2025年6月3日火曜日

【コラム】がん検診で知っておきたいこと

父親は胃がんが見つかったが、手術で治してもらった。
母親は糖尿病になり治療を続けていたが、膵臓がんだったことがわかった。
胃がん検診は受けているが、膵臓がん検診は必要ないのかと思い、調べてみた。
誰かの参考になるかもしれないので、調べたことを書いてみるw

"がん検診の目的は、がんを見つけることだけではありません。検診の対象となる人たち(集団)の死亡率を低下させることが、がん検診の目的です。
いくらがん発見率の高い検診を受けても、治療効果のないがんや、治療する必要のないがんがたくさん見つかるような場合は、死亡率低下の効果はありません。
これまでの研究によって、胃がん、肺がん、乳がん、子宮頸がん、大腸がんの5つのがんは、それぞれ特定の方法で行う検診を受けることで早期に発見でき、さらに治療を行うことで死亡率が低下することが科学的に証明されています。
早期で見つけられれば、がんは決して怖い病気ではありません。
「精密検査が必要」と判定されたら早期がんを見つけられるチャンスと考え、自分のため、そして心配してくれる周りの人のためにも、精密検査を受けるようにしましょう。"
(「がん検診の目的と効果」日本対がん協会)

自身は知らなかったが、厚生労働省が指針で検診を勧める5つのがんがある。
5つのがんは、胃がん、肺がん、乳がん、子宮頸がん、大腸がん。
これらは、上記にあるように、特定の方法で行う検診を受けることで早期に発見できる。
さらに治療を行うことで死亡率が低下することが、科学的に証明されているらしいw

市区町村が行っているがん検診や人間ドックが、国が勧めるがん検診になる。
最近、今までになかった方法での検査を見聞きすることがある。
それらは死亡率の低下などが、科学的に証明されていないことになる。
なお、膵臓がんについては、現在、指針として定められている検診はないらしいw

日本のがん検診の受診率は、欧米に比べると低いらしい。
欧米の受診率が70~80%に対し、肺がんを除けば日本は50%にも満たない状況。
受診しない理由は、「受ける時間がない」、「必要性を感じない」など。
検診の目的は死亡率を低下させることなので、受けられることをオススメするw

厚生労働省の「新型コロナワクチンの接種回数について(令和6年4月1日公表)」がある。
全体の1回目の接種率は80.4%、2回目の接種率は79.5%、3回目が67.1%。
接種は任意で、目的は65歳以上の高齢者や基礎疾患がある人の重症化予防だった。
接種率が80%超なのに、がん検診の受診率が低いことを不思議に思うw

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