2025年6月23日月曜日

【コラム】「失われた30年」に思うこと

「失われた30年」という言葉がある。
1991年頃から2020年代初頭までの日本経済が低成長でデフレだった時期をいう。
自身はバブル期に就職したバブル世代。
「失われた30年」に、会社員として働いてきたことになるw

先日、「失われた30年」について考察した記事を読んだ。
1989年度の物価変動を考慮した名目GDP(国内総生産)は、421兆円。
2018年度の名目GDPは557兆円で、成長しているように思う。
だが、世界経済に占める日本経済の割合は、15.3%から5.9%に低下したらしいw

30年間で、政府債務は250兆円から約4倍以上の1100兆円に増えている。
同記事では、「失われた30年」の原因は下記だとしている。
・政府は、常にリスクを回避し、事なかれ主義に徹し、改革が遅く、規模も小さい。
・企業や国民は、補助金行政など、政府に頼りすぎているw

原因について異論はなく、自身の世代や上の世代に原因があると思っている。
個人的には、経営者の視点で仕事をしている人が少なかったように思う。
自らの出世や保身が第一で、先のことを考えていない人が多かった。
具体的には、人を育てようとしない人が多かったw

人を育てる際の有名な格言に、連合艦隊司令長官だった山本五十六氏の下記がある。
"やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ。
話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず。
やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず。"w

自身の場合、基本のやり方は教えてくれても、後は自分で何とかしろだった。
また、成果があった場合、教えた人の手柄にされ、礼をさせられた。
成果が出なかった場合、出ない人の責任で、教えた人の責任ではないという人が多かった。
今、考えても、レベルの低い人しかいないブラックな職場だったw

その後、働いてきて、人生には以下の必要な知識があることがわかった。
・社会や経済に関する知識
・税金に関する知識
・法律に関する知識
・ネットに関する知識w

働き出してから、これらの知識は誰も教えてくれなかった。
教えてくれないのは当たり前で、これらの知識を知っている人が少なかった。
これらの知識は時代の変化とともにアップデートされる。
そのため学び続けなくてはいけないが、必要なことを知らない人は学ぶことができないw

自身は住宅ローンを完済、教育費も払い終え、定年前に会社員を卒業した。
自身と同世代や上の世代で、定年後も働く予定の人は多い。
その中には、住宅ローンを完済できてない人もいれば、教育費を払えなかった人もいる。
おそらく、定年後も働かざるをえない人なんだと思うw

自身と同世代や上の世代は、政府に不満を持っている人が多い。
不満があるにも関わらず、与党を支持する人が多い。
バブル期までの経済が成長していた時期から、思考が停止しているのかもしれない。
自責で考えられない人が多いことが「失われた30年」になった原因かもしれないw

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