また、令和5年の労働力人口比率(人口に占める労働力人口の割合)を見ると、65~69歳では53.5%、70~74歳では34.5%となっており、いずれも上昇傾向である。75歳以上は11.5%となり、平成27年以降上昇している。
(「令和6年版高齢社会白書(全体版)」内閣府サイト)
65~69歳は53.5%と、2人に1人が働いていることがわかる。
70~74歳でも34.5%と、3人に1人が働いていることがわかる。
自身が若かりし頃、定年の60歳を超えた人は使えなかったように思う。
ふと気になったので、定年について調べたことを書いてみるw
日本最古の定年は、1887年の東京砲兵工廠の職工規定で、55歳定年。
民間企業では、1902年の日本郵船の社員休職規則で、55歳定年。
海軍は採用上限が45歳で、年季が10年であったことから、55歳定年だったらしい。
当時は定期職工が基本的な雇用形態 であり、定年には足止め的な目的があったらしいw
現在は、平均寿命が伸びたことから、定年は強制退職の側面が強くなっているらしい。
高年齢者雇用安定法は、1985年に60歳定年を努力義務とした。
1994年に60歳定年を義務化する規定を設け、1998年に施行、60歳定年となった。
2006年に65歳までの継続雇用を義務化する規定を設け、2013年より施行されているw
2015年の文部科学省の「体力・運動能力の加齢にともなう変化の傾向」がある。
加齢と持久力の変化で、20mシャトルランの測定を行っている。
男子は14歳、女子は13歳頃をピークに、18歳頃を機に大きく低下している。
男女とも60~64歳では、ピークの3分の1ほどに低下しているw
同一対象者の加齢に伴う知能変化の研究結果に「シアトル縦断研究」がある。
「語彙」は、60代がピークで、その後は非常に緩やかに低下する。
「処理速度」、「推論」、「記憶」は、55~60歳頃まで高く維持された後、緩やかに低下する。
60代は「語彙」はピークだが、「処理速度」、「推論」、「記憶」は低下していることになるw
誕生年に60を加えた満60歳(数え61歳)を「還暦」という。
還暦祝いでは、「出生時に還る」という意味で、赤色の衣服を本人に贈る場合がある。
赤色の衣服を贈ることは知っていたが、「出生時に還る」意味があることは知らなかった。
昔の人は、60歳が知能のピークだとわかっていたのかもしれないw
最近の60代は若いとか、65歳以上を高齢者とする意見が多いように思う。
自身からすると、高齢者は65歳以上ではなく、60歳以上だと思う。
60代で若い人ではなく、若く見える人で、そういう人は昔からいたと思う。
ただ、「シアトル縦断研究」にもあるが、知能低下させない努力はできると思っているw
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