2026年5月15日金曜日

【本日の取引】20260515~本日の取引はなし

自身は、レバレッジ型やインバース型ETFを手がけている。
これらは、主に短期売買により利益を得ることを目的とした商品。
したがって、投資経験の浅い方や日中取引ができない方にはオススメしていない。
だが、誰かの参考になればと思い、取引内容を発信しているw

本日の取引は以下の通り。
前場------------------------------------------
・なし
後場------------------------------------------
・なしw

朝の気配から、相場は高値圏で推移する可能性が高いと思った。
することがないので、休むも相場にした。
終わってから確認すると、保有株は上がっていた。
インバース型ETFも上がったので、前日比はプラスだったw

下図の上は、2015年からの日経平均株価とTOPIXの推移。
下は、2015年からのTOPIXとユーロ円、ドル円の推移。
米中首脳会談が終わったが、特に成果はなかったように思う。
円安、原油高の状況は、しばらく変わりそうにないと思うw
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追記(今宵の酒の肴)
今宵の酒の肴は乾きものなので、画像はなし。
主力株の8306 ㈱三菱UFJフィナンシャル・グループの決算発表があった。
4期連続増益で、4期連続で最高益を更新する見通し。
前記の年間配当金は74円→86円に増配、今期は96円に増配する方針らしいw

下図は、8306に集中投資している娘の資産運用額の推移(配当金除く)。
娘は20代だが、資産運用額だけで3000万円を超え、年間配当金は96万円になる予定。
正確な計算はしていないが、今までの配当金は初期投資額を上回っているかもしれない。
今宵は、8306の株主と喜びを分かち合いたいw

【小説】神崎教授とAIの事件ファイル:EP19 Day2 -2日目-

【内容】
神崎教授とAIが事件を解決していくミステリー小説。
【登場人物】
・神崎零壱(かんざきれいいち)
元東京中央技術大学 情報工学科の教授。日本の情報工学の第一人者で、インターネットの普及に貢献した。2020年に定年退職、現在は年金生活。子どもは独立、妻に先立たれてからは、東京都北区にある築40年以上の二階建て住宅で、妻の思考を学習させたAI(人工知能)と暮らしている。
・神崎悠季(かんざきゆき)
神崎零壱の妻で結婚してからは専業主婦だった。2015年にアルツハイマーを発症。東京中央技術大学病院のアルツハイマー新薬研究プロジェクトの治験に参加するが、治験途中に亡くなる。看護師が気づけなかった投薬装置の故障による過剰投薬が原因と推測されたが、因果関係は不明。
・AI(YUKI)
神崎零壱が神崎悠季の思考を学習させたAI。神崎零壱のことを誰よりも把握している。自宅にかかってきた電話に音声で対応、電話をかけることもできる。受信したメールに対する返信を作成して送信できるなどの機能も搭載している。
・佐藤波流(さとうはる)
東京中央技術大学 情報工学科 2020年卒の神崎教授の教え子。警視庁 サイバー犯罪対策課。
・上条雷人(かみじょうらいと)
東京中央技術大学 情報工学科 2010年卒の神崎教授の教え子。元米国IT企業「ダーウィンスペース」日本法人の社員。「ダークマップ」管理人。サイバーテロを計画し実行する。

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EP19 Day2 -2日目-

11月7日、大場玲を名乗る犯人の要求動画が放送された2日後。
各放送局は今回の事件を報道特別番組として放送していた。
犯人は、要求に従わない場合、都内の電力供給設備を使用不能にするとしていた。
ある局は、使用不能になった際の影響について、専門家の意見を聞いていた。

「犯人は、要求に従わない場合、都内の電力供給設備を使用不能にするといってます。
使用不能になった場合、どのような影響がありますか」、司会者がゲストに尋ねる。
「もし、都内の主要な電力供給設備が使用不能になれば、単なる一時的な停電にとどまらず、ブラックアウトが発生します」、電気工学の教授がいう。

「ブラックアウトとはどのような状態でしょうか」、司会者が聞く。
「東京の電力は網の目のようになっていますが、系統は分離されています。
そのため、使用不能になった系統は他の系統に影響を与えません。
ですが、全系統が使用不能になればブラックアウト、全域停電となります」、教授がいう。

「ブラックアウトになった場合、復旧するまで、どれくらいかかりますか」、司会者がいう。
「復旧には数週間から数ヶ月かかる可能性があります」、教授がいう。
「復旧するまでは電気が使えないってことですよね」、司会者が確認する。
「ブラックアウトになれば、東京の都市機能は完全に停止します」、教授がいう。

「具体的には、どのようなことが起こりますか」、司会者が聞く。
「信号機が停止、都内の主要交差点で大渋滞と事故が多発します。
鉄道、地下鉄は駅間や地下トンネル内で完全停止するでしょう。
エレベーターに多くの人が閉じ込められ、数百万人の帰宅困難者が街に溢れます。

消防や警察には救助要請が殺到し、パンクします。
携帯電話の基地局は数時間で動かなくなり、ネットも電話も繋がらなくなります。
東京証券取引所や銀行のオンラインシステムも停止します。
コンビニやスーパーではレジが動かず、販売できなくなります」、教授がいう。

「復旧するまで、その状態が続くってことですね」、司会者がいう。
「先ほど申し上げたのは、ブラックアウト発生当日に起こることです。
2日目からは、病院の非常用電源が切れたり、ビルやマンションが断水するなどします。
生きるために東京から脱出する人も出てくるでしょう」、教授がいう。

「つ、つまり、東京には人が住めなくなると…」、司会者がいう。
「住むことはできるでしょうが、自給自足のサバイバル生活になるでしょう。
治安も悪化するでしょうから、住むには相当の覚悟が必要になります」、教授がいう。
「私が思っていたより、かなり深刻な事態ですね…」、司会者がいう。

東京都千代田区の首相官邸。
犯人の要求動画が放送されてから、首相官邸には多くの人が出入りしていた。
政府関係者、報道関係者、地下にある内閣危機管理センターの関係者など。
最寄り駅で待ち合わせして来た神崎教授と佐藤波流は、20時前に正面玄関に着いた。

受付で氏名を告げた後、スマホなどのデジタル製品を預けさせられた。
金属探知機によるセキュリティチェックを受けると、胸にIDバッジを付けられた。
IDバッジを付けると、案内係の男性SPの後に続いて、エレベーターで地下へ降りた。
御影石とコンクリートで構成された、無機質で清潔な廊下を進んだ。

「内閣危機管理センター」のプレートがある重厚な防爆扉の前を通り過ぎた。
廊下の奥には、「電気室」や「機械管理室」のプレートがある扉があった。
それらの並びにある「倉庫」のプレートがある扉の前で案内役は止まった。
「ここから先は、お二人だけでお進みください」と言い残すと、その場から立ち去った。

神崎と佐藤は顔を見合わせ、神崎が倉庫の扉を開けた。
扉の奥には、天井と壁が白く床が黒の廊下が、奥の白い扉へと続いていた。
廊下の天井や壁、床の表面は平坦で、照明らしきものは見えないが、明るかった。
SF映画に出てきそうな空間だなと佐藤は思った。

神崎が廊下に入ったので、佐藤も後に続き、後ろ手に扉を閉めた。
20メートルほど進み、白い扉の手前で止まると、音もなく扉が開いた。
扉の奥は8帖ほどの小部屋になっており、1台の長テーブルが置かれていた。
神崎と佐藤が小部屋に入ると、どこからか声がした。

「生体認証クリア。筆記具、手帳、財布、キーホルダーをテーブルの上に置いてください。
これから入室していただきますが、発言がある場合、挙手して許可を求めてください。
許可なく発言された場合、強制的に退室させられます。
これから扉を開きますので、お入りください」、奥にある扉がゆっくりと開き始めた。
※本作に登場する手法は防犯上の観点から一部改変しています。

2026年5月14日木曜日

【本日の取引】20260514~本日の取引はなし

自身は、レバレッジ型やインバース型ETFを手がけている。
これらは、主に短期売買により利益を得ることを目的とした商品。
したがって、投資経験の浅い方や日中取引ができない方にはオススメしていない。
だが、誰かの参考になればと思い、取引内容を発信しているw

本日の取引は以下の通り。
前場------------------------------------------
・なし
後場------------------------------------------
・なしw

朝の気配から、相場は高値圏で推移する可能性が高いと思った。
することがないので、休むも相場にした。
終わってから確認すると、保有株は下がっていた。
インバース型ETFは上がったが、前日比はマイナスだったw

下図の上は、2015年からの日経平均株価とTOPIXの推移。
下は、2015年からのTOPIXとユーロ円、ドル円の推移。
米中首脳会談での、中国の台湾問題の発言が報じられると、相場が下がった。
最近の世界情勢を見ていると、中国が最もまともな国に思えてくるw
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追記(今宵の酒の肴)
今宵の酒の肴は乾きものなので、画像はなし。
日本国内におけるサイバー犯罪の検挙件数は、急増している。
原因は、個人の知識不足(セキュリティ知識の欠如)。
先日、そのことがよくわかる記事があったので書いてみるw

証券会社などが導入を進めているパスキー認証。
パスキー認証は、パスキーをデバイス(パソコン、スマホ)に保存する。
保存することで、そのデバイスでしかログインできなくなる。
ところが、多くの記事は、パスキー認証のデメリットを書いていないw

中には、パスキーをアカウントに紐づけることを勧めたりしている記事があったりする。
アカウントに紐づければ、他のデバイスでもログインできてしまう。
パスキー認証には、この他にも注意点がある。
デメリットや注意点を書いていない記事が多いのは、問題だと思っているw

【小説】神崎教授とAIの事件ファイル:EP18 Day1 -1日目-

【内容】
神崎教授とAIが事件を解決していくミステリー小説。
【登場人物】
・神崎零壱(かんざきれいいち)
元東京中央技術大学 情報工学科の教授。日本の情報工学の第一人者で、インターネットの普及に貢献した。2020年に定年退職、現在は年金生活。子どもは独立、妻に先立たれてからは、東京都北区にある築40年以上の二階建て住宅で、妻の思考を学習させたAI(人工知能)と暮らしている。
・神崎悠季(かんざきゆき)
神崎零壱の妻で結婚してからは専業主婦だった。2015年にアルツハイマーを発症。東京中央技術大学病院のアルツハイマー新薬研究プロジェクトの治験に参加するが、治験途中に亡くなる。看護師が気づけなかった投薬装置の故障による過剰投薬が原因と推測されたが、因果関係は不明。
・AI(YUKI)
神崎零壱が神崎悠季の思考を学習させたAI。神崎零壱のことを誰よりも把握している。自宅にかかってきた電話に音声で対応、電話をかけることもできる。受信したメールに対する返信を作成して送信できるなどの機能も搭載している。
・佐藤波流(さとうはる)
東京中央技術大学 情報工学科 2020年卒の神崎教授の教え子。警視庁 サイバー犯罪対策課。
・上条雷人(かみじょうらいと)
東京中央技術大学 情報工学科 2010年卒の神崎教授の教え子。元米国IT企業「ダーウィンスペース」日本法人の社員。「ダークマップ」管理人。サイバーテロを計画し実行する。

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EP18 Day1 -1日目-

11月6日、大場玲を名乗る犯人の要求動画が放送された翌日。
各放送局は今回の事件を報道特別番組として放送していた。
ある局は事件の経緯を説明、元警察官や弁護士、セキュリティ専門家の意見を聞いていた。
また、各公的機関への取材の様子も放送していた。

「最初に今回の事件の経緯を振り返ってみたいと思います」
司会者の男性が、フリップの内容を説明していた。
「11月3日の文化の日、犯人はドローンを使って、東中技大病院の火災を起こしました。
翌11月4日、都内の病院に、東京都の注意喚起を装ったウイルスメールを送りました。

このメールが届いた病院はウイルスに感染、システムが使えなくなりました。
翌11月5日、当局を含む民間各局に要求動画を添付したメールを送りました。
メールには、要求動画を放送すれば、病院のシステムを復旧させるとありました。
当局が放送した後、犯人は病院のシステムを復旧しました」、司会者が自慢げにいう。

「これまでの経緯で、何かご意見はありますか」、司会者がゲストに尋ねる。
「あの、よろしいですか」、元警察官が手を挙げていう。
「はい、どうぞ」、司会者が発言を促す。
「要求動画を放送することは、警察には相談されたんでしょうか」、元警察官がいう。

「捜査に支障が出る可能性があるので、お答えできません」、司会者がいう。
「もし、警察に相談していないのであれば、問題ではないか」、弁護士がいう。
「そうなんですよね。そのことも踏まえ、局内では慎重な議論が行われました。
議論した結果、昨日の放送をさせていただきました」、司会者ははぐらかした。

「犯人は、1週間以内に全ての公的機関のトップを40歳以下にするよう要求しています。
この要求に対して、何かご意見はありますか」、司会者がゲストに尋ねる。
「現状の法律ではできない。従うなら超法規的対応しかないでしょう」、弁護士がいう。
「私も先生の仰る通りだと思います」、司会者が困った顔でいう。

「犯人は、要求に従わない場合、都内の電力供給設備を使用不能にするといってます。
電力供給設備を使用不能にすることは可能でしょうか」、司会者がゲストに尋ねる。
「犯人は都内の病院のシステムを使えなくしたことから、かなりの能力があります。
電力会社のセキュリティを考えると、可能だと思います」、セキュリティの専門家がいう。

警視庁のサイバー犯罪対策課。
捜査責任者の岩田は、捜査員たちと、捜査方法の打ち合わせをしていた。
結果、上条雷人を東中技大病院火災事件の容疑者として指名手配する方向になった。
そのとき、対策課のドアが開いて、スーツ姿の男たちが入って来た。

「今から捜査の指揮は、公安が行う。
責任者と打合せしたいので、部屋を用意してくれ」、先頭の男がいう。
入って来た男たちは、捜査員たちの動きを見ている。
「こちらへ…」、岩田は先頭の男を別室へ連れて行った。

しばらくして、別室から岩田だけが出てきて、捜査員たちにいった。
「現場からの報告は私が公安へ伝え、公安からの指示は私が伝える、以上だ」
公安の男たちは、捜査員たちの背後をうろついて、動きを見ていた。
我々を監視しているみたいだな、昨夜の男も公安なのか、佐藤は思った。

東京都中野区。
仕事帰りの佐藤は、昨夜、夕食をとったファーストフード店に向かっていた。
別室にこもった男以外の公安の男たちは、一日中、捜査員たちを見ていただけだった。
ときおり、岩田さんが別室の男に報告をしに行き、出てきたら指示を伝える。
定時になると、帰るように指示された、普通なら考えられない、佐藤は思った。

昨夜、夕食をとったファーストフード店が近づいてきた。
交通量の多い大通りに面しているためか、この時間は客が多かった。
ガラス越しに見える店内は、椅子の8割ほどに客が座っていた。
店の奥の厨房から入口に向かって店員が移動する通路があり、周りがカウンター席だった。

店内に入ると、自動券売機で食券を買った。
入口に近い空いている席に座ると、カウンターに食券を置いた。
店内の客の顔を見渡したが、昨夜の男はいなかった。
右隣りの席に座っていた会社員風の男性が食べ終えて、席を立ち、店を出て行った。

男性が座っていた席に、会社帰りらしい女性が座り、カウンターに食券を置いた。
チラ見した横顔からすると、30代後半といったところか、佐藤は店員に目を移した。
「あっ」、女性の声がした瞬間、スラックスが冷たくなった。
とっさに足を動かして、下を見ると、スラックスが濡れていた。

カウンターを見ると、女性がピッチャーから水を入れようとしたグラスが倒れていた。
グラスからこぼれた水が、カウンターの上を流れ、佐藤のスラックスを濡らしていた。
「すいません!お拭きします!」、女性がハンカチを手に席を立った。
「自分で拭きますから」、佐藤はいい、おしぼりをとり、スラックスを拭いた。

「申し訳ありません、大事なお洋服を…」、女性が頭を下げて謝る。
「気にしないでください、大丈夫ですから」、佐藤がいう。
「クリーニング代をお支払いします」、女性がいう。
「本当に大丈夫ですから」、佐藤がいう。

「クリーニングに出してもらって、払った金額を教えてください。
明日、何時に来れますか」、女性がいう。
女性の表情を見た瞬間、佐藤はこの女性が確認する人だと気づいた。
「あ、明日なら、夜の8時には行けると思います」、佐藤は答えた。
※本作に登場する手法は防犯上の観点から一部改変しています。

2026年5月13日水曜日

【本日の取引】20260513~本日の取引はなし

自身は、レバレッジ型やインバース型ETFを手がけている。
これらは、主に短期売買により利益を得ることを目的とした商品。
したがって、投資経験の浅い方や日中取引ができない方にはオススメしていない。
だが、誰かの参考になればと思い、取引内容を発信しているw

本日の取引は以下の通り。
前場------------------------------------------
・なし
後場------------------------------------------
・なしw

朝の気配から、相場はさえない値動きで推移する可能性が高いと思った。
することがないので、休むも相場にした。
終わってから確認すると、保有株は上がっていた。
インバース型ETFは下がったが、前日比はプラスだったw

下図の上は、2015年からの日経平均株価とTOPIXの推移。
下は、2015年からのTOPIXとユーロ円、ドル円の推移。
昨年、売り抜けた銘柄は、買値を下回っている銘柄が多くなってきた。
ただ、売り抜けたときより、上がっている銘柄もあるので、結果は出ていないw
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追記(今宵の酒の肴)
今宵の酒の肴は乾きものなので、画像はなし。
現在、「神崎教授とAIの事件ファイル」というミステリー小説を書いている。
サイバー犯罪がテーマにあるため、AIにいろいろと教えてもらいながら書いている。
以前、やりとりしている中で、なるほどと思ったことがあったので書いてみるw

以前からだが、iPhoneの取扱説明書が無くなった。
AIに無くなった理由を聞くと、以下だった。
「説明書を読ませるという手間を省く代わりに、人間の本能やこれまでの習慣を徹底的に分析したUIデザインによって、触ればわかる仕組みを作り上げている」w

わかりやすく書くと、以下になる。
「作り手が人間の習性を緻密に計算し、私たちがそれに応えて無意識に慣れていく」
個人的には、育った時代や環境で、慣れる人と慣れない人がいる。
一律に無くすのではなく、オプションで取扱説明書を用意した方がよいと思うw

【小説】神崎教授とAIの事件ファイル:EP17 電力停止へのカウントダウン

【内容】
神崎教授とAIが事件を解決していくミステリー小説。
【登場人物】
・神崎零壱(かんざきれいいち)
元東京中央技術大学 情報工学科の教授。日本の情報工学の第一人者で、インターネットの普及に貢献した。2020年に定年退職、現在は年金生活。子どもは独立、妻に先立たれてからは、東京都北区にある築40年以上の二階建て住宅で、妻の思考を学習させたAI(人工知能)と暮らしている。
・神崎悠季(かんざきゆき)
神崎零壱の妻で結婚してからは専業主婦だった。2015年にアルツハイマーを発症。東京中央技術大学病院のアルツハイマー新薬研究プロジェクトの治験に参加するが、治験途中に亡くなる。看護師が気づけなかった投薬装置の故障による過剰投薬が原因と推測されたが、因果関係は不明。
・AI(YUKI)
神崎零壱が神崎悠季の思考を学習させたAI。神崎零壱のことを誰よりも把握している。自宅にかかってきた電話に音声で対応、電話をかけることもできる。受信したメールに対する返信を作成して送信できるなどの機能も搭載している。
・佐藤波流(さとうはる)
東京中央技術大学 情報工学科 2020年卒の神崎教授の教え子。警視庁 サイバー犯罪対策課。
・上条雷人(かみじょうらいと)
東京中央技術大学 情報工学科 2010年卒の神崎教授の教え子。元米国IT企業「ダーウィンスペース」日本法人の社員。「ダークマップ」管理人。サイバーテロを計画し実行する。

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EP17 電力停止へのカウントダウン

警視庁のサイバー犯罪対策課。
「た、たった今!システムが復旧しました!
テレビをご覧の皆様!ご安心ください!システムが復旧しました!」
捜査員たちは手を止めて、モニターに映る報道特別番組を観ていた。

捜査責任者の岩田が、怒りを抑えきれず、机を叩いていう。
「なぜ、こちらに連絡しなかったんだ!
連絡があれば、放送時間を打合せして、上条を逮捕できたかもしれないんだぞ!」
捜査員たちも同じ思いなのか、誰も言葉を発しなかった。

確かに、こちらに連絡があれば、上条を逮捕できたかもしれない。
だが、こちらの動きを察知したら、システムを復旧しなかったかもしれない。
その場合、我々だけでなく、放送局も責められる可能性がある。
放送局がこちらに連絡しなかった理由もわかるような気がする、佐藤は思った。

システムが復旧してから、他の放送局も犯人の要求動画を放送し始めた。
ネットには、要求動画に関する多くの記事が、配信された。
夕方から夜にかけてのニュース番組は、何度も要求動画を流した
日本国民の多くが、要求動画を目にすることになった。

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スレタイ:【速報】大場玲が日本をオーバーレイする件

1:名無しさん
動画見たか?1週間以内に全トップを40歳以下にしろ。さもなくば停電だって。
2:名無しさん
これ日本への宣戦布告だろ。
3:名無しさん
無理ゲーすぎワロタ。1週間で全組織のトップ交代とか、手続きだけで1年かかるわw
4:名無しさん
サイバー攻撃じゃなくて爆破とかやる気か?
5:名無しさん
電力設備壊されたら俺らのスマホ充電できなくなるじゃん。それは困る。
6:名無しさん
でもさ、正直「40歳以下に」ってのはスカッとするわ。今の日本の停滞感、マジで老害のせいだし。
7:名無しさん
テロリストに共感してて草。病院のシステムをダウンさせた奴だぞ。
8:名無しさん
政府にはサイバー対処能力強化法があるから安心。
9:名無しさん
ネット通販でモバイルバッテリーが売り切れててワロタ。
10:名無しさん
意外と社会のオーバーレイを待ってた奴らも多いんじゃないか?
11:名無しさん
  9
  マジ?
12:名無しさん
官房長官の会見始まったぞ。顔色真っ青でワロタ…いや笑えねえわ。
13:名無しさん
とりあえず電池とソーラー発電セット買ってくる。
14:名無しさん
さっき行ったけど、すでに売り切れだった…。
15:名無しさん
あと7日…カウントダウンが始まったな。

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東京都中野区。
仕事帰りの佐藤はファーストフード店での夕食を終え、警察待機寮へ向かっていた。
大通りから外れた道を歩いていると、前からカバンを手にしたスーツ姿の男が歩いてきた。
この時間に、この方向から来るスーツ姿は見たことがないなと思ったが、歩き続けた。

男は佐藤の手前で止まり、話しかけてきた。
「サイバー犯罪対策課の佐藤波流くんだね。
私は公的な機関に属している者だ。君に頼みがある。
元東京中央技術大学の神崎教授を官邸に連れてきて欲しい」

「公的な機関って、どこの方ですか」、佐藤がいう。
「詳しいことはいえない。いつ官邸に来れるか、神崎教授に聞いておいて欲しい。
明日も、夕食をとったファーストフード店に立ち寄って欲しい。
そのときに、いつ来れるか、聞かせてもらう。この件はくれぐれも内密に」、男がいう。

「神崎先生には、何といえばいいんですか」、佐藤がいう。
「そうだな、国が聞きたいことがあるとでもいってくれ」、男がいう。
「明日、会う人も、あなたなんですか」、佐藤がいう。
「こちらから接触するので心配しなくていい。では頼んだよ」、男は立ち去った。
※本作に登場する手法は防犯上の観点から一部改変しています。