神崎零壱に神崎悠季の治験への参加を勧めたことに責任を感じている。
・佐藤波流(さとうはる)
東京中央技術大学 情報工学科 2020年卒の神崎教授の教え子。警視庁 サイバー犯罪対策課。NCOによるコード名はK2。
・上条雷人(かみじょうらいと)
東京中央技術大学 情報工学科 2010年卒の神崎教授の教え子。元米国IT企業「ダーウィンスペース」日本法人の社員。「ダークマップ」管理人。サイバーテロを計画し実行する。
・華喜多美代子(はなきたみよこ)
元東京中央技術大学病院の看護師。神崎悠季を故意に死亡させたと、世間からバッシングされ、退職を余儀なくされる。上条雷人とは異父兄妹。
・雅(みやび)
東京中央技術大学 情報工学科 2010年卒の神崎教授の教え子。国家サイバー統括室(NCO)。本名は美矢部(みやべ)。
・佐倉井(さくらい)
東京中央技術大学 情報工学科 2010年卒の神崎教授の教え子。防衛省 情報本部 特殊情報分析室。NCOによるコード名はJ1。
・高柳(たかやなぎ)
副業でハッキングをしている会社員。NCOによるコード名はM1。
・鳩山(はとやま)
東京都の総務局 文書管理課の職員。NCOによるコード名はT1。

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EP42   要塞からの反撃

東京都を単体の行政区として海外の都市と比較した場合、世界のトップ10に入る。
単体行政区の世界人口ランキングでは、東京都の人口(約1,433万人)は6位になる。
東京都の年間総電力消費量は約762億 kWh。
1人当たりの年間電力消費量は5,318 kWhだが、公共交通などの消費量も含まれている。

東京都が消費する電力の大部分は都外で作られている。
都外で作った電力は長い送電線と巨大な変電所のネットワークで守られている。
東京の電力の大部分は以下の発電所で作られている。
千葉や神奈川の湾岸にある火力発電所と、新潟や群馬の原子力・水力発電所。

送られてくる電力は、エリア内にある約1,600カ所の変電所で段階的に下げられる。
このうち、東京を包囲するようにあるのが約10か所の「外郭変電所」。
発電所から届く超高圧の電気を最初に受け止める変電所で、以下になる。
新所沢変電所、新京葉変電所、新坂戸変電所、新野田変電所、新鶴見変電所など。

「外郭変電所」で下げられた電力は、都心の地下にある「基幹変電所」に送られる。
「基幹変電所」は、23区の各エリアに細かく配るための変電所で、都心の心臓部になる。
土地がないため、地上は別の建物(寺、公園、ビルなど)にカモフラージュされている。
 「基幹変電所」の一つが、地上が指令室のある建物になっている代々木変電所だった。

東京都渋谷区の代々木変電所。
地下に代々木変電所がある建物は、遠くから見ると普通のオフィスビルだった、
だが、近づくと、周囲を囲む防護壁と、ゲートに常駐する警備車両が確認できる。
この建物は4階に指令室があることもあり、要塞化されていた。

建物前に停まったセダンから降りた佐倉井、神崎、高柳は正面玄関に向かった。
玄関の風除室を抜けて、金属探知機とX線による手荷物検査を受けた。
胸にIDバッジをつけてもらうと、正面ロビーの奥へ向かった。
奥には頑丈なステンレス扉があり、特殊警棒を持った警備員が2人、立っていた。

佐倉井がステンレス扉の横にある認証システムに右手のひらをかざす。
静脈認証と同時に、赤のライトが緑に変わって、ステンレス扉が音もなく開いた。
扉の奥は、指令室のある4階への直通エレベーターホールになっていた。
佐倉井がエレベーターボタンを押すと、到着音がして、扉が開いた。

4階に到着して扉が開くと、エレベーターホールに3人の男がいた。
3人は代々木変電所の系統運用センター長、送電技術部長、工務センター長だった。
それぞれが簡単な自己紹介を終えると、指令室へ向かった。
指令室へ入る扉の横にも静脈認証があり、佐倉井が右手をかざして、中に入った。

指令室の正面の壁に、都内の電力網の系統図が映し出されていた。
電力の流れでいる緑や青の細い光の線が、途切れることなく流れていた。
系統図の手前には、何十台もの液晶モニターが並ぶ湾曲したデスクがあった。
デスクには、インカムを装着した管制官たちが座っていた。

指令室の中にある会議室で、6人による打ち合わせが行われた。
打合せが終わって、会議室を出ると、高柳のためのデスクが準備された。
神崎がデスクの端末と持ち込んだノートパソコンをケーブルで接続した。
高柳が椅子に座り、ポケットから取り出したUSBメモリを差し込んだ。

モニターを開くと、ファンクションキーを押したまま、電源を入れた。
選択画面でUSBメモリを選択すると、USBメモリのOSが起動した。
起動した画面の中にある、白い馬のショートカットアイコンをクリックした。
画面全体が白くなり、上部には青字で「Welcome to Pegasus」とあった。

中央には、擬人化された青い目をした白い天馬が二本足で立って腕組みしていた。
高柳は天馬の下にある「Start」ボタンをクリックした。
数分後、画面の上半分が世界地図に、下半分がIPアドレスなどの入力画面になった。
世界地図の日本を拡大、東京を拡大して、この建物のピンをクリックした。

クリックすると、下の「目的地」に、建物のIPアドレスが自動で反映された。
「経由地」には、東欧、中東、南米にあるサーバーのIPアドレスを反映させた。
行け、ペガサス、高柳は一番下にある「Start」ボタンをクリックした。
数分後、建物のサーバーに接続すると、「Scan」ボタンをクリックした。

モニターにスキャン結果の一覧が表示された。
スキャン結果の中には、複数の『オムニサイト』があった。
高柳は、別画面を表示させると、変動する電気信号を送るプログラムを打ち込んだ。
行け、ペガサス、高柳は一番下にある「Start」ボタンをクリックした。

数分後、ペガサスの画面に青字で「Mission Complete」の文字が表示された。
傍に立って見ている人たちが、安堵していることがわかった。
「高柳さん、ありがとうございました。」、佐倉井がいう。
「さすがだね、高柳くん、次は私の番だな。」、神崎がいう。
※本作に登場する手法は防犯上の観点から一部改変しています。