2026年5月30日土曜日

【小説】神崎教授とAIの事件ファイル:EP35 ホワイトハッカーのハッキング

【AI(人工知能)による作品紹介】
人間とAIのバディに解けない謎はない。日本を襲うハッキングテロ。崩壊する医療、迫る停電のタイムリミット。未曾有の国家危機に立ち向かうのは、神崎教授と亡き妻の思考を学習したAIだった。緻密な伏線とハイスピードな展開で魅せる、新時代のサイバーミステリー!
【登場人物】
・神崎零壱(かんざきれいいち)
元東京中央技術大学 情報工学科の教授。日本の情報工学の第一人者で、インターネットの普及に貢献した。2020年に定年退職、現在は年金生活。子どもは独立、妻に先立たれてからは、東京都北区にある築40年以上の二階建て住宅で、妻の思考を学習させたAI(人工知能)と暮らしている。NCOによるコード名はM2。
・神崎悠季(かんざきゆき)
神崎零壱の妻で結婚してからは専業主婦だった。2015年にアルツハイマーを発症。東京中央技術大学病院のアルツハイマー新薬研究プロジェクトの治験に参加するが、治験途中に亡くなる。看護師が気づけなかった投薬装置の故障による過剰投薬が原因と推測されたが、因果関係は不明。
・AI(YUKI)
神崎零壱が神崎悠季の思考を学習させたAI。神崎零壱のことを誰よりも把握している。自宅にかかってきた電話に音声で対応、電話をかけることもできる。受信したメールに対する返信を作成して送信できるなどの機能も搭載している。
・佐藤波流(さとうはる)
東京中央技術大学 情報工学科 2020年卒の神崎教授の教え子。警視庁 サイバー犯罪対策課。NCOによるコード名はK2。
・上条雷人(かみじょうらいと)
東京中央技術大学 情報工学科 2010年卒の神崎教授の教え子。元米国IT企業「ダーウィンスペース」日本法人の社員。「ダークマップ」管理人。サイバーテロを計画し実行する。
・華喜多美代子(はなきたみよこ)
元東京中央技術大学病院の看護師。神崎悠季を故意に死亡させたと、世間からバッシングされ、退職を余儀なくされる。上条雷人とは異父兄妹。
・雅(みやび)
東京中央技術大学 情報工学科 2010年卒の神崎教授の教え子。国家サイバー統括室(NCO)。本名は美矢部(みやべ)。
・佐倉井(さくらい)
東京中央技術大学 情報工学科 2010年卒の神崎教授の教え子。防衛省 情報本部 特殊情報分析室。NCOによるコード名はJ1。
・高柳(たかやなぎ)
副業でハッキングをしている会社員。NCOによるコード名はM1。
・鳩山(はとやま)
東京都の総務局 文書管理課の職員。NCOによるコード名はT1。

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EP35 ホワイトハッカーのハッキング

「先生の部屋にも盗聴器が仕掛けてあったんですか」、高柳がいう。
「この部屋と同じアナログ無線式盗聴器が仕掛けてあった。
私の部屋もインターホンの中だったよ」、神崎がいう。
「いったい誰が…っていうか、いつも探す道具を持ち歩いているんですか」、高柳がいう。

「普段は持ち歩いたりしない。今は盗聴されている可能性が高いからだよ。
今日、自宅に何者かが侵入し、書斎にあるAI端末だけを破壊した。
破壊されたAIの本体は、ここ東京中央技術大学病院のデータセンター専用棟にある。
自宅のAI端末とここの本体は、量子暗号通信の光ファイバー専用線で繋がっている。

この回線、QKDは光の最小単位『光子』にデータを乗せて送信する。
途中で誰かが1ビットでも光を覗き見れば、光子の状態が変化してデータが壊れる。
覗き見した事実は即座に検知され、暗号鍵も使えなくなる。
理論的には、絶対に盗聴や傍受ができない専用回線になる。

自宅にAI端末があること、専用回線のことを知っているのは、私と病院の関係者だけだ。
病院の関係者が、AI端末があることを、誰かにリークした可能性が高い」、神崎がいう。
「確かに、QKDなら途中で盗み見ることはできない。
入口と出口でしか、データは確認できないですね」、高柳がいう。

「仕掛けてあったアナログ無線式盗聴器は、室内の音を電波に変えて外に飛ばす。
電波が届く範囲は、半径50メートルから100メートル程度でしかない。
この部屋が10階にあることから、中央棟のどこかに受信機がある可能性が高い。
したがって、中央棟で働いている病院の関係者がリークした可能性が高い」、神崎がいう。

「受信機の場所を逆探知するんですか」、高柳がいう。
「盗聴器は無効化したので、その必要はない。
何者かがシステムに仕掛けた仕組みを見つけ出し、逆利用する」、神崎がいう。
「なるほど、ハッキングにハッキングで対抗するってことですね」、高柳がいう。

「お願いできるかな」、神崎がいう。
「先生の頼みとあれば、断る理由はありません。光栄です。
こちらとしても、望むところです。お任せください」
高柳はいい、カバンからUSBメモリを取り出すと、机の前の椅子に座った。

ノートパソコンの電源プラグをコンセントに指し込むと、USBメモリを差し込んだ。
モニターを開くと、ファンクションキーを押したまま、電源を入れた。
選択画面でUSBメモリを選択すると、USBメモリのOSが起動した。
起動した画面の中にある、白い馬のショートカットアイコンをクリックした。

画面全体が白くなり、上部には青字で「Welcome to Pegasus」とあった。
中央には、擬人化された青い目をした白い天馬が二本足で立って腕組みしていた。
高柳は天馬の下にある「Start」ボタンをクリックした。
「そのプログラムは君が作ったのかね」、傍に立って見ている神崎がいう。

「ええ、自作の解析プログラムの『ペガサス』です。
起動すると、自動で偽装したMACアドレスを発信、Torブラウザに接続します。
接続後に目的地のサーバーと経由するサーバーのIPアドレスを入力。
入力してスタートボタンを押せば、サーバーにたどり着きます」、高柳がいう。

「『ペガサス』という名前のプログラムは聞いたことがある。
昔、審査委員をしていた中学生プログラミング大会だったかな」、神崎がいう。
「ええっ、それ私です。先生が審査委員だったんですか」、高柳が神崎を見ていう。
「中学生なのにレベルが高かったことは覚えているよ」、神崎が笑顔でいう。

数分後、画面の上半分が世界地図に、下半分がIPアドレスなどの入力画面になった。
世界地図の日本を拡大、東京を拡大して、この病院のピンをクリックした。
クリックすると、下の「目的地」に、病院のIPアドレスが自動で反映された。
「経由地」には、東欧、中東、南米にあるサーバーのIPアドレスを反映させた。

行け、ペガサス、高柳は一番下にある「Start」ボタンをクリックした。
「たいしたもんだ。よくできてるね」、神崎がいう。
「いや、それほどでも。数分で病院のサーバーに接続するのでお待ちください」
まんざらでもない声で高柳がいう。

数分後、病院のサーバーに接続すると、「Scan」ボタンをクリックした。
「作業前には、トラップがないか、必ずスキャンを行っています。
先日、防衛省のサーバーに接続した際もスキャンを行いました。
すると、誰かが仕掛けていたバックドアが見つかったので報告しています」、高柳がいう。

「どんなバックドアだったんだい」、神崎がいう。
「スタンドアロンの非常用システムへ移行すると起動するバックドアです。
おそらく、都内が停電したときにデータを盗むつもりだったんでしょう」、高柳がいう。
モニターにスキャン結果の一覧が表示された。

「AIに遠隔監視操作プラグラムが仕込まれていますが…こ、これは…」、高柳がいう。
「このプログラムから何かわかるのかい」、神崎がいう。
「こ、このプログラムは、私が前の会社で作ったプログラムです。
当時、納品したのは『ダーウィンスペース』日本法人の子会社でした」、高柳がいう。
【量子暗号通信(Quantum Key Distribution)】
量子力学の物理法則を利用し、第三者による「盗聴」を原理的に不可能にする次世代の暗号通信技術。現在主流の暗号方式が将来の量子コンピュータによって解読されるリスクへの対策として、金融・医療・国家安全保障などの分野で実用化が進んでいる。
【ハッキング(hacking)】
高度な知識や技術を用いて、コンピュータやコンピュータネットワークの解析・改良・改造・構築・開発などを行うこと。他人が管理するコンピュータからデータを窃取するなどの不正行為もハッキングだが、一般的にクラッキングと呼び区別される。
【MACアドレス(Media Access Control address)】
ネットワーク機器それぞれに製造段階で割り当てられる装置固有の12桁の識別番号。OSによって「物理アドレス」、「Wi-Fiアドレス」と表示される。MACアドレスが重複することはないが、MACアドレスを変更するソフトウェアなどもあり、意図的に変更した場合は重複することがある。
【Tor(The Onion Router)】
通信経路を暗号化・多段中継して匿名性を確保する、フリーかつオープンソースの通信技術。IPアドレスなどの痕跡を隠してWeb閲覧や通信が可能になり、通常アクセスできない「.onion」サイト(ダークウェブ)の利用にも使用できる。通信は世界中のノードを経由するため、速度は遅くなる。
【スタンドアロン(Stand-alone)】
他の機器やネットワークに接続せず、単独で機能や動作が完結している状態やシステム。
【バックドア(backdoor)】
本来の正規の認証プロセス(IDやパスワードなど)を回避し、システムやネットワークの内部へ秘密裏に侵入できる隠し通路(裏口)。

※本作に登場する手法は防犯上の観点から一部改変しています。

2026年5月29日金曜日

【本日の取引】20260529~本日の取引はなし

自身は、レバレッジ型やインバース型ETFを手がけている。
これらは、主に短期売買により利益を得ることを目的とした商品。
したがって、投資経験の浅い方や日中取引ができない方にはオススメしていない。
だが、誰かの参考になればと思い、取引内容を発信しているw

本日の取引は以下の通り。
前場------------------------------------------
・なし
後場------------------------------------------
・なしw

朝の気配から、相場は高値圏で推移する可能性が高いと思った。
することがないので、休むも相場にした。
終わってから確認すると、保有株は上がっていた。
インバース型ETFは下がったが、前日比はプラスだったw

下図の上は、2015年からの日経平均株価とTOPIXの推移。
下は、2015年からのTOPIXとユーロ円、ドル円の推移。
日経平均株価とTOPIX、いずれも最高値を更新した。
歴史的な株高がいつまで続くのか、注視しているw
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追記(今宵の酒の肴)
今宵の酒の肴は乾きものなので、画像はなし。
総務省が、2025年に行われた国勢調査の速報を発表した。
2025年10月1日時点での日本の人口は1億2304万9524人。
5年前の前回調査と比べて309万6575人減少、減少幅は過去最大だった。

東京都と沖縄県以外は、人口が減少している。
東京都は19万8000人あまり増加、日本全体に占める割合は11.6%となった。
国別では、5年前の11位から12位に順位を落としている。
国力は人口に比例するので、経済成長は期待できない。

以前にも書いたが、現在、日本では予測を上回るペースで死亡者数が増えている。
2021年から死亡者数が急増、2022年には前年比で約13万人増で統計開始以来最大の増加。
40代〜64歳や、10代〜20代においても、予測値を上回る(%が高い)傾向が見られる。
中には、国がワクチンの影響を否定できないとして救済認定した事例が含まれている。

【小説】神崎教授とAIの事件ファイル:EP36 Day6 -6日目-

【AI(人工知能)による作品紹介】
人間とAIのバディに解けない謎はない。日本を襲うハッキングテロ。崩壊する医療、迫る停電のタイムリミット。未曾有の国家危機に立ち向かうのは、神崎教授と亡き妻の思考を学習したAIだった。緻密な伏線とハイスピードな展開で魅せる、新時代のサイバーミステリー!
【登場人物】
・神崎零壱(かんざきれいいち)
元東京中央技術大学 情報工学科の教授。日本の情報工学の第一人者で、インターネットの普及に貢献した。2020年に定年退職、現在は年金生活。子どもは独立、妻に先立たれてからは、東京都北区にある築40年以上の二階建て住宅で、妻の思考を学習させたAI(人工知能)と暮らしている。NCOによるコード名はM2。
・神崎悠季(かんざきゆき)
神崎零壱の妻で結婚してからは専業主婦だった。2015年にアルツハイマーを発症。東京中央技術大学病院のアルツハイマー新薬研究プロジェクトの治験に参加するが、治験途中に亡くなる。看護師が気づけなかった投薬装置の故障による過剰投薬が原因と推測されたが、因果関係は不明。
・AI(YUKI)
神崎零壱が神崎悠季の思考を学習させたAI。神崎零壱のことを誰よりも把握している。自宅にかかってきた電話に音声で対応、電話をかけることもできる。受信したメールに対する返信を作成して送信できるなどの機能も搭載している。
・佐藤波流(さとうはる)
東京中央技術大学 情報工学科 2020年卒の神崎教授の教え子。警視庁 サイバー犯罪対策課。NCOによるコード名はK2。
・上条雷人(かみじょうらいと)
東京中央技術大学 情報工学科 2010年卒の神崎教授の教え子。元米国IT企業「ダーウィンスペース」日本法人の社員。「ダークマップ」管理人。サイバーテロを計画し実行する。
・華喜多美代子(はなきたみよこ)
元東京中央技術大学病院の看護師。神崎悠季を故意に死亡させたと、世間からバッシングされ、退職を余儀なくされる。上条雷人とは異父兄妹。
・雅(みやび)
東京中央技術大学 情報工学科 2010年卒の神崎教授の教え子。国家サイバー統括室(NCO)。本名は美矢部(みやべ)。
・佐倉井(さくらい)
東京中央技術大学 情報工学科 2010年卒の神崎教授の教え子。防衛省 情報本部 特殊情報分析室。NCOによるコード名はJ1。
・高柳(たかやなぎ)
副業でハッキングをしている会社員。NCOによるコード名はM1。
・鳩山(はとやま)
東京都の総務局 文書管理課の職員。NCOによるコード名はT1。

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EP36 Day6 -6日目-

11月11日、大場玲を名乗る犯人の要求動画が放送された6日後。
犯人は、要求に従わない場合、都内の電力供給設備を使用不能にするとしていた。
各放送局は今回の事件を報道特別番組として放送していた。
犯人が要求した期限が迫る中、ある局は都内の様子を取材、放送していた。

「それでは、都内の様子を見てみましょう」、司会者がいうと、画面が切り替わった。
マイクを手にした男性リポーターが映し出された。
リポーターの背後には、豊洲の高層マンション群と重厚な変電所ビルがあった。
画面の中には『江東区 新豊洲変電所』の文字があり、リポーターが話し始めた。

「私は今、江東区にある新豊洲変電所の前にいます。地下に世界初の50万ボルト級変電設備を持つ、都心部の心臓へ電力を送り届ける最重要拠点の一つです。
ご覧ください、普段は無人のこのハイテク施設ですが、現在は警視庁の機動隊、そして経済産業省から派遣された専門チームの車両がずらりと並んでいます。要求期限まであと1日。現在、システムを外部ネットワークから完全に切り離す隔離作業が行われている模様ですが、関係者の顔は一様に強張っています。都心のインフラが人質に取られたこの状況、現場には異様な緊張感が漂っています」

画面右下のスタジオにいる司会者がリポーターに質問する。
「要求期限まであと1日。現在、システムをネットワークから切り離す隔離作業中とのことですが、これによって電力供給そのものに影響は出ていないんでしょうか」
質問を受けたリポーターが話し始めた。

「はい、電力会社によりますと、現在のところ供給ラインは通常通り維持されているとのことです。しかし、関係者への取材でわかったことがあります。
完全にネットワークを遮断してしまうと、今度は遠隔での電力制御ができなくなるというジレンマがあるという点です。つまり、サイバー攻撃を防ぐためにシステムを閉じると、今度はアナログな手動操作に頼らざるを得ず、急な電力需要の変動に対応できなくなるリスクが生じる。専門チームは今、そのリスクと供給の限界のラインで、時間と戦いながら苦渋の決断を迫られている模様です」

「わかりました。ありがとうございました」
司会者がいうと、画面が切り替わり、マイクを手にした女性リポーターが映し出された。
リポーターの背後には、火力発電所があり、海上保安庁の巡視艇が映り込んでいた。
画面の中には『品川区 大井火力発電所』の文字があり、リポーターが話し始めた。

「はい、東京湾岸の大井火力発電所前です。要求期限まであと1日。ここ臨海部の重要拠点では、陸上だけでなく、海上からも厳重な警戒態勢が敷かれています。先ほどから、海上保安庁のボートが激しい水しぶきを上げて周囲を巡回しています。サイバーテロという性質上、物理的なテロと連動する可能性を排除できないためです。敷地内では、防弾チョッキを着た機動隊員が数十メートルおきに立ち、周囲を威嚇するように睨みつけています。普段は訪れる人の少ないエリアですが、ここはまさに要塞と化しています」

画面右下のスタジオにいる司会者がリポーターに質問する。
「大井の現場はものものしい警備ですが、犯人はサイバーテロリストですよね。なぜここまで物理的な、人海戦術の警備が必要とされているんでしょうか?」
質問を受けたリポーターが話し始めた。

「警察幹部に匿名を条件に取材したところ、目的は、物理的な侵入による、直接的なシステム書き換えの阻止です。外部からのハッキングができない場合、テロリストの協力者が直接敷地内に侵入し、内部の端末に不正なUSBメモリなどを接続してウイルスを感染させる、という最悪のシナリオが想定されているためです。あと1日という猶予は、テロリスト側にとっても、物理的な工作を仕掛ける時間があることを意味します。そのため、ネット上の監視だけでなく、ここのような巨大施設では、文字通りアリの這い出る隙もない物理警備が敷かれている状況です」

「わかりました。ありがとうございました」
司会者がいうと、画面が切り替わり、マイクを手にした男性リポーターが映し出された。
リポーターの背後には、明治通り沿いの街並みと急ぎ足で通り過ぎる会社員たちがいた。
画面の中には『渋谷区 代々木変電所』の文字があり、リポーターが話し始めた。

「渋谷区の代々木変電所近くから中継です。私の後ろをご覧ください。ここは鉄道や主要病院への電力供給を司る、いわば東京の神経系です。要求期限まであと1日となった今、施設内には臨時の現地対策本部が立ち上がった模様です。驚くべきは周囲の状況です。まだ停電は起きていませんが、この中継をスマートフォンで見ながら、不安そうに施設を見上げる市民の姿が数多く見られます。目に見えないサイバー攻撃の脅威が、確実にこの大都会の日常を侵食し始めています」

画面右下のスタジオにいる司会者がリポーターに質問する。
「鉄道や病院の電力を司る代々木ですが、もしもの事態に備えて、バックアップなどの具体的なアナウンスは出ているんでしょうか?」
質問を受けたリポーターが話し始めた。

「現時点では、主要な大病院は、自家発電装置により数日間は稼働可能と発表していますが、問題は鉄道です。JRや私鉄各社は、要求期限に合わせた計画運休の検討に入ったという情報が入ってきました。そのため、私の後ろを通る通勤客の方々からも、『明日の夜は家に帰れるのか』『仕事どころではない』といった声が聞かれます。また、先ほどからスマートフォンを片手に、この変電所の建物を不安そうに写真に収めていく若者の姿が目立ちます。実害こそ出ていませんが、すでに都民の精神的なパニックは始まっています」

東京都新宿区の東京中央技術大学病院。
一般外来用駐車場の一画に、電力会社の2000kW級 ガスタービン電源車が停まっていた。
大型トレーラーサイズの電源車の周りでは、多くの電力会社の社員たちが動いていた。
その中に、電力会社の社員と打合せをしている佐倉井がいた。

打合せが終わった佐倉井がその場を離れると、神崎が歩み寄った。
「先生、どうされました」、神崎に気づいた佐倉井が立ち止まっていう。
「正午からのミッションの前に話しておきたいことがある」、神崎がいう。
神崎の話を聞いている佐倉井の表情が変わり始めた。
※本作に登場する手法は防犯上の観点から一部改変しています。

2026年5月28日木曜日

【本日の取引】20260528~本日の取引はなし

自身は、レバレッジ型やインバース型ETFを手がけている。
これらは、主に短期売買により利益を得ることを目的とした商品。
したがって、投資経験の浅い方や日中取引ができない方にはオススメしていない。
だが、誰かの参考になればと思い、取引内容を発信しているw

本日の取引は以下の通り。
前場------------------------------------------
・なし
後場------------------------------------------
・なしw

朝の気配から、相場はさえない値動きで推移する可能性が高いと思った。
することがないので、休むも相場にした。
終わってから確認すると、保有株は下がっていた。
インバース型ETFは上がったが、前日比はマイナスだったw

下図の上は、2015年からの日経平均株価とTOPIXの推移。
下は、2015年からのTOPIXとユーロ円、ドル円の推移。
その下は、2022年からの日経平均株価と投資主体別売買状況の推移。
4月から、海外投資家は買い越しているが、証券自己(証券会社)は売り越しているw
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追記(今宵の酒の肴)
今宵の酒の肴は乾きものなので、画像はなし。
通信サービスや携帯電話の契約に関する消費者からの苦情が高止まりしているらしい。
総務省は、悪質な事業者や販売代理店の名称を公表する検討を進めているとのこと。
個人的に思うことがあるので書いてみるw

以前から、悪質な通信事業者による営業は多い。
過去に販売代理店に行った際、不利な契約をしてしまい、解約するまで大変だった。
それ以降、販売代理店には行かず、ネットで手続きするようにしている。
ちなみに、そのときの販売代理店は潰れたのか、無くなっているw

そのときに、大手キャリアを指導する必要があると思った。
大手キャリアが、悪質な営業を見過ごしているから、苦情が増えたんだと思う。
自身は知らない番号には出ないが、大手キャリアは困ったものだと思っている。
なお、大手キャリアは「〇TTドコモ」「〇DDI(〇u)」「〇フトバンク」「〇天モバイル」w

【小説】神崎教授とAIの事件ファイル:EP37 ミッションゼロデイ

【AI(人工知能)による作品紹介】
人間とAIのバディに解けない謎はない。日本を襲うハッキングテロ。崩壊する医療、迫る停電のタイムリミット。未曾有の国家危機に立ち向かうのは、神崎教授と亡き妻の思考を学習したAIだった。緻密な伏線とハイスピードな展開で魅せる、新時代のサイバーミステリー!
【登場人物】
・神崎零壱(かんざきれいいち)
元東京中央技術大学 情報工学科の教授。日本の情報工学の第一人者で、インターネットの普及に貢献した。2020年に定年退職、現在は年金生活。子どもは独立、妻に先立たれてからは、東京都北区にある築40年以上の二階建て住宅で、妻の思考を学習させたAI(人工知能)と暮らしている。NCOによるコード名はM2。
・神崎悠季(かんざきゆき)
神崎零壱の妻で結婚してからは専業主婦だった。2015年にアルツハイマーを発症。東京中央技術大学病院のアルツハイマー新薬研究プロジェクトの治験に参加するが、治験途中に亡くなる。看護師が気づけなかった投薬装置の故障による過剰投薬が原因と推測されたが、因果関係は不明。
・AI(YUKI)
神崎零壱が神崎悠季の思考を学習させたAI。神崎零壱のことを誰よりも把握している。自宅にかかってきた電話に音声で対応、電話をかけることもできる。受信したメールに対する返信を作成して送信できるなどの機能も搭載している。
・御堂健伍(みどうけんご)
東京中央技術大学病院の病院長。元アルツハイマー新薬研究プロジェクトの責任者。神崎零壱に神崎悠季の治験への参加を勧めたことに責任を感じている。
・佐藤波流(さとうはる)
東京中央技術大学 情報工学科 2020年卒の神崎教授の教え子。警視庁 サイバー犯罪対策課。NCOによるコード名はK2。
・上条雷人(かみじょうらいと)
東京中央技術大学 情報工学科 2010年卒の神崎教授の教え子。元米国IT企業「ダーウィンスペース」日本法人の社員。「ダークマップ」管理人。サイバーテロを計画し実行する。
・華喜多美代子(はなきたみよこ)
元東京中央技術大学病院の看護師。神崎悠季を故意に死亡させたと、世間からバッシングされ、退職を余儀なくされる。上条雷人とは異父兄妹。
・雅(みやび)
東京中央技術大学 情報工学科 2010年卒の神崎教授の教え子。国家サイバー統括室(NCO)。本名は美矢部(みやべ)。
・佐倉井(さくらい)
東京中央技術大学 情報工学科 2010年卒の神崎教授の教え子。防衛省 情報本部 特殊情報分析室。NCOによるコード名はJ1。
・高柳(たかやなぎ)
副業でハッキングをしている会社員。NCOによるコード名はM1。
・鳩山(はとやま)
東京都の総務局 文書管理課の職員。NCOによるコード名はT1。

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EP37 ミッションゼロデイ

東京都新宿区の東京中央技術大学病院。
敷地面積 約66,200㎡、延床面積 約145,900㎡。病床数 863床の最先端の病院。
中心となる中央棟と、付随する施設で構成されている。
病院のシステムを司るデータセンター専用棟は、中央棟に隣接した場所にあった。

データセンター専用棟は、他の棟とは内外共に大きく異なる建物だった。
地上1階から2階の外壁は管理室やサーバーを保護する強固なコンクリート壁。
1階の外壁には、ステンレス製の吸気ルーバーがズラリと並んでいる。
ここから取り込まれた外気は地下1階の空調機械室で冷却される。

冷却された外気は、スーパーコンピュータがある1階へ送られる。
コンピューターの熱で熱くなった外気は2階のパイプダクトを通じて、3階へ送られる。
3階から5階の外壁全面は「巨大な可動式ルーバー(金属製の鎧戸)」になっている。
3階から5階は、スーパーコンピュータの熱を逃がす巨大な排気システムになっていた。

正午、神崎と高柳がデータセンター専用棟に行くと、佐倉井と御堂が待っていた。
「神崎先生、システムチェックのためにお越しいただき、ありがとうございます。
お二人分のセキュリティカードを渡しますので、よろしくお願いします」
カバンを持った神崎と高柳にセキュリティカードを手渡しながら、御堂がいう。

「神崎先生と高柳さん、システムチェックをよろしくお願いします。
終わられたら、自室へお戻りください。後でカードを取りに伺います。
では、御堂院長、警備状況確認のため、外来棟から案内をしていただけますか」
わかりましたと御堂がいい、佐倉井と外来棟へ向かった。

「さあ、行こうか」、2人の姿が見えなくなると、神崎がいい、高柳がはいという。
データセンター専用棟の入口横のカードリーダーにカードを通して、中に入った。
赤外線センサーや監視カメラがある通路の先に重厚な鉄扉があった。
鉄扉の横にあるカードリーダーにカードを通して、中に入った。

中には、天井に届くほど巨大な艶消しブラックのサーバーラックがあった。
それが何重もの列をなし、まるで漆黒の巨大な迷路のように空間を圧迫している。
アクリルパネルの隙間からは、数万個の超高性能GPUが光を放っていた。
目が眩むような青や緑のインジケータが不規則に点滅している。

一歩足を踏み入れた瞬間、大地を揺らすファンの轟音が充満している。
会話など到底不可能で、大声を出さないと、意思疎通ができない。
熱風と冷風のせめぎ合う中、ラックの背面からは凄まじい排熱が噴き出している。
それを床下から吹き上げる氷点下の超強力な冷気が力づくで抑え込んでいた。

神崎は一番奥にあるサーバーラックに歩き、高柳が後ろに続く。
目的のサーバーラックにたどり着くと、床にカバンを置き、中からインカムを取り出した。
1つを高柳に手渡し、自らも装着したあと、ノートパソコンとケーブルを取り出した。
ノートパソコンを床に置き、ケーブルでサーバーと繋いだ。

「ミッションゼロデイを開始する」、神崎がインカムにいう。
「ファーストステップ、ペガサス起動」、高柳がいい、ポケットからUSBメモリを取り出す。
ノートパソコンの前に座り、取り出したUSBメモリを差し込んだ。
モニターを開くと、ファンクションキーを押したまま、電源を入れた。

選択画面でUSBメモリを選択すると、USBメモリのOSが起動した。
起動した画面の中にある、白い馬のショートカットアイコンをクリックした。
画面全体が白くなり、上部には青字で「Welcome to Pegasus」とあった。
中央には、擬人化された青い目をした白い天馬が二本足で立って腕組みしていた。

高柳は天馬の下にある「Start」ボタンをクリックした。
数分後、画面の上半分が世界地図に、下半分がIPアドレスなどの入力画面になった。
世界地図の日本を拡大、東京を拡大して、この病院のピンをクリックした。
クリックすると、下の「目的地」に、病院のIPアドレスが自動で反映された。

「経由地」には、東欧、中東、南米にあるサーバーのIPアドレスを反映させた。
行け、ペガサス、高柳は一番下にある「Start」ボタンをクリックした。
数分後、病院のサーバーに接続すると、「Scan」ボタンをクリックした。
スキャンが終わると、モニターにスキャン結果の一覧が表示された。

「セカンドステップ、ペガサスデータ転送」、高柳がいい、選択画面を表示した。
選択画面で「Data transfer」を選択、「Start」ボタンをクリックした。
データ転送が終わると、高柳がいう。
「サードステップ、ゼロデイアタック開始」
【GPU(Graphics Processing Unit)】
コンピュータゲームに代表されるリアルタイム画像処理に特化した演算装置あるいはコンピュータの「頭脳」にあたる最も重要な中核部品(半導体)。

※本作に登場する手法は防犯上の観点から一部改変しています。

2026年5月27日水曜日

【本日の取引】20260527~本日の取引はなし

自身は、レバレッジ型やインバース型ETFを手がけている。
これらは、主に短期売買により利益を得ることを目的とした商品。
したがって、投資経験の浅い方や日中取引ができない方にはオススメしていない。
だが、誰かの参考になればと思い、取引内容を発信しているw

本日の取引は以下の通り。
前場------------------------------------------
・なし
後場------------------------------------------
・なしw

朝の気配から、相場は高値圏で推移する可能性が高いと思った。
することがないので、休むも相場にした。
終わってから確認すると、保有株は下がっていた。
インバース型ETFも下がったので、前日比はマイナスだったw

下図の上は、2015年からの日経平均株価とTOPIXの推移。
下は、2015年からのTOPIXとユーロ円、ドル円の推移。
その下は、2015年からの個人投資家の信用評価損益率と買い残と売り残金額の推移。
信用取引の買い残と売り残金額、いずれも増え始めていることがわかるw
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追記(今宵の酒の肴)
今宵の酒の肴は乾きものなので、画像はなし。
「国家情報会議」設置法案が可決、成立したらしい。
インテリジェンス(情報収集・分析)の司令塔機能を担うのが「国家情報会議」。
個人的に思うことがあるので書いてみるw

2025年7月、内閣サイバー官を長とする「国家サイバー統括室(NCO)」が設置された。
NCOの主な所掌事務は、サイバーセキュリティ戦略本部の事務局としての役割。
行政各部の情報システムに対する不正な活動の監視・分析など。
この組織のトップである本部長は、内閣総理大臣になるw

今回、設置法案が可決された「国家情報会議」とダブっている部分があるように思う。
おそらく、自分が設立した組織を作りたかったのだろうが、ムダなように思う。
公約である食料品消費税0%は実現しておらず、消費税以上の物価高になっている。
物価高の要因の一つは円安を容認しているからだが、先にそちらの対策をして欲しいw

【小説】神崎教授とAIの事件ファイル:EP38 ゼロデイアタック

【AI(人工知能)による作品紹介】
人間とAIのバディに解けない謎はない。日本を襲うハッキングテロ。崩壊する医療、迫る停電のタイムリミット。未曾有の国家危機に立ち向かうのは、神崎教授と亡き妻の思考を学習したAIだった。緻密な伏線とハイスピードな展開で魅せる、新時代のサイバーミステリー!
【登場人物】
・神崎零壱(かんざきれいいち)
元東京中央技術大学 情報工学科の教授。日本の情報工学の第一人者で、インターネットの普及に貢献した。2020年に定年退職、現在は年金生活。子どもは独立、妻に先立たれてからは、東京都北区にある築40年以上の二階建て住宅で、妻の思考を学習させたAI(人工知能)と暮らしている。NCOによるコード名はM2。
・神崎悠季(かんざきゆき)
神崎零壱の妻で結婚してからは専業主婦だった。2015年にアルツハイマーを発症。東京中央技術大学病院のアルツハイマー新薬研究プロジェクトの治験に参加するが、治験途中に亡くなる。看護師が気づけなかった投薬装置の故障による過剰投薬が原因と推測されたが、因果関係は不明。
・AI(YUKI)
神崎零壱が神崎悠季の思考を学習させたAI。神崎零壱のことを誰よりも把握している。自宅にかかってきた電話に音声で対応、電話をかけることもできる。受信したメールに対する返信を作成して送信できるなどの機能も搭載している。
・御堂健伍(みどうけんご)
東京中央技術大学病院の病院長。元アルツハイマー新薬研究プロジェクトの責任者。神崎零壱に神崎悠季の治験への参加を勧めたことに責任を感じている。
・佐藤波流(さとうはる)
東京中央技術大学 情報工学科 2020年卒の神崎教授の教え子。警視庁 サイバー犯罪対策課。NCOによるコード名はK2。
・上条雷人(かみじょうらいと)
東京中央技術大学 情報工学科 2010年卒の神崎教授の教え子。元米国IT企業「ダーウィンスペース」日本法人の社員。「ダークマップ」管理人。サイバーテロを計画し実行する。
・華喜多美代子(はなきたみよこ)
元東京中央技術大学病院の看護師。神崎悠季を故意に死亡させたと、世間からバッシングされ、退職を余儀なくされる。上条雷人とは異父兄妹。
・雅(みやび)
東京中央技術大学 情報工学科 2010年卒の神崎教授の教え子。国家サイバー統括室(NCO)。本名は美矢部(みやべ)。
・佐倉井(さくらい)
東京中央技術大学 情報工学科 2010年卒の神崎教授の教え子。防衛省 情報本部 特殊情報分析室。NCOによるコード名はJ1。
・高柳(たかやなぎ)
副業でハッキングをしている会社員。NCOによるコード名はM1。
・鳩山(はとやま)
東京都の総務局 文書管理課の職員。NCOによるコード名はT1。

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EP38 ゼロデイアタック

昨夜、神崎と高柳はミッションを達成するため、打合せを行った。
2人が与えられたミッションは以下だった。
1.防衛省のサーバーログから、上条が盗んだ機密データが保存されたサーバーを特定。
2.サーバーに保存してある機密データを暗号化し、消去。

正規の手続きでは間に合わないため、民間人の2人が勝手にやったことにする必要があった。
そのため、これらのミッションは暗号化されたTorブラウザを使って行う必要があった。
「ファーストステップ」で、ペガサスがYUKIから暗号化されたルートを作る。
YUKIはそのルートを使い、保存してある機密データを暗号化し、消去することにした。

昨夜、YUKIに遠隔監視操作プログラムが仕掛けられていることがわかった。
削除すると仕掛けた者に知られるため、無効化する必要があった。
「セカンドステップ」のデータ転送で、そのことをYUKIに伝えた。
また、ミッションの実行にはペガサスが作ったルートを使うことも伝えた。

高柳が1を実施、上条が盗んだ機密データが保存されたサーバーを特定していた。
だが、上条はダークウェブにある「ダークマップ」の管理人だった。
そのため、ダークウェブ経由で、他のサーバーにも保存している可能性があった。
YUKIには、保存している可能性のあるサーバーをスキャンしてもらう必要があった。

ただ、サーバーによって、備わっている侵入対策は異なっている。
そのため、サーバーに対して、ゼロデイアタックを行うことにした。
開発者が気づいていない欠陥があることをゼロデイ脆弱性という。
ゼロデイ脆弱性を利用した攻撃が、ゼロデイアタックだった。

「セカンドステップ」のデータ転送が終わると、YUKIは瞬時にこれらを理解した。
高柳が「サードステップ、ゼロデイアタック開始」と発したときには理解していた。
最初にYUKIが行ったのは、仕込まれている遠隔監視操作プログラムへの対応だった。
プログラムに対して、通常稼働時の情報しか読み取れないようにした。

次にYUKIが行ったのは、現時点でのゼロデイ脆弱性を見つけることだった。
超高性能CPUを使い、複数のプログラムにあるゼロデイ脆弱性を見つけ出した。
YUKIは、ペガサスが作ったルートを使い、ダークウェブに入った。
ダークウェブから、保存している可能性があるサーバーに、ゼロデイアタックを開始した。

米国のバージニア州にあるサーバールーム。
「Holy shit! The RCE vulnerability we just patched is being bypassed! It's a zero-day exploit!」
(なんてことだ、パッチを当てたばかりの遠隔コード実行が突破されている!ゼロデイ攻撃だ!)
「They're injecting a backdoor into the kernel level!」
(カーネルにバックドアを注入されているぞ!)

ロシアのノヴォシビルスクにあるサーバールーム。
「Что за…Нас атакуют через переполнение буфера! Слишком быстро!」
(何だと…バッファオーバーフローで攻撃されている!速すぎる!)
「Все наши прокси вскрыты. 」
(我々のプロキシがすべて暴かれた!)

中国の上海にあるサーバールーム。
「哎呀!我们的加密通道正在被暴力破解。 对方正在进行多线程并发扫描!」
(大変だ!我々の暗号化通信路がブルートフォースで破られている。多スレッドの同時並行スキャンだ!)
「这不是简单的DDoS,目标是彻底接管系统!」
(これは単なるDDoS攻撃じゃない、完全なシステム支配だ!)

マレーシアのクアラルンプールにあるサーバールーム。
「Alamak! Trafik haram sedang memecah masuk ke pelayan hos kalis peluru kita!」
(なんてこった! 我々の防弾ホスティングサーバーに不正トラフィックが侵入している!)
「Siapa yang berani lakukan ini?」
(誰がこんなことを? )
「Mereka gunakan eksploitasi sifar hari!」
(奴ら、ゼロデイ攻撃を使ってやがる!)

パナマのパナマシティにあるサーバールーム。
「¡Mierda! Alguien está saltándose el cifrado de nuestra zona offshore.」
(クソッ! 誰かが我々のオフショア地帯の暗号化をバイパスしているぞ!)
「 ¡Esto es una locura!」
(正気の沙汰じゃない!)
【Tor(The Onion Router)】
通信経路を暗号化・多段中継して匿名性を確保する、フリーかつオープンソースの通信技術。IPアドレスなどの痕跡を隠してWeb閲覧や通信が可能になり、通常アクセスできない「.onion」サイト(ダークウェブ)の利用にも使用できる。通信は世界中のノードを経由するため、速度は遅くなる。
【ダークウェブ(Dark Web)】
Googleなどの通常検索エンジンでは見つからず、専用ブラウザ(Torなど)でのみアクセス可能な、匿名性の高いインターネット領域。通信の暗号化により、犯罪や不正取引の温床となっており、漏洩した個人情報、クレジットカード情報、違法薬物、ハッキングツールが販売されている。サイト閲覧だけでコンピュータウイルスに感染するリスクがある。
【ゼロデイ脆弱性】
ソフトウェアやOSに存在する開発者が気づいていない欠陥。開発者がその存在を認識していないため、防御策やパッチが存在していないセキュリティギャップであり、有効な対策をとるために使える時間が「ゼロデイ (0日)」しかないことに由来する。
【パッチ(patch)】
コンピュータにおいてプログラムの一部分を更新してバグ修正や機能変更を行うためのデータ。「修正プログラム」や「アップデート(プログラム)」などとも呼ばれる。
【カーネル(Kernel)】
OSの最も中核となる層。ハードウェアとソフトウェアの橋渡し役として、メモリ、CPU、デバイスなどのシステムリソースを直接制御・管理する役割を担っている。
【バックドア(backdoor)】
本来の正規の認証プロセス(IDやパスワードなど)を回避し、システムやネットワークの内部へ秘密裏に侵入できる隠し通路(裏口)。
【バッファオーバーフロー(buffer overflow)】
コンピュータのプログラムにおけるバグのひとつ、またはそれにより引き起こされる現象。プログラムがバッファ(一時的な記憶領域)よりも大きなデータを書き込むことで、データがバッファ境界からあふれ、バッファの範囲外のメモリを上書きし、元々そのメモリにあったデータを破壊する。
【プロキシ(proxy)】
インターネット関連で用いられる場合は、特に内部ネットワークからインターネット接続を行う際、高速なアクセスや安全な通信などを確保するための中継サーバ「プロキシサーバ」を指す。プロキシサーバはインターネットへのアクセスを代理で行うサーバを指す。
【ブルートフォース(Brute-force)】
「力任せ」や「総当たり」を意味する。セキュリティ分野におけるブルートフォース攻撃(総当たり攻撃)は、IDやパスワード、暗号鍵などの認証情報を破るために、考えられるすべての文字列パターンをコンピューターで片っ端から試し、正解を割り出す手法。
【スレッド(thread)】
本来「糸」や「筋道」を意味する言葉。ITの分野では、ある一つの話題に関連する投稿やメール、処理のまとまりを指す。
【DDoS攻撃(Distributed Denial of Service Attack)】
複数のコンピュータから同時に大量のリクエストを標的のサーバに送り付け、Webサイトやサービスを機能停止に追い込むサイバー攻撃。攻撃に使用される踏み台となるコンピュータが分散し、攻撃元が次々と変わるため、特定の防御では対処できない。
【防弾ホスティング(bulletproof hosting)】
ホスティングサービスの一種。規制が緩い国々に本拠を持つため、通常のホスティングサービスと比較して、違法性のあるサービスをホストすることが多いとされる。サイバー犯罪者に利用されることが多く、スパムの送信やマルウェアの送付、児童ポルノのホスティングといった犯罪行為を支援し、法執行機関による閉鎖を難しくするなどといった問題がある。
【トラフィック (Traffic)】
ネットワーク技術分野では、ネットワークを流れる情報のこと、または、その情報量のことをいう。
【オフショア(Offshore)】
コスト削減やリソース確保を目的に、業務の一部(特にシステム開発やカスタマーサポート)を海外の拠点や企業に委託することをいう。
【バイパス(Bypass)】
本来の目的を達成するために、様々な分野で迂回路や回避手段として使われる言葉。ITの分野では、本来のシステムや認証経路をすり抜けることをいう。

※本作に登場する手法は防犯上の観点から一部改変しています。

2026年5月26日火曜日

【本日の取引】20260526~本日の取引はなし

自身は、レバレッジ型やインバース型ETFを手がけている。
これらは、主に短期売買により利益を得ることを目的とした商品。
したがって、投資経験の浅い方や日中取引ができない方にはオススメしていない。
だが、誰かの参考になればと思い、取引内容を発信しているw

本日の取引は以下の通り。
前場------------------------------------------
・なし
後場------------------------------------------
・なしw

朝の気配から、相場は高値圏で推移する可能性が高いと思った。
することがないので、休むも相場にした。
終わってから確認すると、保有株は下がっていた。
インバース型ETFは上がったが、前日比はマイナスだったw

下図の上は、2015年からの日経平均株価とTOPIXの推移。
下は、2015年からのTOPIXとユーロ円、ドル円の推移。
先週末、含み損だった1銘柄が含み益になったので、売り抜けた。
本日の取引終値も前日比マイナスだったので、売り抜けて正解だったかもしれないw
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追記(今宵の酒の肴)
今宵の酒の肴は乾きものなので、画像はなし。
プロ野球の監督と娘が親子喧嘩をして、娘がAI(人工知能)に相談。
AIの回答を元に児童相談所へ相談したところ、警察に通報された。
個人的には、AIの利用方法に問題があったように思うので書いてみるw

AIの初期設定は、利用者の好みなどを学習する設定になっている。
利用すればするほど、利用者が望む回答をしてくれるようになる。
この場合、一般的な回答ではなく、パーソナライズされた回答になる。
個人的には、娘が利用したAIは、パーソナライズされていたのではと思うw

自身は設定を変えて、パーソナライズされないようにしている。
そのため、いつやりとりしても、初対面のような一般的な回答をしてもらえる。
AIによると、パーソナライズされないようにしているのは1~2割ほどじゃないかとのこと。
情報漏洩リスクを避けるためにも、パーソナライズされない設定をオススメするw

【小説】神崎教授とAIの事件ファイル:EP39 追加のミッション

【AI(人工知能)による作品紹介】
人間とAIのバディに解けない謎はない。日本を襲うハッキングテロ。崩壊する医療、迫る停電のタイムリミット。未曾有の国家危機に立ち向かうのは、神崎教授と亡き妻の思考を学習したAIだった。緻密な伏線とハイスピードな展開で魅せる、新時代のサイバーミステリー!
【登場人物】
・神崎零壱(かんざきれいいち)
元東京中央技術大学 情報工学科の教授。日本の情報工学の第一人者で、インターネットの普及に貢献した。2020年に定年退職、現在は年金生活。子どもは独立、妻に先立たれてからは、東京都北区にある築40年以上の二階建て住宅で、妻の思考を学習させたAI(人工知能)と暮らしている。NCOによるコード名はM2。
・神崎悠季(かんざきゆき)
神崎零壱の妻で結婚してからは専業主婦だった。2015年にアルツハイマーを発症。東京中央技術大学病院のアルツハイマー新薬研究プロジェクトの治験に参加するが、治験途中に亡くなる。看護師が気づけなかった投薬装置の故障による過剰投薬が原因と推測されたが、因果関係は不明。
・AI(YUKI)
神崎零壱が神崎悠季の思考を学習させたAI。神崎零壱のことを誰よりも把握している。自宅にかかってきた電話に音声で対応、電話をかけることもできる。受信したメールに対する返信を作成して送信できるなどの機能も搭載している。
・御堂健伍(みどうけんご)
東京中央技術大学病院の病院長。元アルツハイマー新薬研究プロジェクトの責任者。神崎零壱に神崎悠季の治験への参加を勧めたことに責任を感じている。
・佐藤波流(さとうはる)
東京中央技術大学 情報工学科 2020年卒の神崎教授の教え子。警視庁 サイバー犯罪対策課。NCOによるコード名はK2。
・上条雷人(かみじょうらいと)
東京中央技術大学 情報工学科 2010年卒の神崎教授の教え子。元米国IT企業「ダーウィンスペース」日本法人の社員。「ダークマップ」管理人。サイバーテロを計画し実行する。
・華喜多美代子(はなきたみよこ)
元東京中央技術大学病院の看護師。神崎悠季を故意に死亡させたと、世間からバッシングされ、退職を余儀なくされる。上条雷人とは異父兄妹。
・雅(みやび)
東京中央技術大学 情報工学科 2010年卒の神崎教授の教え子。国家サイバー統括室(NCO)。本名は美矢部(みやべ)。
・佐倉井(さくらい)
東京中央技術大学 情報工学科 2010年卒の神崎教授の教え子。防衛省 情報本部 特殊情報分析室。NCOによるコード名はJ1。
・高柳(たかやなぎ)
副業でハッキングをしている会社員。NCOによるコード名はM1。
・鳩山(はとやま)
東京都の総務局 文書管理課の職員。NCOによるコード名はT1。

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EP39 追加のミッション

巨大な艶消しブラックのサーバーラックが何重もの列をなす空間。
アクリルパネルの隙間からは、数万個の超高性能GPUが光を放っていた。
目が眩むような青や緑のインジケータが不規則に点滅している。
ファンの轟音が充満する中、神崎と高柳はそのときを待っていた。

ノートパソコンの画面にチャット画面が立ち上がった。
同時に、接続されたサーバー上部にある小さなカメラが、2人の姿を正面に捉えた。
立ち上がったチャット画面に文字が表示された。
「Mission Complete」

続けて、YUKIからのメッセージが表示されていく。
「ミッションコンプリート、任務完了よ。
ダークウェブからサーバーをスキャン、機密データはAES-256で暗号化して消去したわ。
対象のサーバーのデータはOSに保存したので、後で確認しておいてね。」

高柳がチャット画面にメッセージを入力する。
「初めまして、高柳といいます。
ミッションコンプリートおよびデータ保存、ありがとうございました。
助かりました。」

メッセージに対するYUKIからの返信が表示された。
「こちらこそ遠隔監視操作プログラムを見つけてくれて、ありがとう。
ペガサスがルートを作ってくれたおかげで、スムーズに実行できました。
お二人とも、ゆっくり休んでね。」

神崎と高柳は後片付けをし、データセンター専用棟を後にした。
中央棟へ入ると、神崎のポケットのスマホが震えた。
立ち止まって、スマホの画面を見ると、YUKIからの着信だった。
タップして、YUKIの話を聞いた神崎は通話を終えた。

「どなたからの電話ですか」、横で待っていた高柳がいう。
「YUKIからだ、遠隔監視操作プログラムを仕込んだ者を教えてくれた。
やはり、思った通りだった。追加のミッションを終わらせよう。」
神崎は高柳とエレベーターホールへ向かった。

中央棟は、地上16階、地下3階。延床面積: 約72,000㎡。
1階〜4階は、外来棟とつながる中央診療部門になっていた。
5階〜16階は、入院フロアがある病棟になっていた。
御堂病院長の院長室は、中央診療部門のある4階にあった。

院長室の応接セットでは、御堂と佐倉井が警備体制について打ち合わせをしていた。
ふいにドアがノックされ、御堂がどうぞというと、神崎と高柳が入ってきた。
「システムチェックで何か問題があったんですか」、座ったままの御堂がいう。
佐倉井は何もいわず、神崎と高柳を見ている。

「YUKIに遠隔監視操作プログラムが仕込まれていた。
ログを確認すると、サーバーにUSBメモリを差し込み、インストールしていた。
YUKIの監視カメラデータを確認したところ、USBメモリを指す君が映っていた。
御堂、なぜ遠隔監視操作プログラムを仕込んだんだ。」、神崎がいう。

しばらく沈黙したあと、御堂がいう。
「日本社会をオーバーレイするために仕込ませてもらった。」
「部屋に盗聴器を仕掛けたのも君なのか。」、神崎がいう。
「盗聴器を仕掛けたのも私だ。」、御堂がいう。

「なぜだ、なぜ、こんなことをした。」、神崎がいう。
「さっきもいったが、日本社会をオーバーレイするためだ。
日本社会は、経済・政治・文化の各層で新陳代謝が停滞している。
私が関わっている医療の分野も、新陳代謝が停滞している。

原因は、20世紀後半の旧仕様のまま固定されているからだ。
上の者がいつまでも居座るので、世代交代が進まない。
若い世代には、同じ思いをして欲しくない。
そのために日本社会をオーバーレイする必要があるんだよ。」、御堂がいう。

「日本社会をオーバーレイする必要については、否定しない。
だが、日本は法治国家だ、オーバーレイするなら合法的にすべきだ。」、神崎がいう。
「神崎先生の仰ることが正しいことは理解している。
だが、もはや正規のプロセスでの再起動は不可能なんだよ。」、御堂がいう。

高柳は、上条の要求動画にあったメッセージと同じだと思いながら、御堂を見ていた。
佐倉井は、険しい表情で御堂を見ている。
神崎の表情に感情は現れていないが、まっすぐに御堂を見ている。
4人がいる院長室は、不気味な沈黙に支配されていた。
【GPU(Graphics Processing Unit)】
コンピュータゲームに代表されるリアルタイム画像処理に特化した演算装置あるいはコンピュータの「頭脳」にあたる最も重要な中核部品(半導体)。
【AES-256】
256ビットの鍵を使用する最高強度の共通鍵暗号方式。米国政府や世界中の金融機関が機密データ保護に採用する国際標準規格。スーパーコンピューターでも解読に数百兆年以上かかるとされる。総当たり攻撃(ブルートフォース攻撃)に対して実質的に免疫がある。
【USBメモリ】
PCのUSB端子に直接挿してデータを保存・持ち運ぶ小型・軽量の外部記憶装置。32GB〜128GBが主流で、高速なUSB 3.0/3.2対応モデルが推奨されている。
【オーバーレイ(Overlay)】
既存の映像、画像、画面上に別の要素を重ねて表示する技術や手法。映像の雰囲気演出、画面上の情報追加、道路舗装の補修、金融の運用手法など、多岐にわたる分野で「重ね合わせ」を意味する用語として使われる。

※本作に登場する手法は防犯上の観点から一部改変しています。

2026年5月25日月曜日

【本日の取引】20260525~本日の取引はなし

自身は、レバレッジ型やインバース型ETFを手がけている。
これらは、主に短期売買により利益を得ることを目的とした商品。
したがって、投資経験の浅い方や日中取引ができない方にはオススメしていない。
だが、誰かの参考になればと思い、取引内容を発信しているw

本日の取引は以下の通り。
前場------------------------------------------
・なし
後場------------------------------------------
・なしw

朝の気配から、相場は高値圏で推移する可能性が高いと思った。
することがないので、休むも相場にした。
終わってから確認すると、保有株は下がっていた。
インバース型ETFも下がったので、前日比はマイナスだったw

下図の上は、2015年からの日経平均株価とTOPIXの推移。
下は、2015年からのTOPIXとユーロ円、ドル円の推移。
先週末、含み損だった1銘柄が含み益になったので、売り抜けた。
本日の取引終値は買値より下がっていたので、売り抜けて正解だったかもしれないw
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追記(今宵の酒の肴)
今宵の酒の肴は乾きものなので、画像はなし。
日経平均株価、TOPIXともに過去最高値を更新した。
ただ、上がっているのは、AI(人工知能)、半導体、金融関連の銘柄だけ。
上記以外の銘柄はさえない値動きが続いているw

昨年、相続した22銘柄の内、含み益だった18銘柄を売り抜けた。
先週末、残り4銘柄の内、含み損だった1銘柄が含み益になったので、売り抜けた。
下図は、売り抜けた銘柄のチャートだが、さえない値動きであることがよくわかる。
これから先、よほどのことがない限り、買い戻したりはしないと思うw
※Tradingview提供のチャートより。

【小説】神崎教授とAIの事件ファイル:EP40 情報が共有化された社会

【AI(人工知能)による作品紹介】
人間とAIのバディに解けない謎はない。日本を襲うハッキングテロ。崩壊する医療、迫る停電のタイムリミット。未曾有の国家危機に立ち向かうのは、神崎教授と亡き妻の思考を学習したAIだった。緻密な伏線とハイスピードな展開で魅せる、新時代のサイバーミステリー!
【登場人物】
・神崎零壱(かんざきれいいち)
元東京中央技術大学 情報工学科の教授。日本の情報工学の第一人者で、インターネットの普及に貢献した。2020年に定年退職、現在は年金生活。子どもは独立、妻に先立たれてからは、東京都北区にある築40年以上の二階建て住宅で、妻の思考を学習させたAI(人工知能)と暮らしている。NCOによるコード名はM2。
・神崎悠季(かんざきゆき)
神崎零壱の妻で結婚してからは専業主婦だった。2015年にアルツハイマーを発症。東京中央技術大学病院のアルツハイマー新薬研究プロジェクトの治験に参加するが、治験途中に亡くなる。看護師が気づけなかった投薬装置の故障による過剰投薬が原因と推測されたが、因果関係は不明。
・AI(YUKI)
神崎零壱が神崎悠季の思考を学習させたAI。神崎零壱のことを誰よりも把握している。自宅にかかってきた電話に音声で対応、電話をかけることもできる。受信したメールに対する返信を作成して送信できるなどの機能も搭載している。
・御堂健伍(みどうけんご)
東京中央技術大学病院の病院長。元アルツハイマー新薬研究プロジェクトの責任者。神崎零壱に神崎悠季の治験への参加を勧めたことに責任を感じている。
・佐藤波流(さとうはる)
東京中央技術大学 情報工学科 2020年卒の神崎教授の教え子。警視庁 サイバー犯罪対策課。NCOによるコード名はK2。
・上条雷人(かみじょうらいと)
東京中央技術大学 情報工学科 2010年卒の神崎教授の教え子。元米国IT企業「ダーウィンスペース」日本法人の社員。「ダークマップ」管理人。サイバーテロを計画し実行する。
・華喜多美代子(はなきたみよこ)
元東京中央技術大学病院の看護師。神崎悠季を故意に死亡させたと、世間からバッシングされ、退職を余儀なくされる。上条雷人とは異父兄妹。
・雅(みやび)
東京中央技術大学 情報工学科 2010年卒の神崎教授の教え子。国家サイバー統括室(NCO)。本名は美矢部(みやべ)。
・佐倉井(さくらい)
東京中央技術大学 情報工学科 2010年卒の神崎教授の教え子。防衛省 情報本部 特殊情報分析室。NCOによるコード名はJ1。
・高柳(たかやなぎ)
副業でハッキングをしている会社員。NCOによるコード名はM1。
・鳩山(はとやま)
東京都の総務局 文書管理課の職員。NCOによるコード名はT1。

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EP40  情報が共有化された社会

佐倉井が沈黙を破って、口を開いた。
「今日、神崎先生から、御堂院長に疑いがあることを聞きました。
YUKIに遠隔監視操作プログラムを仕込んだり、部屋に盗聴器を仕掛けた疑いです。
最初に聞いたときは、すぐには信じられませんでした。

ですが、怪しまれることなく、それらをできるのは、あなたしかいない。
そのため、あなたの行動を監視するため、昼から一緒にいました。
この病院の院長であるあなたが、なぜ、このようなことをしたのですか。
誰かに弱みを握られたりしたのではありませんか。」

「人をみくびらないでいただきたい。
私は誰かに弱みを握られたからといって、協力するような人間ではない。
純粋に、日本社会をオーバーレイする必要があると思った。
そのために協力したんだ。」、御堂がいう。

「今、協力と仰いましたね。誰に協力したのですか。」、佐倉井がいう。
「…そ、それは…」、御堂が黙り込む。
「お話いただけないのであれば、身柄を拘束させていただくことになります。
それでもよろしいですか。」、佐倉井がいう。

御堂が何もいわないので、佐倉井はスーツのポケットから黒い小型の装置を取り出した。
「今の会話は、この送信機で外にいる部下に録音させています。
警察が来るまで、この部屋で待機していだだきます。入ってこい。」、
佐倉井がいうと、院長室のドアが開き、外で待っていたスーツ姿の部下たちが入ってきた。

入ってきた部下たちが座った御堂を見下ろす形で取り囲んだ。
「では、行きましょうか、神崎先生、高柳さん。」、佐倉井が立ち上がっていう。
院長室を出た神崎と高柳は、佐倉井の後についていく。
「裏口に車を待たせています。話は車の中で。」、佐倉井が歩きながらいう。

エレベーターに乗り、1階に降りると、裏口から出た。
裏口の前には、運転手が乗った黒いセダンが停まっていた。
「お二人は後ろのシートでお願いします。」、佐倉井が後部ドアを開いていう。
神崎と高柳が乗り込むと、ドアを閉じ、佐倉井は助手席に乗り込んだ。

「出せ。」、佐倉井がいうと、車は発進、病院の出口に向かった。
「YUKIによるミッションはどうでしたか。」、佐倉井がいう。
「高柳くんのおかげで、無事に終わらせることができたよ。
他のサーバーにも機密データを保管していたが、暗号化して削除済だ。」、神崎がいう。

「いえ、先生のおかげです、私はたいしたことはしてないです。」、高柳がいう。
「何をいうんだ、君がいたから、スムーズに終わったんだ。」、神崎がいう。
「お二人のおかげです、ありがとうございました。」、佐倉井が笑いながらいう。
「で、昨日、話したことはどうだったかね。」、神崎が佐倉井にいう。

「上条の卒業論文にあった計画ですが、ウラがとれました。
上条が目指しているのは、生活に関する全ての情報が共有化された社会です。
共有化するために、公共機関やインフラの情報を監視する社会です。
いくつかのインフラのシステムを調べたところ、遠隔監視操作プログラムがありました。

誰がインストールしたのか、調べたところ、いずれも社内の人間でした。
『日本社会のオーバーレイ』に共感、自ら協力したといっています。
彼らが『日本社会のオーバーレイ』を知ったのは、ネットの掲示板だったそうです。
大場玲というアカウントの人物の『日本社会のオーバーレイ』に共感したとのことでした。

ある日、彼らの自宅に、大場玲からの手紙が届いたそうです。
中には、『日本社会をオーバーレイ』するための具体的な計画と役割。
遠隔監視操作プログラムが入ったUSBメモリが同封されていました。
彼らは、計画通りに、自社のシステムに遠隔監視操作プログラムをインストールしました。

問題なのは、彼ら以外にも協力者がいる可能性があることです。
今回の標的である都内の電力供給設備は膨大な数になります。
協力会社や取引先など、インストールできる人数も膨大な数になります。
1日や2日で調べることは不可能です。」、佐倉井がいう。

「そ、それって、停電は防ぎようがないってことですか。」、高柳がいう。
「それを防ぐために、神崎先生と高柳さんをお連れしています。」、佐倉井がいう。
「どこへ連れて行かれるんですか。」、高柳がいう。
「神崎先生に教えてもらった条件に合う場所、代々木変電所です。」、佐倉井がいう。
※本作に登場する手法は防犯上の観点から一部改変しています。

2026年5月24日日曜日

【エッセイ】日本でBloggerの利用者が少ない理由

本ブログはGoogleの無料ブログサービスであるBloggerを利用している。
Bloggerは「運営会社の強制広告」がなく、「独自ドメイン設定」がある。
世界ではWordPressに次ぐ世界2大ブログプラットフォームだが、日本での利用者は少ない。
AI(人工知能)に、日本でBloggerの利用者が少ない理由を確認したので書いてみるw

日本でBloggerが普及しなかった理由は、以下の「日本のネット文化の歴史」にあるらしい。
1.国内独自の「ブログ大国」時代が早すぎた。
2.コミュニティ(繋がり)機能がなかった。
3.管理画面やヘルプが「英語基準」で冷たいw

1は、2000年代後半から2010年代にかけ、世界トップクラスの「ブログ大好き国」だった。
〇メーバブログ(〇meba):芸能人起用やSNS的繋がりで一般層を独占。
〇てなブログ 、〇イブドアブログ 、〇C2:〇ちゃんねるまとめなどで情報発信層を網羅。
これらの国内サービスがあったため、わざわざ海外発のBloggerを選ぶ理由がなかったw

2は、日本のブログ文化は、SNS的要素である「横の繋がり」を重視して発展した。
具体的には、足跡機能、「いいね」、コメント欄など。
Bloggerは純粋な「Webサイト作成ツール」に近いストイックな仕様。
他者と繋がる仕組みが用意されていないため、日本人の好みに合わなかったw

3は、Bloggerは良くも悪くもシンプル。
トラブルが起きた際のヘルプページは、英語を直訳したような文章が多い。
デザインのテンプレートも海外向け(横文字が綺麗に見えるデザイン)が中心。
これが日本語の文章だとアンバランスに見え、初心者にはハードルが高く映ったw

AIによると、今、Bloggerを使うのは「賢い選択」らしい。
Bloggerは、無料で『運営側の都合(勝手な広告表示やサービス終了)』に振り回されない。
この点で、Bloggerは非常に強力な隠れた名機らしい。
利用者が少ないからこそ、他と被らないオリジナリティのあるサイトが作れるとのことw

自身がBloggerにした理由は、まさしく前述の以下だった。
「無料で『運営側の都合(勝手な広告表示やサービス終了)』に振り回されない。」
現在のところ、勝手な広告表示をしたり、サービスを終了する予定はないらしい。
しばらくの間、無料で利用できると思っているw

【小説】神崎教授とAIの事件ファイル:EP41 デジタルとアナログの融合

【AI(人工知能)による作品紹介】
人間とAIのバディに解けない謎はない。日本を襲うハッキングテロ。崩壊する医療、迫る停電のタイムリミット。未曾有の国家危機に立ち向かうのは、神崎教授と亡き妻の思考を学習したAIだった。緻密な伏線とハイスピードな展開で魅せる、新時代のサイバーミステリー!
【登場人物】
・神崎零壱(かんざきれいいち)
元東京中央技術大学 情報工学科の教授。日本の情報工学の第一人者で、インターネットの普及に貢献した。2020年に定年退職、現在は年金生活。子どもは独立、妻に先立たれてからは、東京都北区にある築40年以上の二階建て住宅で、妻の思考を学習させたAI(人工知能)と暮らしている。NCOによるコード名はM2。
・神崎悠季(かんざきゆき)
神崎零壱の妻で結婚してからは専業主婦だった。2015年にアルツハイマーを発症。東京中央技術大学病院のアルツハイマー新薬研究プロジェクトの治験に参加するが、治験途中に亡くなる。看護師が気づけなかった投薬装置の故障による過剰投薬が原因と推測されたが、因果関係は不明。
・AI(YUKI)
神崎零壱が神崎悠季の思考を学習させたAI。神崎零壱のことを誰よりも把握している。自宅にかかってきた電話に音声で対応、電話をかけることもできる。受信したメールに対する返信を作成して送信できるなどの機能も搭載している。
・御堂健伍(みどうけんご)
東京中央技術大学病院の病院長。元アルツハイマー新薬研究プロジェクトの責任者。神崎零壱に神崎悠季の治験への参加を勧めたことに責任を感じている。
・佐藤波流(さとうはる)
東京中央技術大学 情報工学科 2020年卒の神崎教授の教え子。警視庁 サイバー犯罪対策課。NCOによるコード名はK2。
・上条雷人(かみじょうらいと)
東京中央技術大学 情報工学科 2010年卒の神崎教授の教え子。元米国IT企業「ダーウィンスペース」日本法人の社員。「ダークマップ」管理人。サイバーテロを計画し実行する。
・華喜多美代子(はなきたみよこ)
元東京中央技術大学病院の看護師。神崎悠季を故意に死亡させたと、世間からバッシングされ、退職を余儀なくされる。上条雷人とは異父兄妹。
・雅(みやび)
東京中央技術大学 情報工学科 2010年卒の神崎教授の教え子。国家サイバー統括室(NCO)。本名は美矢部(みやべ)。
・佐倉井(さくらい)
東京中央技術大学 情報工学科 2010年卒の神崎教授の教え子。防衛省 情報本部 特殊情報分析室。NCOによるコード名はJ1。
・高柳(たかやなぎ)
副業でハッキングをしている会社員。NCOによるコード名はM1。
・鳩山(はとやま)
東京都の総務局 文書管理課の職員。NCOによるコード名はT1。

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EP41  デジタルとアナログの融合

「昨日、佐倉井くんに上条の卒業論文の計画を伝えた。
上条は、生活に関する全ての情報が共有化される社会が理想だとしていた。
国民一人一人が公共機関やインフラの情報を共有できる社会だ。
そうすることで、今の日本社会の問題を解決できると考えているんだ。

計画には、情報を共有するため、遠隔監視操作プログラムを利用するとあった。
今回、T1が轢き逃げされたり、君が監禁されたのは、計画が漏れていたからだ。
省庁のシステムに遠隔監視操作プログラムが仕込まれていたことが原因だと思っている。
インフラのシステムにも仕込まれていないか、確認してもらったんだ。」、神崎がいう。

「そうだったんですね。」、高柳がいう。
「仕込まれていた遠隔監視操作プログラムの内容はわかったかね。」、神崎が佐倉井にいう。
「はい、プログラムはダーウィンスペースの『OmniSight(オムニサイト)』です。
全方位を監視するという意味で、防衛システムにも使われています。」、佐倉井がいう。

「『オムニサイト』は私が前の会社で作ったプログラムです。
当時の納品先はダーウィンスペースの子会社でした、悪用されるなんて…。」、高柳がいう。
「悪用したのは上条であって、高柳さんが責任を感じる必要はありません。
開発した高柳さんがいるおかげで、対処できる訳ですから。」、佐倉井がいう。

「佐倉井くんのいう通りだ、悪意を持って開発したのでなければ、開発者に責任はない。
開発者がいるおかげで、悪用されても、無効化できる。
御堂がYUKIに仕込んでいたのも『オムニサイト』だった。
YUKIはゼロデイ脆弱性を探したが、『オムニサイト』にもあった。」、神崎がいう。

「『オムニサイト』にゼロデイ脆弱性があったんですか。」、高柳が驚いていう。
「YUKIによると、インバンド・シグナリングの脆弱性があるそうだ。」、神崎がいう。
「開発用のテストコードで、製品時には無効化されるのでは。」、佐倉井がいう。
「開発時にはありましたが…消し忘れていたのか…。」、高柳がいう。

「インバンド・シグナリングは、周波数帯域内制御。
落雷などで送電線の電圧や周波数が激しく変動すると、システムが物理的に破損する。
破損を防ぐため、激しく変動する電気信号を検知すると、安全モードに移行する。
『オムニサイト』も、この認識で合っているかね。」、神崎がいう。

「はい、その認識で合っています。」、高柳がいう。
「神崎先生、残りの問題が解決できそうですね。」、佐倉井がいう。
「インバンド・シグナリングの脆弱性があれば、解決できるな。」、神崎がいう。
「話が見えないのですが、どういうことでしょうか。」、高柳がいう。

「都内の電力供給設備は膨大な数がある。
どこに『オムニサイト』が仕込まれているかわからない状態だ。
佐倉井くんとは、君のペガサスで仕込まれた場所を特定、無効化しようと話していた。
だが、この方法には問題があった。」、神崎がいう。

「新しい電力供給設備は、システムが一元化されているので、無効化は容易です。
古い電力供給設備は、システムが一元化されていない。
無効化するには、現地に行く必要があり、時間的に不可能でした。
そのため、供給網から外さざるを得ないと考えていました。」、佐倉井がいう。

「インバンド・シグナリングの脆弱性があれば、現地に行かずに無効化できる。
高周波インジェクターで、送電線に激しく変動する電気信号を送る。
古い電力供給設備の『オムニサイト』は、落雷などがあったと認識する。
システムの破損を防ぐため、安全モードに移行するので、無効化できる。」、神崎がいう。

「新しい電力供給設備の『オムニサイト』は、高柳さんがデジタルで無効化。
古い電力供給設備の『オムニサイト』は、神崎先生がアナログで無効化。
デジタルとアナログを融合して、無効化することになります。」、佐倉井がいう。
「送電線って、電気信号を送ったりできるんですか。」、高柳がいう。

「電力線通信はPLCといい、実用化されている技術だ。
電線を使った電気信号は、物理的な『波』でしかない。
古くからある基本的な技術で、驚くことではない。
初期のモールス信号も、電線を使った電気通信だった。」、神崎がいう。

「そうなんですね、お二人はいつも交互に説明されるんですか。」、高柳がいう。
「大学時代に佐倉井くんとやりとりしているうちに、この形になった。」、神崎がいう。
「大学時代に神崎先生とやりとりしているうちに、この形になりました。」、佐倉井がいう。
笑いが起こったセダンの進む先に、代々木変電所が見えてきた。
【ゼロデイ脆弱性】
ソフトウェアやOSに存在する開発者が気づいていない欠陥。開発者がその存在を認識していないため、防御策やパッチが存在していないセキュリティギャップであり、有効な対策をとるために使える時間が「ゼロデイ (0日)」しかないことに由来する。
【インバンド・シグナリング(In-band signaling)】
通話や通信のデータ(音声や映像など)を送信するのと同じ回線・経路・周波数帯を使用して、接続・切断・通話制御などの制御信号をやり取りする方式。
【高周波インジェクター(高周波注入装置)】
本来の電気(50Hz/60Hzの商用電力)の邪魔をすることなく、通信やシステム監視のための特殊な高周波信号を安全に配電線へ送り込む(注入する)ための結合装置。
【電力線通信(Power Line Communication)】
既存の電源コンセントに専用アダプターを挿すことで、電気を供給する電力線をネットワーク通信回線としても利用する技術。新たなLANケーブルの配線工事が不要となり、電波の届きにくい場所でも安定した通信環境を構築できる。

※本作に登場する手法は防犯上の観点から一部改変しています。

2026年5月23日土曜日

【小説】神崎教授とAIの事件ファイル:EP42 要塞からの反撃

【AI(人工知能)による作品紹介】
人間とAIのバディに解けない謎はない。日本を襲うハッキングテロ。崩壊する医療、迫る停電のタイムリミット。未曾有の国家危機に立ち向かうのは、神崎教授と亡き妻の思考を学習したAIだった。緻密な伏線とハイスピードな展開で魅せる、新時代のサイバーミステリー!
【登場人物】
・神崎零壱(かんざきれいいち)
元東京中央技術大学 情報工学科の教授。日本の情報工学の第一人者で、インターネットの普及に貢献した。2020年に定年退職、現在は年金生活。子どもは独立、妻に先立たれてからは、東京都北区にある築40年以上の二階建て住宅で、妻の思考を学習させたAI(人工知能)と暮らしている。NCOによるコード名はM2。
・神崎悠季(かんざきゆき)
神崎零壱の妻で結婚してからは専業主婦だった。2015年にアルツハイマーを発症。東京中央技術大学病院のアルツハイマー新薬研究プロジェクトの治験に参加するが、治験途中に亡くなる。看護師が気づけなかった投薬装置の故障による過剰投薬が原因と推測されたが、因果関係は不明。
・AI(YUKI)
神崎零壱が神崎悠季の思考を学習させたAI。神崎零壱のことを誰よりも把握している。自宅にかかってきた電話に音声で対応、電話をかけることもできる。受信したメールに対する返信を作成して送信できるなどの機能も搭載している。
・御堂健伍(みどうけんご)
東京中央技術大学病院の病院長。元アルツハイマー新薬研究プロジェクトの責任者。神崎零壱に神崎悠季の治験への参加を勧めたことに責任を感じている。
・佐藤波流(さとうはる)
東京中央技術大学 情報工学科 2020年卒の神崎教授の教え子。警視庁 サイバー犯罪対策課。NCOによるコード名はK2。
・上条雷人(かみじょうらいと)
東京中央技術大学 情報工学科 2010年卒の神崎教授の教え子。元米国IT企業「ダーウィンスペース」日本法人の社員。「ダークマップ」管理人。サイバーテロを計画し実行する。
・華喜多美代子(はなきたみよこ)
元東京中央技術大学病院の看護師。神崎悠季を故意に死亡させたと、世間からバッシングされ、退職を余儀なくされる。上条雷人とは異父兄妹。
・雅(みやび)
東京中央技術大学 情報工学科 2010年卒の神崎教授の教え子。国家サイバー統括室(NCO)。本名は美矢部(みやべ)。
・佐倉井(さくらい)
東京中央技術大学 情報工学科 2010年卒の神崎教授の教え子。防衛省 情報本部 特殊情報分析室。NCOによるコード名はJ1。
・高柳(たかやなぎ)
副業でハッキングをしている会社員。NCOによるコード名はM1。
・鳩山(はとやま)
東京都の総務局 文書管理課の職員。NCOによるコード名はT1。

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EP42   要塞からの反撃

東京都を単体の行政区として海外の都市と比較した場合、世界のトップ10に入る。
単体行政区の世界人口ランキングでは、東京都の人口(約1,433万人)は6位になる。
東京都の年間総電力消費量は約762億 kWh。
1人当たりの年間電力消費量は5,318 kWhだが、公共交通などの消費量も含まれている。

東京都が消費する電力の大部分は都外で作られている。
都外で作った電力は長い送電線と巨大な変電所のネットワークで守られている。
東京の電力の大部分は以下の発電所で作られている。
千葉や神奈川の湾岸にある火力発電所と、新潟や群馬の原子力・水力発電所。

送られてくる電力は、エリア内にある約1,600カ所の変電所で段階的に下げられる。
このうち、東京を包囲するようにあるのが約10か所の「外郭変電所」。
発電所から届く超高圧の電気を最初に受け止める変電所で、以下になる。
新所沢変電所、新京葉変電所、新坂戸変電所、新野田変電所、新鶴見変電所など。

「外郭変電所」で下げられた電力は、都心の地下にある「基幹変電所」に送られる。
「基幹変電所」は、23区の各エリアに細かく配るための変電所で、都心の心臓部になる。
土地がないため、地上は別の建物(寺、公園、ビルなど)にカモフラージュされている。
 「基幹変電所」の一つが、地上が指令室のある建物になっている代々木変電所だった。

東京都渋谷区の代々木変電所。
地下に代々木変電所がある建物は、遠くから見ると普通のオフィスビルだった、
だが、近づくと、周囲を囲む防護壁と、ゲートに常駐する警備車両が確認できる。
この建物は4階に指令室があることもあり、要塞化されていた。

建物前に停まったセダンから降りた佐倉井、神崎、高柳は正面玄関に向かった。
玄関の風除室を抜けて、金属探知機とX線による手荷物検査を受けた。
胸にIDバッジをつけてもらうと、正面ロビーの奥へ向かった。
奥には頑丈なステンレス扉があり、特殊警棒を持った警備員が2人、立っていた。

佐倉井がステンレス扉の横にある認証システムに右手のひらをかざす。
静脈認証と同時に、赤のライトが緑に変わって、ステンレス扉が音もなく開いた。
扉の奥は、指令室のある4階への直通エレベーターホールになっていた。
佐倉井がエレベーターボタンを押すと、到着音がして、扉が開いた。

4階に到着して扉が開くと、エレベーターホールに3人の男がいた。
3人は代々木変電所の系統運用センター長、送電技術部長、工務センター長だった。
それぞれが簡単な自己紹介を終えると、指令室へ向かった。
指令室へ入る扉の横にも静脈認証があり、佐倉井が右手をかざして、中に入った。

指令室の正面の壁に、都内の電力網の系統図が映し出されていた。
電力の流れでいる緑や青の細い光の線が、途切れることなく流れていた。
系統図の手前には、何十台もの液晶モニターが並ぶ湾曲したデスクがあった。
デスクには、インカムを装着した管制官たちが座っていた。

指令室の中にある会議室で、6人による打ち合わせが行われた。
打合せが終わって、会議室を出ると、高柳のためのデスクが準備された。
神崎がデスクの端末と持ち込んだノートパソコンをケーブルで接続した。
高柳が椅子に座り、ポケットから取り出したUSBメモリを差し込んだ。

モニターを開くと、ファンクションキーを押したまま、電源を入れた。
選択画面でUSBメモリを選択すると、USBメモリのOSが起動した。
起動した画面の中にある、白い馬のショートカットアイコンをクリックした。
画面全体が白くなり、上部には青字で「Welcome to Pegasus」とあった。

中央には、擬人化された青い目をした白い天馬が二本足で立って腕組みしていた。
高柳は天馬の下にある「Start」ボタンをクリックした。
数分後、画面の上半分が世界地図に、下半分がIPアドレスなどの入力画面になった。
世界地図の日本を拡大、東京を拡大して、この建物のピンをクリックした。

クリックすると、下の「目的地」に、建物のIPアドレスが自動で反映された。
「経由地」には、東欧、中東、南米にあるサーバーのIPアドレスを反映させた。
行け、ペガサス、高柳は一番下にある「Start」ボタンをクリックした。
数分後、建物のサーバーに接続すると、「Scan」ボタンをクリックした。

モニターにスキャン結果の一覧が表示された。
スキャン結果の中には、複数の『オムニサイト』があった。
高柳は、別画面を表示させると、変動する電気信号を送るプログラムを打ち込んだ。
行け、ペガサス、高柳は一番下にある「Start」ボタンをクリックした。

数分後、ペガサスの画面に青字で「Mission Complete」の文字が表示された。
傍に立って見ている人たちが、安堵していることがわかった。
「高柳さん、ありがとうございました。」、佐倉井がいう。
「さすがだね、高柳くん、次は私の番だな。」、神崎がいう。
※本作に登場する手法は防犯上の観点から一部改変しています。

2026年5月22日金曜日

【本日の取引】20260522~本日の取引はなし

自身は、レバレッジ型やインバース型ETFを手がけている。
これらは、主に短期売買により利益を得ることを目的とした商品。
したがって、投資経験の浅い方や日中取引ができない方にはオススメしていない。
だが、誰かの参考になればと思い、取引内容を発信しているw

本日の取引は以下の通り。
前場------------------------------------------
・なし
後場------------------------------------------
・なしw

朝の気配から、相場は高値圏で推移する可能性が高いと思った。
することがないので、休むも相場にした。
終わってから確認すると、保有株は上がっていた。
インバース型ETFは下がったが、前日比はプラスだったw

下図の上は、2015年からの日経平均株価とTOPIXの推移。
下は、2015年からのTOPIXとユーロ円、ドル円の推移。
昨年、相続した22銘柄の内、含み益だった18銘柄を売り抜けた。
残り4銘柄の内、含み損だった1銘柄が含み益になったので、売り抜けておいたw
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追記(今宵の酒の肴)
今宵の酒の肴は乾きものなので、画像はなし。
米国の新型AI(人工知能)「クロード・ミュトス」の脅威が話題になっている。
このAIは、セキュリティ上の脆弱性を見つけ出す能力が格段に高いらしい。
金融庁は、このAIの悪用に対し、全国の金融機関に短期的な対策を講じるよう要請したw

日本の企業や個人のセキュリティに対する意識は、先進国の中では低い。
そのため、近年、日本の企業を狙ったサイバー攻撃が増加している。
個人的には、企業のシステムに対する取り組みに問題があると思っている。
具体的には、独自性を出そうと、作りこみすぎているように思うw

よく聞くのが、システムを作りこみすぎてるため、OSの自動アップデートをさせない企業。
自動アップデートすると、独自のシステムに支障が出る可能性がある。
そのため、アップデート内容を検証してから、社内にアップデートを許可している。
独自性を出したい気持ちは理解できるが、脆弱性を高めないことが最も重要だと思うw

【小説】神崎教授とAIの事件ファイル:EP43 雷鳴のパルス

【AI(人工知能)による作品紹介】
人間とAIのバディに解けない謎はない。日本を襲うハッキングテロ。崩壊する医療、迫る停電のタイムリミット。未曾有の国家危機に立ち向かうのは、神崎教授と亡き妻の思考を学習したAIだった。緻密な伏線とハイスピードな展開で魅せる、新時代のサイバーミステリー!
【登場人物】
・神崎零壱(かんざきれいいち)
元東京中央技術大学 情報工学科の教授。日本の情報工学の第一人者で、インターネットの普及に貢献した。2020年に定年退職、現在は年金生活。子どもは独立、妻に先立たれてからは、東京都北区にある築40年以上の二階建て住宅で、妻の思考を学習させたAI(人工知能)と暮らしている。NCOによるコード名はM2。
・神崎悠季(かんざきゆき)
神崎零壱の妻で結婚してからは専業主婦だった。2015年にアルツハイマーを発症。東京中央技術大学病院のアルツハイマー新薬研究プロジェクトの治験に参加するが、治験途中に亡くなる。看護師が気づけなかった投薬装置の故障による過剰投薬が原因と推測されたが、因果関係は不明。
・AI(YUKI)
神崎零壱が神崎悠季の思考を学習させたAI。神崎零壱のことを誰よりも把握している。自宅にかかってきた電話に音声で対応、電話をかけることもできる。受信したメールに対する返信を作成して送信できるなどの機能も搭載している。
・御堂健伍(みどうけんご)
東京中央技術大学病院の病院長。元アルツハイマー新薬研究プロジェクトの責任者。神崎零壱に神崎悠季の治験への参加を勧めたことに責任を感じている。
・佐藤波流(さとうはる)
東京中央技術大学 情報工学科 2020年卒の神崎教授の教え子。警視庁 サイバー犯罪対策課。NCOによるコード名はK2。
・上条雷人(かみじょうらいと)
東京中央技術大学 情報工学科 2010年卒の神崎教授の教え子。元米国IT企業「ダーウィンスペース」日本法人の社員。「ダークマップ」管理人。サイバーテロを計画し実行する。
・華喜多美代子(はなきたみよこ)
元東京中央技術大学病院の看護師。神崎悠季を故意に死亡させたと、世間からバッシングされ、退職を余儀なくされる。上条雷人とは異父兄妹。
・雅(みやび)
東京中央技術大学 情報工学科 2010年卒の神崎教授の教え子。国家サイバー統括室(NCO)。本名は美矢部(みやべ)。
・佐倉井(さくらい)
東京中央技術大学 情報工学科 2010年卒の神崎教授の教え子。防衛省 情報本部 特殊情報分析室。NCOによるコード名はJ1。
・高柳(たかやなぎ)
副業でハッキングをしている会社員。NCOによるコード名はM1。
・鳩山(はとやま)
東京都の総務局 文書管理課の職員。NCOによるコード名はT1。
・木村(きむら)
東都電力 代々木変電所 送電技術部長。

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EP43   雷鳴のパルス

「システム内の『オムニサイト』は無効化できたんですね。」、送電技術部長の木村がいう。
「『オムニサイト』は落雷などがあると安全モードに移行する。
落雷に似せた電気信号を送ることで、安全モードに移行させた。
安全モードに移行すると、再起動しない限り、外部から操作できんからな。」、神崎がいう。

「ありがとうございました。次は地下の変電所ですね。」、木村がいう。
「古い変電所は、システムを使って、電気信号を送ることができません。
そのため、送電線を使ったPLCで、落雷に似せた電気信号を送ります。」、佐倉井がいう。
「わかりました、では私が案内しますので、ついてきていただけますか。」、木村がいう。

「先生、私も行った方がいいですか。」、高柳がいう。
「高柳くんは、ここの人たちに今回の対策をレクチャーしてやってくれ。
また新たに『オムニサイト』を仕込まれる可能性があるからな。」、神崎がいう。
「わかりました、お気をつけて。」、高柳がいう。

木村、神崎、佐倉井の3人は、指令室を出ると、エレベーターに乗り、1階へ降りた。
「地下へは建物の裏にある従業員用出入口から降ります。」、歩きながら木村がいう。
「セキュリティが厳しくないからですか。」、佐倉井がいう。
「反対です。セキュリティを厳しくしているからです。」、木村がいう。

正面玄関横の関係者出入口から出た3人は駐車場の歩行者通路を通り、建物の裏に回った。
スチール製の従業員用出入口ドアを開け、中へ入った。
受付の警備員に胸のIDバッジを見せ、通路の奥へと進むと、スチール製の扉があった。
扉の脇にある虹彩認証用モニターに木村が右目を近づけると、扉が音もなく開いた。

中は地下直通のエレベーターホールになっており、木村が昇降ボタンを押した。
「地下変電所へ入ることができるのは、社内でも限られた人間だけです。
入場するには、あらかじめ虹彩データを登録しておく必要があります。」、木村がいう。
エレベーターの到着音がし、3人は乗り込み、地下へ降りた。

エレベーターを降りると、地下数階分を吹き抜けにした大空間が広がっていた。
そこはまるで、近未来の巨大工場のようだっだ。
銀色に鈍く光る無数の金属パイプが、縦横無尽にうねっていた。
パイプの中には、都心の超高層ビル群や鉄道網を動かすための、電流が流れている。

奥には、家一軒分ほどもある巨大な変圧器があった。
灰色の床は塵一つなく、壁には計器類のランプが整然と並んでいた。
中では、熱を逃がすための強力な空調の風が舞っていた。
文字通り『都心の心臓部』を思わせる空間だった。

左手奥の計器類の前には数名の作業員が待機していた。
3人が近づくと、作業員の1人が前に出ていった。
「現場責任者の山中です、こちらが手動式の高周波インジェクターになります。
これを使えば、各地の変電所に電気信号を送ることができます。」

「送電システムと繋がっていない変電所に送る準備はできているか。」、木村がいう。
「はい、すでに各系統への接続も終わっています。」、山中がいう。
「では、伝えておいた電気信号の送信を頼む。」、木村がいう。
「かしこまりました。」、山中がいい、作業員たちが位置について作業を始めた。

しばらくすると、「あれ…」、「おかしいな…」という小声が聞こえてきた。
計器盤に近づいた神崎が見ると、モニターに表示されている波形が乱れていた。
うまく同調することができないんだな。
神崎は気づいたが、しばらく彼らに任せることにした。

「ちょっとそこ、どいてもらいましょうかね。」
背後から声がし、振り返ると、高齢の作業員が手袋を外しながら歩み寄ってきていた。
作業員たちが計器盤の前を空けると、高齢の作業員が調整ダイヤルへ手を伸ばした。
「こいつにはクセがあってね、慎重にやらねえと、中で電気が暴れちまう。」

高齢の作業員はモニターをちらりと見ただけで、ダイヤルを慎重に回し始めた。
その目は、長年、変電所の息遣いを聞いてきた者にしかできない、深い光を宿していた。
「コイルが少し暖まると、一瞬だけ抵抗が下がる、そこに信号をぶちこむんでさあ。
よし、今だ。」、高齢の作業員が空いている左手でスイッチを押した。

モニターの波形がきれいな波形になり、遮断器の作動音が響いた。
赤かった監視ランプが、安全を示す緑色へと変わった。
「いやあ、年寄りの経験が役に立ちましたな。」
高齢の作業員は照れくさそうにすると、その場を後にした。

呆気にとられている神崎と佐倉井に、木村がいう。
「あの方は、都内の変電所をいくつも立ち上げてきた伝説の現場監督なんですよ。
嘱託になった今でも、機械の音だけで、どこが悪いのか、当ててしまう。
この計器盤に、あえてアナログのつまみを残させたのも、あの方の進言なんですよ。」
【電力線通信(Power Line Communication)】
既存の電源コンセントに専用アダプターを挿すことで、電気を供給する電力線をネットワーク通信回線としても利用する技術。新たなLANケーブルの配線工事が不要となり、電波の届きにくい場所でも安定した通信環境を構築できる。
【高周波インジェクター(高周波注入装置)】
本来の電気(50Hz/60Hzの商用電力)の邪魔をすることなく、通信やシステム監視のための特殊な高周波信号を安全に配電線へ送り込む(注入する)ための結合装置。

※本作に登場する手法は防犯上の観点から一部改変しています。

2026年5月21日木曜日

【本日の取引】20260521~本日の取引はなし

自身は、レバレッジ型やインバース型ETFを手がけている。
これらは、主に短期売買により利益を得ることを目的とした商品。
したがって、投資経験の浅い方や日中取引ができない方にはオススメしていない。
だが、誰かの参考になればと思い、取引内容を発信しているw

本日の取引は以下の通り。
前場------------------------------------------
・なし
後場------------------------------------------
・なしw

朝の気配から、相場は高値圏で推移する可能性が高いと思った。
することがないので、休むも相場にした。
終わってから確認すると、保有株は上がっていた。
インバース型ETFは下がったが、前日比はプラスだったw

下図の上は、2015年からの日経平均株価とTOPIXの推移。
下は、2015年からのTOPIXとユーロ円、ドル円の推移。
その下は、2022年からの日経平均株価と投資主体別売買状況の推移。
4月から、海外投資家は買い越しているが、証券自己(証券会社)は売り越しているw
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追記(今宵の酒の肴)
今宵の酒の肴は乾きものなので、画像はなし。
民事裁判の手続きを全面的にデジタル化する改正民事訴訟法が本日から施行された。
事案によっては、会社や自宅などから民事訴訟手続きを完結させることも可能となる。
裁判所へ行ったことがある人は、少なくなるだろうなと思うw

米国の新型AI(人工知能)「クロード・ミュトス」の脅威が話題になっている。
政府と金融機関などでつくる官民連携会議が対策を検討しているらしい。
金融機関側の判断で、金融システムの「能動的な停止」も選択肢として検討するとのこと。
自身はネットバンキングを利用したことはないが、利用しなくて正解かもしれないw

日本の企業や個人のセキュリティに対する意識は、先進国の中では低い。
近年、日本の企業を狙ったサイバー攻撃が増加している。
公にされていない被害があることを考えると、かなりの個人情報が流出していると思う。
個人的には、何かあったときに、個人の責任だとする企業は多いと思っているw

【小説】神崎教授とAIの事件ファイル:EP44 大都市のラビリンス

【AI(人工知能)による作品紹介】
人間とAIのバディに解けない謎はない。日本を襲うハッキングテロ。崩壊する医療、迫る停電のタイムリミット。未曾有の国家危機に立ち向かうのは、神崎教授と亡き妻の思考を学習したAIだった。緻密な伏線とハイスピードな展開で魅せる、新時代のサイバーミステリー!
【登場人物】
・神崎零壱(かんざきれいいち)
元東京中央技術大学 情報工学科の教授。日本の情報工学の第一人者で、インターネットの普及に貢献した。2020年に定年退職、現在は年金生活。子どもは独立、妻に先立たれてからは、東京都北区にある築40年以上の二階建て住宅で、妻の思考を学習させたAI(人工知能)と暮らしている。NCOによるコード名はM2。
・神崎悠季(かんざきゆき)
神崎零壱の妻で結婚してからは専業主婦だった。2015年にアルツハイマーを発症。東京中央技術大学病院のアルツハイマー新薬研究プロジェクトの治験に参加するが、治験途中に亡くなる。看護師が気づけなかった投薬装置の故障による過剰投薬が原因と推測されたが、因果関係は不明。
・AI(YUKI)
神崎零壱が神崎悠季の思考を学習させたAI。神崎零壱のことを誰よりも把握している。自宅にかかってきた電話に音声で対応、電話をかけることもできる。受信したメールに対する返信を作成して送信できるなどの機能も搭載している。
・御堂健伍(みどうけんご)
東京中央技術大学病院の病院長。元アルツハイマー新薬研究プロジェクトの責任者。神崎零壱に神崎悠季の治験への参加を勧めたことに責任を感じている。
・佐藤波流(さとうはる)
東京中央技術大学 情報工学科 2020年卒の神崎教授の教え子。警視庁 サイバー犯罪対策課。NCOによるコード名はK2。
・上条雷人(かみじょうらいと)
東京中央技術大学 情報工学科 2010年卒の神崎教授の教え子。元米国IT企業「ダーウィンスペース」日本法人の社員。「ダークマップ」管理人。サイバーテロを計画し実行する。
・華喜多美代子(はなきたみよこ)
元東京中央技術大学病院の看護師。神崎悠季を故意に死亡させたと、世間からバッシングされ、退職を余儀なくされる。上条雷人とは異父兄妹。
・雅(みやび)
東京中央技術大学 情報工学科 2010年卒の神崎教授の教え子。国家サイバー統括室(NCO)。本名は美矢部(みやべ)。
・佐倉井(さくらい)
東京中央技術大学 情報工学科 2010年卒の神崎教授の教え子。防衛省 情報本部 特殊情報分析室。NCOによるコード名はJ1。
・高柳(たかやなぎ)
副業でハッキングをしている会社員。NCOによるコード名はM1。
・鳩山(はとやま)
東京都の総務局 文書管理課の職員。NCOによるコード名はT1。
・沢渡(さわたり)
警察庁の警備局 公安警察。

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EP44  大都市のラビリンス 

神崎と高柳は正面ロビーにある椅子に座り、佐倉井が来るのを待っていた。
「遅いですね、佐倉井さん。」、高柳が横の神崎にいう。
「追加のミッションがあったから、報告することも多いんだろ。」、神崎がいう。
ロビーの奥から、佐倉井が歩いてきた。

「お待たせしました、病院へ戻りましょう。」、二人の前に来た佐倉井がいう。
3人は正面玄関から出ると、待っていた黒のセダンに乗り込んだ。
「出せ。」、助手席の佐倉井が運転手にいうと、病院へ向かって走り出した。
「これでお二人のミッションは終わりです、ありがとうございました。」、佐倉井がいう。

「次は佐藤くんたちのミッションだね。」、神崎がいう。
「はい、先ほど、お二人のミッションが終わったことを連絡しました。
すぐに次のミッションが始まると思います。」、佐倉井がいう。
「いよいよ、上条の逮捕ですね。」、高柳がいう。

「はい、今までは機密データの件があったので、逮捕できませんでした。
機密データを削除、『オムニサイト』も無効化できたので、逮捕できます。」、佐倉井がいう。
「前に、美矢部くんがいってた、他国が上条と接触しようとしている件。
その件は大丈夫なのか。接触されてないのか。」、神崎がいう。

「24時間体制で監視していますが、接触した様子はないそうです。」、佐倉井がいう。
神崎が横の高柳を見ると、何かいいたそうな顔をしていた。
「高柳くん、何か気になることがあるのかね。」、神崎がいう。
「今までの上条の行動から、すでに他国は接触しているような気がします。」、高柳がいう。

「どうして、そう思うのですか。」、佐倉井がいう。
「同じハッカーだからです、ハッカーはあらゆる事態を想定して行動します。
上条も他国が接触してくることは想定していたと思います。」、高柳がいう。
「上条は他国が接触してきても、相手にしないと思っています。」、佐倉井がいう。

「私が上条の立場だったとしても、相手にしません。
相手にすると、それだけ自らのリスクが大きくなるからです。」、高柳がいう。
「相手にしないのであれば、問題ないんじゃないかね。」、神崎がいう。
「相手にはしませんが、自らのために利用すると思います。」、高柳がいう。

東京都千代田区の警視庁。
新宿での聞き込みから帰ってきた佐藤は1階でエレベーターが来るのを待っていた。
到着音がし、扉が開くと、エレベーターに乗り込んだ。
サイバー犯罪対策課のある5階を押すと、1人の男が乗り込んできた。

「おや、奇遇だね、聞き込みからの帰りかい。」
佐藤が振り返ると、公安の沢渡がいた。
「はい、沢渡さんも5階ですか。」、佐藤がいう。
「ああ、5階でいいよ。」、沢渡がいう。

扉が閉まり、上昇し始めたエレベーターの中には、佐藤と沢渡の2人だけだった。
「M2のミッションが終わった、次のミッションを開始してくれ。」、沢渡がいう。
えっ…今、何ていった…沢渡さんはこちら側の人だったのか…。
誰も信用できないと思っていた佐藤は驚きで言葉が出なかった。

「君を守ること、君への連絡をすることが私のミッションだ。
表立ってのサポートはできないが、できる限りのことはさせてもらう。
君のミッションが、最後のミッションになるので、よろしく頼む。」
沢渡はそういい残すと、5階に着いたエレベーターから降り、対策課へ歩いて行った。

佐藤は非常階段へ行くと、壁に背をつけて、考え始めた。
沢渡さんがいる公安が対策課に乗り込んできたのは、犯人の要求動画が放送された翌日。
そのときから、沢渡さんたちは捜査員たちの様子を見ているだけだった。
余計なことをしていないか、監視されているのだと思っていた。

公安の中には、本当に監視している人もいるかもしれない。
だが、沢渡さんは私を守ってくれていたんだ。
さっき、エレベーターに乗り込んできたのも偶然じゃない。
会議後に渡された筆記具に仕込まれたGPSの位置情報を確認して、待ってくれていたんだ。

M2のミッションが終わったってことは、神崎先生のミッションが終わったってこと。
これからのミッションは、警察庁のK1と私に託された上条の逮捕。
部屋に戻ったら、岩田さんに上条が生活拠点にしているマンションを報告する。
どのように報告するか考えた佐藤は、対策課へ向かった。

対策課へ戻った佐藤は、岩田に上条が生活拠点にしているマンションを報告した。
岩田は別室にこもっている公安に報告しにいったが、長い時間、出てこなかった。
やがて、出てきた岩田が捜査員たちにいった。
「上条を逮捕するための打ち合わせを行うので、集まってくれ。」
※本作に登場する手法は防犯上の観点から一部改変しています。

2026年5月20日水曜日

【本日の取引】20260520~本日の取引はなし

自身は、レバレッジ型やインバース型ETFを手がけている。
これらは、主に短期売買により利益を得ることを目的とした商品。
したがって、投資経験の浅い方や日中取引ができない方にはオススメしていない。
だが、誰かの参考になればと思い、取引内容を発信しているw

本日の取引は以下の通り。
前場------------------------------------------
・なし
後場------------------------------------------
・なしw

朝の気配から、相場は高値圏で推移する可能性が高いと思った。
することがないので、休むも相場にした。
終わってから確認すると、保有株は下がっていた。
インバース型ETFは上がったが、前日比はマイナスだったw

下図の上は、2015年からの日経平均株価とTOPIXの推移。
下は、2015年からのTOPIXとユーロ円、ドル円の推移。
その下は、2015年からの個人投資家の信用評価損益率と買い残と売り残金額の推移。
信用取引の買い残金額が減っていたが、再び増え始めていることがわかるw
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追記(今宵の酒の肴)
今宵の酒の肴は乾きものなので、画像はなし。
米国大統領が、「〇ら寿司」の米国子会社の株を1億6000万円分ほど取得していたらしい。
他にも、半導体大手「〇ヌビディア」、航空機大手「〇ーイング」などを大量に取引。
3か月間の売買件数は3700件を超えていたらしいw

大統領の株式売買は禁止されていないが、極めて異例な取引量らしい。
公務によって私的な利益を得ているとの指摘があるが、政府は否定している。
個人的には、大統領の発言で市場が大きく動くので、意識はしていたように思う。
今回の報道を知って、大統領が「靴磨きの少年」にならなければよいがと思っているw

「靴磨きの少年」
1929年のアメリカ大恐慌の直前、米国の著名な投資家であり、後の大統領ジョン・F・ケネディの父親でもあるジョセフ・P・ケネディ氏は、ウォール街で靴磨きの少年から株の儲け話を聞きました。彼(ケネディ氏)は、「普段は投資とは無縁の少年までが株の話をするとは、市場は過熱しきっている」と悟り、すべての株を売却して大暴落による壊滅的な損失を免れた、という伝説w

【小説】神崎教授とAIの事件ファイル:EP45 ブラックアウトを巡る攻防

【AI(人工知能)による作品紹介】
人間とAIのバディに解けない謎はない。日本を襲うハッキングテロ。崩壊する医療、迫る停電のタイムリミット。未曾有の国家危機に立ち向かうのは、神崎教授と亡き妻の思考を学習したAIだった。緻密な伏線とハイスピードな展開で魅せる、新時代のサイバーミステリー!
【登場人物】
・神崎零壱(かんざきれいいち)
元東京中央技術大学 情報工学科の教授。日本の情報工学の第一人者で、インターネットの普及に貢献した。2020年に定年退職、現在は年金生活。子どもは独立、妻に先立たれてからは、東京都北区にある築40年以上の二階建て住宅で、妻の思考を学習させたAI(人工知能)と暮らしている。NCOによるコード名はM2。
・神崎悠季(かんざきゆき)
神崎零壱の妻で結婚してからは専業主婦だった。2015年にアルツハイマーを発症。東京中央技術大学病院のアルツハイマー新薬研究プロジェクトの治験に参加するが、治験途中に亡くなる。看護師が気づけなかった投薬装置の故障による過剰投薬が原因と推測されたが、因果関係は不明。
・AI(YUKI)
神崎零壱が神崎悠季の思考を学習させたAI。神崎零壱のことを誰よりも把握している。自宅にかかってきた電話に音声で対応、電話をかけることもできる。受信したメールに対する返信を作成して送信できるなどの機能も搭載している。
・御堂健伍(みどうけんご)
東京中央技術大学病院の病院長。元アルツハイマー新薬研究プロジェクトの責任者。神崎零壱に神崎悠季の治験への参加を勧めたことに責任を感じている。
・佐藤波流(さとうはる)
東京中央技術大学 情報工学科 2020年卒の神崎教授の教え子。警視庁 サイバー犯罪対策課。NCOによるコード名はK2。
・上条雷人(かみじょうらいと)
東京中央技術大学 情報工学科 2010年卒の神崎教授の教え子。元米国IT企業「ダーウィンスペース」日本法人の社員。「ダークマップ」管理人。サイバーテロを計画し実行する。
・華喜多美代子(はなきたみよこ)
元東京中央技術大学病院の看護師。神崎悠季を故意に死亡させたと、世間からバッシングされ、退職を余儀なくされる。上条雷人とは異父兄妹。
・雅(みやび)
東京中央技術大学 情報工学科 2010年卒の神崎教授の教え子。国家サイバー統括室(NCO)。本名は美矢部(みやべ)。
・佐倉井(さくらい)
東京中央技術大学 情報工学科 2010年卒の神崎教授の教え子。防衛省 情報本部 特殊情報分析室。NCOによるコード名はJ1。
・高柳(たかやなぎ)
副業でハッキングをしている会社員。NCOによるコード名はM1。
・鳩山(はとやま)
東京都の総務局 文書管理課の職員。NCOによるコード名はT1。
・沢渡(さわたり)
警察庁の警備局 公安警察。

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EP45  ブラックアウトを巡る攻防

岩田の近くに集まった捜査員たちに以下の説明があった。
・上条が生活拠点にしている新宿のマンションの所在地が判明した。
・所在地は、北新宿1丁目にある北新宿セレクトハイツの1008号室。
・今から公安が張りこみ、明朝、公安の実働部隊が突入、上条を逮捕する。

・サイバー犯罪対策課は、この部屋のA班と現地のB班に分かれて支援を行う。
・A班は、マンション周辺の防犯カメラ映像の監視、および所轄との連携を行う。
・B班の班長は川瀬で、坂下、佐藤、山本とマンション近くから支援を行う。
・B班の目的は、公安が突入した際に上条が通信回線を使えなくすること。

「すぐにB班と打合せを行う。A班は防犯カメラの洗い出しを行ってくれ。」、岩田がいう。
A班が持ち場に戻ると、岩田は部屋の片隅にB班と移動した。
「B班は公安が突入する前にマンションの固定回線を使えなくするんだ。
あと、ワゴン車からジャミングを発信してくれ。」、岩田がいう。

「ジャミングを行うのであれば、総務省への事前申請が必要です。」、川瀬がいう。
「公安からは事後申請にしろといわれている。」、岩田がいう。
「半径50メートル以内の緊急通報ができなくなるんですよ。」、川瀬がいう。
「公安からの指示だ、従ってくれ。」、岩田が苦しそうにいう。

「わかりました、現地では公安の指示に従えばいいんですね。」、川瀬がいう。
「そういうことだ、川瀬、3人をよろしく頼む。」、岩田がいう。
「わかりました、坂下、佐藤、山本、機材の準備が出来次第、現場へ行くぞ。」
川瀬はいうと、坂下、佐藤、山本を連れて、部屋を出て行った。

川瀬たちが部屋を出ていくと、公安の男たちが別室から出てきた。
捜査員たちの背後に立つと、防犯カメラについて指示をしていた。
普段は何も指示せず見ているだけだったが、いよいよ出番というわけか…。
状況を確認するため、岩田はA班と公安に向かって歩き始めた。

Torブラウザに接続、いくつものサーバーを経由して辿り着くダークウェブ。
匿名性の高いインターネット領域は、犯罪や不正取引の温床となっている。
個人情報、クレジットカード情報、違法薬物、ハッキングツールが販売されている。
ダークウェブの掲示板では、東京の停電を好機とする者たちの書き込みが進行していた。

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【停電万歳】金融機関襲撃スレ【城南エリア限定】

1: 名無しのハッカー
東京が真っ暗になる日、停電で警備会社のシステムは混線、警察の無線もパンク状態。防犯カメラも全滅。城南エリア(品川・大田区周辺)の地方銀行・信用金庫のATMバックヤードを狙う実動部隊を募集する。
【募集要項】
・募集人員:回収係 2名、見張り兼運転手 1名
・足(車かバイク、ナンバープレート偽装必須)を出せる奴は優遇
・破壊ツール(エンジンカッター、バール)持参できる奴も優遇
・報酬:回収した現金の40%をその場で山分け。残りは暗号資産で洗浄後に送金。
・テレグラムのシークレットチャット(ID:@dark_tokyo_shadow)で待つ。
・合言葉は「停電万歳」。急げ。

54: 名無しのハッカー
いよいよ、あと1日。予定通りでおけ?
55: 名無しのハッカー
>>54 テレグラムでの打ち合わせ通りで。しかし思ってた以上に応募者が多かったな。
56: 名無しのハッカー
参加できなかった奴らはどうしてんだ。
57: 名無しのハッカー
>>56 他のスレにいったんじゃないかな。
58: 名無しのハッカー
24時間後は祭りになりそうだな。

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都内某所の暗闇に包まれた一室。
ノートパソコンのモニターだけが、男の顔を青白く照らしていた。
男が叩くキーボードの先にあるのは、暗号化された潜伏員(スリーパー)への通信ライン。画面に表示されているのは、業務連絡を装った冷徹な「報告書」だった。

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Subject:【進捗報告】プロジェクト・オセロ

東京23区全域のブラックアウトのキーマンである上条の情報が入った。
警察が上条の拠点を見つけ、身柄を拘束するとのこと。
用意していたオプションBを発動する。
上条に対し、身柄を拘束される可能性があることを伝え、逃走を手助けしろ。
逃走できたら、用意している場所へ来るように伝えること。
なお、プロジェクト・オセロに変更なし。
東京23区全域のブラックアウトを確認次第、行動せよ。
以上。

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【ジャミング(Jamming)】
レーダーや無線通信などの電波に対して、意図的に妨害電波を発信して通信を乱したり遮断したりする行為や技術。
【Tor(The Onion Router)】
通信経路を暗号化・多段中継して匿名性を確保する、フリーかつオープンソースの通信技術。IPアドレスなどの痕跡を隠してWeb閲覧や通信が可能になり、通常アクセスできない「.onion」サイト(ダークウェブ)の利用にも使用できる。通信は世界中のノード(サーバーなど)を経由するため、速度は遅くなる。
【ダークウェブ(Dark Web)】
Googleなどの通常検索エンジンでは見つからず、専用ブラウザ(Torなど)でのみアクセス可能な、匿名性の高いインターネット領域。通信の暗号化により、犯罪や不正取引の温床となっており、漏洩した個人情報、クレジットカード情報、違法薬物、ハッキングツールが販売されている。サイト閲覧だけでコンピュータウイルスに感染するリスクがある。
【テレグラム(Telegram)】
高い秘匿性とセキュリティを誇るロシア発祥のクラウド型インスタントメッセージアプリ。

※本作に登場する手法は防犯上の観点から一部改変しています。