2026年7月3日金曜日

【本日の取引】20260703~本日の取引はなし

自身は、レバレッジ型やインバース型ETFを手がけている。
これらは、主に短期売買により利益を得ることを目的とした商品。
したがって、投資経験の浅い方や日中取引ができない方にはオススメしていない。
だが、誰かの参考になればと思い、取引内容を発信しているw

本日の取引は以下の通り。
前場------------------------------------------
・なし
後場------------------------------------------
・なしw

朝の気配から、相場はさえない値動きで推移する可能性が高いと思った。
することがないので、休むも相場にした。
終わってから確認すると、保有株は上がっていた。
インバース型ETFは下がったが、前日比はプラスだったw

下図の上は、2015年からの日経平均株価とTOPIXの推移。
下は、2015年からのTOPIXとユーロ円、ドル円の推移。
首相の積極財政や円安容認から、財政悪化懸念で国債が売られている。
よく「市場の信認を得るため…」とコメントしているが、得られていないと思うw
--------------------------------------------------------------

追記(今宵の酒の肴)
今宵の酒の肴は乾きものなので、画像はなし。
4月から書いていた小説「神崎教授とAIの事件ファイル」。
5月から、小説投稿サイトにも投稿していたが、昨日、完結した。
完結した作品を読む人がいるのか、昨日のPV数は過去最高だったw

5月から、ほぼ毎日、投稿していたので、約2か月ぶりのオフ。
ヒマだったので、次回投稿予定の小説について、AIとやりとりしていた。
次回投稿するのは「銘柄を明かさない理由R」のリニューアル。
AIに登場人物の設定を伝えると、「素晴らしいです!」といわれたw

現在、タイトルも含め、リニューアル内容を考えている。
今まで読まれた方や読んでいない方にも、読んでもらえる小説にしたいと考えている。
本ブログと小説投稿サイトに同時投稿する予定。
リニューアル内容が決まり次第、投稿を始める予定w

2026年7月2日木曜日

【本日の取引】20260702~本日の取引はなし

自身は、レバレッジ型やインバース型ETFを手がけている。
これらは、主に短期売買により利益を得ることを目的とした商品。
したがって、投資経験の浅い方や日中取引ができない方にはオススメしていない。
だが、誰かの参考になればと思い、取引内容を発信しているw

本日の取引は以下の通り。
前場------------------------------------------
・なし
後場------------------------------------------
・なしw

朝の気配から、相場はさえない値動きで推移する可能性が高いと思った。
することがないので、休むも相場にした。
終わってから確認すると、保有株は上がっていた。
インバース型ETFも上がったので、前日比はプラスだったw

下図の上は、2015年からの日経平均株価とTOPIXの推移。
下は、2015年からのTOPIXとユーロ円、ドル円の推移。
その下は、2022年からの日経平均株価と投資主体別売買状況の推移。
先々週、海外投資家が大きく買い越したが、先週はそれ以上に売り越しているw
--------------------------------------------------------------

追記(今宵の酒の肴)
今宵の酒の肴は乾きものなので、画像はなし。
4月から書いている小説「神崎教授とAIの事件ファイル」。
5月から、小説投稿サイトにも投稿している。
投稿している理由は、誰かの暇つぶしになればよいかなと思ったのが理由w

本日、最終話を投稿、完結した。
最後まで、お読みいただいた方には感謝したい。
約2か月間、ほぼ毎日、投稿することができた。
次に投稿する作品は決まっているが、少しの間、投稿は休む予定w

サイバーミステリー小説を書いたのは初めてだが、楽しかった。
わからないことはAIに聞いたりしたので、勉強にもなった。
登場人物も書いているうちに、それぞれの個性が出たように思う。
小説を書いてみたい方には、小説投稿サイトへの投稿をオススメするw

【小説】神崎教授とAIの事件ファイル:EP66 2008年の阿弥陀籤(最終話)

【AI(人工知能)による作品紹介】
人間とAIのバディに解けない謎はない。日本を襲うハッキングテロ。崩壊する医療、迫る停電のタイムリミット。未曾有の国家危機に立ち向かうのは、神崎教授と亡き妻の思考を学習したAIだった。緻密な伏線とハイスピードな展開で魅せる、新時代のサイバーミステリー!
【登場人物】
・神崎零壱(かんざきれいいち)
元東京中央技術大学 情報工学科の教授。日本の情報工学の第一人者で、インターネットの普及に貢献した。2020年に定年退職、現在は年金生活。子どもは独立、妻に先立たれてからは、東京都北区にある築40年以上の二階建て住宅で、妻の思考を学習させたAI(人工知能)と暮らしている。NCOによるコード名はM2。
・神崎悠季(かんざきゆき)
神崎零壱の妻で結婚してからは専業主婦だった。2015年にアルツハイマーを発症。東京中央技術大学病院のアルツハイマー新薬研究プロジェクトの治験に参加するが、治験途中に亡くなる。看護師が気づけなかった投薬装置の故障による過剰投薬が原因と推測されたが、因果関係は不明。
・AI(YUKI)
神崎零壱が神崎悠季の思考を学習させたAI。神崎零壱のことを誰よりも把握している。自宅にかかってきた電話に音声で対応、電話をかけることもできる。受信したメールに対する返信を作成して送信できるなどの機能も搭載している。
・御堂健伍(みどうけんご)
東京中央技術大学病院の病院長。元アルツハイマー新薬研究プロジェクトの責任者。神崎零壱に神崎悠季の治験への参加を勧めたことに責任を感じている。
・佐藤波流(さとうはる)
東京中央技術大学 情報工学科 2020年卒の神崎教授の教え子。警視庁 サイバー犯罪対策課。NCOによるコード名はK2。
・上条雷人(かみじょうらいと)
東京中央技術大学 情報工学科 2010年卒の神崎教授の教え子。元米国IT企業『ダーウィンスペース』日本法人の社員。「ダークマップ」管理人。サイバーテロを計画し実行する。
・華喜多美代子(はなきたみよこ)
元東京中央技術大学病院の看護師。神崎悠季を故意に死亡させたと、世間からバッシングされ、退職を余儀なくされる。上条雷人とは異父兄妹。
・雅(みやび)
東京中央技術大学 情報工学科 2010年卒の神崎教授の教え子。国家サイバー統括室(NCO)。本名は美矢部(みやべ)。
・佐倉井(さくらい)
東京中央技術大学 情報工学科 2010年卒の神崎教授の教え子。防衛省 情報本部 特殊情報分析室。NCOによるコード名はJ1。
・高柳(たかやなぎ)
副業でハッキングをしている会社員。遠隔監視操作プログラム『OmniSight(オムニサイト)』を開発した。NCOによるコード名はM1。
・鳩山(はとやま)
東京都の総務局 文書管理課の職員。NCOによるコード名はT1。
・沢渡(さわたり)
警察庁の警備局 公安警察。
・岩田(いわた)、川瀬(かわせ)、坂下(さかした)、山本(やまもと)
警視庁 サイバー犯罪対策課。
・木下剣次(きのしたけんじ)
ペガサス電子の社員。『ギルド』の潜伏員(スリーパー)。

--------------------------------------------------------------------------
EP66  2008年の阿弥陀籤

東京都千代田区の警視庁。
佐藤は、捜査本部のある大会議室でノートパソコンに向き合っていた。
上条の捜査と並行して、上条の協力者たちの捜査も行われていた。
佐藤は山本と過去のネット掲示板の履歴などから、協力者を探す作業を行っていた。

「しかし、こんなに協力者がいるとは思いませんでした。
それだけ社会に不満がある人が多いってことですかね。」
山本が過去のネット掲示板の履歴を確認しながらいう。
「かもしれないな。」。佐藤もネット掲示板の履歴を確認しながらいう。

「驚かされるのは、協力者に偏りがないんですよね。
若い世代から高齢者世代まで、各世代に協力者がいます。
男女の比率はほぼ同じだし、学歴や職業もバラバラ。
国家公務員や地方公務員、医者や弁護士までいます。」、山本がいう。

山本のいう通り、上条の協力者たちには偏りがない。
官公庁、東都電力、東京中央技術大学病院にも協力者がいた。
現在、警察内の協力者を見つけるための内部調査が行われている。
おそらく見つかるだろうし、かなりの人数になるかもしれない。

上条は複数のアカウントを使い分けて、ネットの掲示板を利用、協力者を募っていた。
掲示板のテーマが異なっていても、どの掲示板にも協力者がいた。
上条を容疑者として、公開捜査が行われているが、上条を非難する声は少ない。
ダークヒーロー的存在になっており、ファンサイトまでできている。

上条は、ごく普通の家庭に生まれ、ごく普通の家庭で育った。
小さい頃に両親が離婚、父親に引き取られている。
だが、父親は再婚し、新しい母親との関係も問題なかった。
上条みたいに社会を変えたい人は多いのかもしれない、佐藤は思った。

2008年12月12日18時、品川イーストワンタワー26階のカフェ。
間接照明とテーブルに灯るキャンドルの光に照らされた店内に3人の大学生がいた。
東京中央技術大学 情報工学科在籍の大学生で、全員20歳だった。
3人は、品川にある先進的なデジタルギャラリーを視察した帰りだった。

「さて、始めようか。」、上条がいい、カバンからノートを取り出した。
「そうだな、始めよう。」、佐倉井がいう。
「ちょっと、2人ともホントにするの。」、美矢部がいう。
「2人で何度も話し合って決めたんだ、立会いを頼む。」、上条がいう。

「1人が防衛省に入省して、1人が民間企業に就職して、私を支援するって…。
2人とも防衛省に入省したら、いいじゃない。」、美矢部がいう。
「日本が他国と対等の位置に立つためには、デジタルを生かした防衛力が必要だ。
そのためには、美矢部が防衛省の事務次官になる必要がある。」、佐倉井がいう。

「上条くんか、佐倉井くんがなればいいじゃない、どうして私なの。」、美矢部がいう。
「日本は戦争を放棄していて、防衛省に対する世間のイメージはよくない。
女性の美矢部が事務次官になれば、防衛省のイメージはよくなる。
だが、事務次官になるためには、内外からの支援が必要だ。」、佐倉井がいう。

「できた。」、上条が書いていたノートのページを破って、2人に掲げた。
2本の縦線が書かれており、右の縦線の下に「民」、左の縦線の下に「官」とあった。
「右が民間、左が防衛省だ。」、上条がいい、上半分と下半分の2枚に分けた。
「佐倉井、横線を足す時間は1分にしよう。」、上条は下半分を佐倉井に渡した。

2人は相手に見えないよう横線を足すと、裏返しにして、美矢部の前に置いた。
「さあ、じゃんけんで勝った方が先に選ぶぞ。」、上条がいう。
2人はじゃんけんをし、勝った上条は右を選び、負けた佐倉井が左になった。
「美矢部、表を見せてくれ。」、上条がいう。

美矢部が目の前に置かれた2枚の紙を表にした。
上条も佐倉井も、横線を2本しか足していなかった。
「俺が民間、佐倉井が防衛省で決まったな。」、上条がいう。
「ああ、これですっきりした。」、佐倉井がいう。

一度しかない人生を、私を事務次官にするために使うなんて。
私にとって、どれだけのプレッシャーになるか、わかってるのかしら。
上条と佐倉井は、横線を2本足した理由について、意見を戦わせている。
美矢部は、3人の人生を決めた阿弥陀籤が書かれた紙を、カバンにしまった。
END
※本作に登場する手法は防犯上の観点から一部改変しています。
--------------------------------------------------------------------------
最後まで、お読みいただき、ありがとうございました。
初めてサイバーミステリー小説を書きましたが、楽しみながら書けました。
もし、楽しんでいただけたなら、嬉しく思います。

2026年7月1日水曜日

【本日の取引】20260701~本日の取引はなし

自身は、レバレッジ型やインバース型ETFを手がけている。
これらは、主に短期売買により利益を得ることを目的とした商品。
したがって、投資経験の浅い方や日中取引ができない方にはオススメしていない。
だが、誰かの参考になればと思い、取引内容を発信しているw

本日の取引は以下の通り。
前場------------------------------------------
・なし
後場------------------------------------------
・なしw

朝の気配から、相場は高値圏で推移する可能性が高いと思った。
することがないので、休むも相場にした。
終わってから確認すると、保有株は上がっていた。
インバース型ETFは下がったが、前日比はプラスだったw

下図の上は、2015年からの日経平均株価とTOPIXの推移。
下は、2015年からのTOPIXとユーロ円、ドル円の推移。
その下は、2015年からの個人投資家の信用評価損益率と買い残と売り残金額の推移。
買い残金額が急増しているが、大丈夫だろうかと思うw
--------------------------------------------------------------

追記(今宵の酒の肴)
今宵の酒の肴は乾きものなので、画像はなし。
会社員時代から、脂質異常症(高脂血症)の投薬治療をしてもらっている。
2か月ごとに通院しているが、病院に来ている人はほとんどが高齢者。
現役時代から、健康管理ができている人は少ないんだろうなと思っているw

首相の積極財政により、円の価値が下がると思われ、円安が進行している。
円安により輸入品の価格が上がり、物価は上がり続けている。
現役世代は労働収入があるから、対応できるかもしれない。
だが、年金収入しかない高齢者は、対応できないかもしれないw

最近、思うが、現役時代から不労所得の仕組みを作ることは大事だと思う。
働かなくても所得が得られるようにしておけば、困ることはない。
自身の場合、所有するマンションを貸すことによる家賃収入と株の収入がある。
年金以外の収入がない高齢者は多いらしいが、大変だろうなと思うw

【小説】神崎教授とAIの事件ファイル:EP65 サンクチュアリ

【AI(人工知能)による作品紹介】
人間とAIのバディに解けない謎はない。日本を襲うハッキングテロ。崩壊する医療、迫る停電のタイムリミット。未曾有の国家危機に立ち向かうのは、神崎教授と亡き妻の思考を学習したAIだった。緻密な伏線とハイスピードな展開で魅せる、新時代のサイバーミステリー!
【登場人物】
・神崎零壱(かんざきれいいち)
元東京中央技術大学 情報工学科の教授。日本の情報工学の第一人者で、インターネットの普及に貢献した。2020年に定年退職、現在は年金生活。子どもは独立、妻に先立たれてからは、東京都北区にある築40年以上の二階建て住宅で、妻の思考を学習させたAI(人工知能)と暮らしている。NCOによるコード名はM2。
・神崎悠季(かんざきゆき)
神崎零壱の妻で結婚してからは専業主婦だった。2015年にアルツハイマーを発症。東京中央技術大学病院のアルツハイマー新薬研究プロジェクトの治験に参加するが、治験途中に亡くなる。看護師が気づけなかった投薬装置の故障による過剰投薬が原因と推測されたが、因果関係は不明。
・AI(YUKI)
神崎零壱が神崎悠季の思考を学習させたAI。神崎零壱のことを誰よりも把握している。自宅にかかってきた電話に音声で対応、電話をかけることもできる。受信したメールに対する返信を作成して送信できるなどの機能も搭載している。
・御堂健伍(みどうけんご)
東京中央技術大学病院の病院長。元アルツハイマー新薬研究プロジェクトの責任者。神崎零壱に神崎悠季の治験への参加を勧めたことに責任を感じている。
・佐藤波流(さとうはる)
東京中央技術大学 情報工学科 2020年卒の神崎教授の教え子。警視庁 サイバー犯罪対策課。NCOによるコード名はK2。
・上条雷人(かみじょうらいと)
東京中央技術大学 情報工学科 2010年卒の神崎教授の教え子。元米国IT企業『ダーウィンスペース』日本法人の社員。「ダークマップ」管理人。サイバーテロを計画し実行する。
・華喜多美代子(はなきたみよこ)
元東京中央技術大学病院の看護師。神崎悠季を故意に死亡させたと、世間からバッシングされ、退職を余儀なくされる。上条雷人とは異父兄妹。
・雅(みやび)
東京中央技術大学 情報工学科 2010年卒の神崎教授の教え子。国家サイバー統括室(NCO)。本名は美矢部(みやべ)。
・佐倉井(さくらい)
東京中央技術大学 情報工学科 2010年卒の神崎教授の教え子。防衛省 情報本部 特殊情報分析室。NCOによるコード名はJ1。
・高柳(たかやなぎ)
副業でハッキングをしている会社員。遠隔監視操作プログラム『OmniSight(オムニサイト)』を開発した。NCOによるコード名はM1。
・鳩山(はとやま)
東京都の総務局 文書管理課の職員。NCOによるコード名はT1。
・沢渡(さわたり)
警察庁の警備局 公安警察。
・岩田(いわた)、川瀬(かわせ)、坂下(さかした)、山本(やまもと)
警視庁 サイバー犯罪対策課。
・木下剣次(きのしたけんじ)
ペガサス電子の社員。『ギルド』の潜伏員(スリーパー)。

--------------------------------------------------------------------------
EP65  サンクチュアリ

都内が混乱した11月が終わり、カレンダーは12月になっていた。
サイバーテロ事件の犯人、上条雷人は捕まっておらず、捜査は続いていた。
人々の関心は、『ギルド』に他国での諜報活動を依頼している公的機関に移っていた。
神崎はAIのYUKIと平穏な日常生活を送っていた。

東京都北区の駅前商店街。
買い物帰りの神崎は、昭和レトロな喫茶店『バロック』に立ち寄った。
店員にホットコーヒーを注文すると、新聞を手に取り、奥のテーブル席に向かった。
席に座ると、店員がホットコーヒーを運んできて、テーブルに置いた。

「神崎先生、お久しぶりです、入院中はお世話になりました。」
神崎が読んでいた新聞から顔を上げると、スーツ姿の鳩山がいた。
「鳩山くんじゃないか、もう退院したのかい。」、神崎がいう。
「はい、おかげさまで、退院できました。」、鳩山がいう。

「それはよかった、今日はどうしたんだね。」、神崎がいう。
「轢き逃げされたときの現場検証があったので、早退させてもらいました。」、鳩山がいう。
「そうか、よければ、こちらの席に来ないかね。」、神崎がいう。
「はい、飲み物持ってきます。」、鳩山は自分の席に戻った。

自分の席から飲みかけのコーヒーを持ってくると、神崎の向かいの席に座った。
神崎と鳩山は、お互いの近況について語り合った。
「ところで、神崎先生は『サンクチュアリ』ってマンガをご存じですか。」、鳩山がいう。
「いや、知らないな。そのマンガがどうかしたのかね。」、神崎がいう。

「入院中、ヒマだったので、スマホで読んだんです。
すると、今回の事件との共通点があったんです。
このマンガは、2人の男が政治と反社の世界に分かれて、日本を変えようとする話です。
政治の世界の男の夢は『40歳で首相になり、閣僚全員を30代で固める』なんです。

今回の事件で上条は、全ての公的機関のトップを40歳以下にするよう要求しました。
どちらも40歳以下に世代交代しようとしているところが同じです。」、鳩山がいう。
「そのマンガはいつ頃、連載されてたんだね。」、神崎がいう。
「1990年代に連載されてたマンガで、映画化もされてます。」、鳩山がいう。

東京都北区の住宅街にある神崎の自宅。
帰宅した神崎が書斎に入ると、人感センサーが感知、モニターが明るくなった。
「お帰りなさい」、AIのYUKIがいう。
「かわったことはなかったか」、神崎がいう。

「華喜多さんと高柳さんからメールが届いてるわ。」、YUKIがいう。
「華喜多さんのメールの内容を教えてくれ。」、神崎がいう。
「実家のご両親の具合がよくないので、同居することにしたそうよ。
実家の連絡先が書いてあるわ。」、YUKIがいう。

「そうか、華喜多さんには後で私が返信するよ。
高柳くんのメールの内容を教えてくれ。」、神崎がいう。
「来月の文科省主催の情報セキュリティ公開討論会にゲストとして呼ばれてる。
人前で話すのが苦手なので、代わりに出てもらえませんかって。」、YUKIがいう。

「私の教え子なら、自分で何とかするようにと返信しといてくれ。」、神崎がいう。
「返信するけど、当日は様子見に行くんでしょ。」、YUKIがいう。
「わざわざ見に行くほどヒマじゃない。」、神崎がいう。
「はいはい、わかりました。」、YUKIがいう。

「『バロック』で鳩山くんに会ったよ、退院したそうだ。」、神崎がいう。
「よかったわね、退院出来て何よりだわ。」、YUKIがいう。
「鳩山くんから、『サンクチュアリ』ってマンガを教えてもらった。
今回の事件と共通点があるらしい、要約してくれないか。」、神崎がいう。

モニターに『サンクチュアリ』の要約が表示された。
「主人公は、北条彰と浅見千秋。
カンボジアの内乱で両親を亡くした2人は地獄の環境を生き抜き、日本へ帰国する。
社会の腐敗を感じた2人は、日本を変革しようとする。

高校時代、日本を変革するには、表と裏の力が必要だと2人は思う。
じゃんけんで、北条彰は『暴力団』、浅見千秋は『政治家』になることが決まる。
北条は高校を中退、浅見を支えるため、裏社会に入る。
浅見は政治家となるため、政界に入るという社会派の人間ドラマ。」

「鳩山さんがいう共通点は、北条と上条の役割が同じだってことかしら。
もし、そうなら、浅見の役割は誰なのかしら。」、YUKIがいう。
鳩山くんが思った共通点と、YUKIが思った共通点は違う。
浅見の役割をしている者はいるのだろうか、神崎は思った。

「『サンクチュアリ』のラストはどうなるんだ。」、神崎がいう。
「北条が病気に侵された浅見を連れて、カンボジアに渡る。
日本では浅見が提案した国民投票による大統領制が多くの人の支持を集めている。
カンボジアで、北条と一緒にいる浅見が眠ったところで終わるわ。」、YUKIがいう。
【サンクチュアリ】
史村翔氏原作、池上遼一氏作画の漫画。ビッグコミックスペリオールにおいて連載された。1995年には実写映画化され、OVA化もされている。単行本は全12巻で、累計発行部数は700万部に達する。

※本作に登場する手法は防犯上の観点から一部改変しています。