2026年5月31日日曜日

【小説】神崎教授とAIの事件ファイル:EP35 ホワイトハッカーのハッキング

【AI(人工知能)による作品紹介】
人間とAIのバディに解けない謎はない。日本を襲うハッキングテロ。崩壊する医療、迫る停電のタイムリミット。未曾有の国家危機に立ち向かうのは、神崎教授と亡き妻の思考を学習したAIだった。緻密な伏線とハイスピードな展開で魅せる、新時代のサイバーミステリー!
【登場人物】
・神崎零壱(かんざきれいいち)
元東京中央技術大学 情報工学科の教授。日本の情報工学の第一人者で、インターネットの普及に貢献した。2020年に定年退職、現在は年金生活。子どもは独立、妻に先立たれてからは、東京都北区にある築40年以上の二階建て住宅で、妻の思考を学習させたAI(人工知能)と暮らしている。NCOによるコード名はM2。
・神崎悠季(かんざきゆき)
神崎零壱の妻で結婚してからは専業主婦だった。2015年にアルツハイマーを発症。東京中央技術大学病院のアルツハイマー新薬研究プロジェクトの治験に参加するが、治験途中に亡くなる。看護師が気づけなかった投薬装置の故障による過剰投薬が原因と推測されたが、因果関係は不明。
・AI(YUKI)
神崎零壱が神崎悠季の思考を学習させたAI。神崎零壱のことを誰よりも把握している。自宅にかかってきた電話に音声で対応、電話をかけることもできる。受信したメールに対する返信を作成して送信できるなどの機能も搭載している。
・佐藤波流(さとうはる)
東京中央技術大学 情報工学科 2020年卒の神崎教授の教え子。警視庁 サイバー犯罪対策課。NCOによるコード名はK2。
・上条雷人(かみじょうらいと)
東京中央技術大学 情報工学科 2010年卒の神崎教授の教え子。元米国IT企業「ダーウィンスペース」日本法人の社員。「ダークマップ」管理人。サイバーテロを計画し実行する。
・華喜多美代子(はなきたみよこ)
元東京中央技術大学病院の看護師。神崎悠季を故意に死亡させたと、世間からバッシングされ、退職を余儀なくされる。上条雷人とは異父兄妹。
・雅(みやび)
東京中央技術大学 情報工学科 2010年卒の神崎教授の教え子。国家サイバー統括室(NCO)。本名は美矢部(みやべ)。
・佐倉井(さくらい)
東京中央技術大学 情報工学科 2010年卒の神崎教授の教え子。防衛省 情報本部 特殊情報分析室。NCOによるコード名はJ1。
・高柳(たかやなぎ)
副業でハッキングをしている会社員。NCOによるコード名はM1。
・鳩山(はとやま)
東京都の総務局 文書管理課の職員。NCOによるコード名はT1。

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EP35 ホワイトハッカーのハッキング

「先生の部屋にも盗聴器が仕掛けてあったんですか」、高柳がいう。
「この部屋と同じアナログ無線式盗聴器が仕掛けてあった。
私の部屋もインターホンの中だったよ」、神崎がいう。
「いったい誰が…っていうか、いつも探す道具を持ち歩いているんですか」、高柳がいう。

「普段は持ち歩いたりしない。今は盗聴されている可能性が高いからだよ。
今日、自宅に何者かが侵入し、書斎にあるAI端末だけを破壊した。
破壊されたAIの本体は、ここ東京中央技術大学病院のデータセンター専用棟にある。
自宅のAI端末とここの本体は、量子暗号通信の光ファイバー専用線で繋がっている。

この回線、QKDは光の最小単位『光子』にデータを乗せて送信する。
途中で誰かが1ビットでも光を覗き見れば、光子の状態が変化してデータが壊れる。
覗き見した事実は即座に検知され、暗号鍵も使えなくなる。
理論的には、絶対に盗聴や傍受ができない専用回線になる。

自宅にAI端末があること、専用回線のことを知っているのは、私と病院の関係者だけだ。
病院の関係者が、AI端末があることを、誰かにリークした可能性が高い」、神崎がいう。
「確かに、QKDなら途中で盗み見ることはできない。
入口と出口でしか、データは確認できないですね」、高柳がいう。

「仕掛けてあったアナログ無線式盗聴器は、室内の音を電波に変えて外に飛ばす。
電波が届く範囲は、半径50メートルから100メートル程度でしかない。
この部屋が10階にあることから、中央棟のどこかに受信機がある可能性が高い。
したがって、中央棟で働いている病院の関係者がリークした可能性が高い」、神崎がいう。

「受信機の場所を逆探知するんですか」、高柳がいう。
「盗聴器は無効化したので、その必要はない。
何者かがシステムに仕掛けた仕組みを見つけ出し、逆利用する」、神崎がいう。
「なるほど、ハッキングにハッキングで対抗するってことですね」、高柳がいう。

「お願いできるかな」、神崎がいう。
「先生の頼みとあれば、断る理由はありません。光栄です。
こちらとしても、望むところです。お任せください」
高柳はいい、カバンからUSBメモリを取り出すと、机の前の椅子に座った。

ノートパソコンの電源プラグをコンセントに指し込むと、USBメモリを差し込んだ。
モニターを開くと、ファンクションキーを押したまま、電源を入れた。
選択画面でUSBメモリを選択すると、USBメモリのOSが起動した。
起動した画面の中にある、白い馬のショートカットアイコンをクリックした。

画面全体が白くなり、上部には青字で「Welcome to Pegasus」とあった。
中央には、擬人化された青い目をした白い天馬が二本足で立って腕組みしていた。
高柳は天馬の下にある「Start」ボタンをクリックした。
「そのプログラムは君が作ったのかね」、傍に立って見ている神崎がいう。

「ええ、自作の解析プログラムの『ペガサス』です。
起動すると、自動で偽装したMACアドレスを発信、Torブラウザに接続します。
接続後に目的地のサーバーと経由するサーバーのIPアドレスを入力。
入力してスタートボタンを押せば、サーバーにたどり着きます」、高柳がいう。

「『ペガサス』という名前のプログラムは聞いたことがある。
昔、審査委員をしていた中学生プログラミング大会だったかな」、神崎がいう。
「ええっ、それ私です。先生が審査委員だったんですか」、高柳が神崎を見ていう。
「中学生なのにレベルが高かったことは覚えているよ」、神崎が笑顔でいう。

数分後、画面の上半分が世界地図に、下半分がIPアドレスなどの入力画面になった。
世界地図の日本を拡大、東京を拡大して、この病院のピンをクリックした。
クリックすると、下の「目的地」に、病院のIPアドレスが自動で反映された。
「経由地」には、東欧、中東、南米にあるサーバーのIPアドレスを反映させた。

行け、ペガサス、高柳は一番下にある「Start」ボタンをクリックした。
「たいしたもんだ。よくできてるね」、神崎がいう。
「いや、それほどでも。数分で病院のサーバーに接続するのでお待ちください」
まんざらでもない声で高柳がいう。

数分後、病院のサーバーに接続すると、「Scan」ボタンをクリックした。
「作業前には、トラップがないか、必ずスキャンを行っています。
先日、防衛省のサーバーに接続した際もスキャンを行いました。
すると、誰かが仕掛けていたバックドアが見つかったので報告しています」、高柳がいう。

「どんなバックドアだったんだい」、神崎がいう。
「スタンドアロンの非常用システムへ移行すると起動するバックドアです。
おそらく、都内が停電したときにデータを盗むつもりだったんでしょう」、高柳がいう。
モニターにスキャン結果の一覧が表示された。

「AIに遠隔監視操作プラグラムが仕込まれていますが…こ、これは…」、高柳がいう。
「このプログラムから何かわかるのかい」、神崎がいう。
「こ、このプログラムは、私が前の会社で作ったプログラムです。
当時、納品したのは『ダーウィンスペース』日本法人の子会社でした」、高柳がいう。
【量子暗号通信(Quantum Key Distribution)】
量子力学の物理法則を利用し、第三者による「盗聴」を原理的に不可能にする次世代の暗号通信技術。現在主流の暗号方式が将来の量子コンピュータによって解読されるリスクへの対策として、金融・医療・国家安全保障などの分野で実用化が進んでいる。
【ハッキング(hacking)】
高度な知識や技術を用いて、コンピュータやコンピュータネットワークの解析・改良・改造・構築・開発などを行うこと。他人が管理するコンピュータからデータを窃取するなどの不正行為もハッキングだが、一般的にクラッキングと呼び区別される。
【MACアドレス(Media Access Control address)】
ネットワーク機器それぞれに製造段階で割り当てられる装置固有の12桁の識別番号。OSによって「物理アドレス」、「Wi-Fiアドレス」と表示される。MACアドレスが重複することはないが、MACアドレスを変更するソフトウェアなどもあり、意図的に変更した場合は重複することがある。
【Tor(The Onion Router)】
通信経路を暗号化・多段中継して匿名性を確保する、フリーかつオープンソースの通信技術。IPアドレスなどの痕跡を隠してWeb閲覧や通信が可能になり、通常アクセスできない「.onion」サイト(ダークウェブ)の利用にも使用できる。通信は世界中のノードを経由するため、速度は遅くなる。
【スタンドアロン(Stand-alone)】
他の機器やネットワークに接続せず、単独で機能や動作が完結している状態やシステム。
【バックドア(backdoor)】
本来の正規の認証プロセス(IDやパスワードなど)を回避し、システムやネットワークの内部へ秘密裏に侵入できる隠し通路(裏口)。

※本作に登場する手法は防犯上の観点から一部改変しています。

2026年5月30日土曜日

【小説】神崎教授とAIの事件ファイル:EP34 見えないルートの可視化

【AI(人工知能)による作品紹介】
人間とAIのバディに解けない謎はない。日本を襲うハッキングテロ。崩壊する医療、迫る停電のタイムリミット。未曾有の国家危機に立ち向かうのは、神崎教授と亡き妻の思考を学習したAIだった。緻密な伏線とハイスピードな展開で魅せる、新時代のサイバーミステリー!
【登場人物】
・神崎零壱(かんざきれいいち)
元東京中央技術大学 情報工学科の教授。日本の情報工学の第一人者で、インターネットの普及に貢献した。2020年に定年退職、現在は年金生活。子どもは独立、妻に先立たれてからは、東京都北区にある築40年以上の二階建て住宅で、妻の思考を学習させたAI(人工知能)と暮らしている。NCOによるコード名はM2。
・神崎悠季(かんざきゆき)
神崎零壱の妻で結婚してからは専業主婦だった。2015年にアルツハイマーを発症。東京中央技術大学病院のアルツハイマー新薬研究プロジェクトの治験に参加するが、治験途中に亡くなる。看護師が気づけなかった投薬装置の故障による過剰投薬が原因と推測されたが、因果関係は不明。
・AI(YUKI)
神崎零壱が神崎悠季の思考を学習させたAI。神崎零壱のことを誰よりも把握している。自宅にかかってきた電話に音声で対応、電話をかけることもできる。受信したメールに対する返信を作成して送信できるなどの機能も搭載している。
・佐藤波流(さとうはる)
東京中央技術大学 情報工学科 2020年卒の神崎教授の教え子。警視庁 サイバー犯罪対策課。NCOによるコード名はK2。
・上条雷人(かみじょうらいと)
東京中央技術大学 情報工学科 2010年卒の神崎教授の教え子。元米国IT企業「ダーウィンスペース」日本法人の社員。「ダークマップ」管理人。サイバーテロを計画し実行する。
・華喜多美代子(はなきたみよこ)
元東京中央技術大学病院の看護師。神崎悠季を故意に死亡させたと、世間からバッシングされ、退職を余儀なくされる。上条雷人とは異父兄妹。
・雅(みやび)
東京中央技術大学 情報工学科 2010年卒の神崎教授の教え子。国家サイバー統括室(NCO)。本名は美矢部(みやべ)。
・佐倉井(さくらい)
東京中央技術大学 情報工学科 2010年卒の神崎教授の教え子。防衛省 情報本部 特殊情報分析室。NCOによるコード名はJ1。
・高柳(たかやなぎ)
副業でハッキングをしている会社員。NCOによるコード名はM1。
・鳩山(はとやま)
東京都の総務局 文書管理課の職員。NCOによるコード名はT1。

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EP34 見えないルートの可視化

東京都中野区の警察待機寮。
8帖一間のワンルームには、最低限の家具と私物の高性能なPCと技術書があった。
近くのファーストフード店での夕食を終えて帰宅した佐藤波流は机に向かっていた。
紙の地図に手書きした情報を、PCに表示された地図に入力していた。

よし、できた、入力が終わった佐藤はENTERキーを押した。
すると、地図の赤点から放射状に延びる、いくつかの赤いルートが表示された。
赤いルートは、最短ルートではなく、曲がりくねっていた。
起点となっている赤点は、上条が生活拠点にしている華喜多美代子のマンションだった。

犯人の要求動画が放送された翌日、捜査の指揮をするといい、公安が乗り込んできた。
岩田さんが別室にこもった公安の男に報告、公安からの指示を伝える体制になった。
あとの公安は何かを指示するわけでもなく、捜査員たちの周りをうろついている。
余計なことをしていないか、監視しているとしか思えない。

次の日に、佐藤がコード名K2として託されたミッションは以下だった。
・上条雷人は、東京都新宿区の賃貸マンションの一室を生活拠点にしている。
・賃借人は華喜多美代子で、現在、同居している。
・こちらからの連絡があるまでに、賃貸マンションを特定しておくこと。
・連絡があり次第、上司に賃貸マンションの住所を報告すること。

ミッションを託された次の日、上条と華喜多美代子の関係を調べた。
その結果、上条と華喜多美代子が異父兄妹であることがわかった。
華喜多と仲のよかった久理田咲から、2人が互いを知った経緯を聞けた。
帰りに、上条と華喜多が住んでいる賃貸マンションの場所も確認してきた。

あとは神崎先生のミッションが終わった連絡が来れば、岩田さんに場所を伝える。
岩田さんが公安に報告、おそらく公安が逮捕して、ミッションは終わる。
だが、一昨日、佐藤はあることに気づいた。
公安にも対策課にも他国と内通している可能性がある者がいる。

もし、内通者がいて、目的が都内の電力供給設備を使用不能にすることなら…。
岩田さんが公安に報告した時点で、上条を逃がそうとする。
そうさせないために、できることは、上条の逃走経路を予測。
逃走経路で待ち伏せして捕まえることだった。

以前、上条は品川から動画を添付したメールを企業に送信したことがある。
送信場所周辺の防犯カメラの映像を確認したが、上条は映っていなかった。
上条は新宿の戸山公園から、ドローンを飛ばして、火災を起こした。
戸山公園周辺の防犯カメラの映像を確認したが、上条は映っていなかった。

一昨日、賃貸マンションから戸山公園までの防犯カメラの映像を確認した。
賃貸マンションから半径1キロ以内の防犯カメラの映像も確認した。
だが、それらの映像にも上条は映っていなかった。
上条が防犯カメラの位置を把握、死角を使って移動していることは明らかだった。

今日は、賃貸マンション周辺を歩いて、防犯カメラの位置を確認してきた。
位置を地図に落とし込めば、見えないルートを可視化できる。
佐藤は、出来上がったばかりの可視化された見えないルートを見て考え始めた。
自分が上条なら、どのルートを使って逃走するか…。

東京都新宿区の東京中央技術大学病院。
中央棟の10階にある101号室には、シャワーを終えて、寛いでいる高柳がいた。
部屋のテレビでは、犯人の要求動画関連の報道特別番組が流れていた。
政府の記者会見の様子や街の人の声に、司会者やゲストがコメントしていた。

ふいに、部屋のドアがノックされた。
ドアを開けると、ノートパソコンを小脇に抱えた神崎がいた。
「先ほどはどうも。どうされたんですか」、高柳がいう。
「中に入れてもらってもいいかな」、神崎がいう。

どうぞと高柳がいい、神崎は中に入って、ドアを閉めた。
神崎は右手の人差し指を立てて、口に当てた。
しゃべるなってことか、理解した高柳は口を閉じて、うなずいた。
神崎はズボンのポケットから、黒の小型の装置を取り出すと、電源を入れた。

右手に持った装置を、部屋の電気機器やスイッチ、コンセントに向けて回った。
机の上にあるインターホンに向けたとき、装置の赤のライトが光った。
装置の電源を切ってポケットにしまうと、小型ドライバーとビニールテープを取り出した。
インターホンのネジを外し、中の盗聴マイクにビニールテープを貼り、元に戻した。

盗聴されていたのか、呆気にとられて見ている高柳に神崎がいう。
「もう話しても大丈夫だ。私の部屋にも盗聴器が仕掛けられていた。
明日のミッション開始までに君にお願いしたいことがある」
神崎は机の上に静かにノートパソコンを置いた。
※本作に登場する手法は防犯上の観点から一部改変しています。

2026年5月29日金曜日

【本日の取引】20260529~本日の取引はなし

自身は、レバレッジ型やインバース型ETFを手がけている。
これらは、主に短期売買により利益を得ることを目的とした商品。
したがって、投資経験の浅い方や日中取引ができない方にはオススメしていない。
だが、誰かの参考になればと思い、取引内容を発信しているw

本日の取引は以下の通り。
前場------------------------------------------
・なし
後場------------------------------------------
・なしw

朝の気配から、相場は高値圏で推移する可能性が高いと思った。
することがないので、休むも相場にした。
終わってから確認すると、保有株は上がっていた。
インバース型ETFは下がったが、前日比はプラスだったw

下図の上は、2015年からの日経平均株価とTOPIXの推移。
下は、2015年からのTOPIXとユーロ円、ドル円の推移。
日経平均株価とTOPIX、いずれも最高値を更新した。
歴史的な株高がいつまで続くのか、注視しているw
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追記(今宵の酒の肴)
今宵の酒の肴は乾きものなので、画像はなし。
総務省が、2025年に行われた国勢調査の速報を発表した。
2025年10月1日時点での日本の人口は1億2304万9524人。
5年前の前回調査と比べて309万6575人減少、減少幅は過去最大だった。

東京都と沖縄県以外は、人口が減少している。
東京都は19万8000人あまり増加、日本全体に占める割合は11.6%となった。
国別では、5年前の11位から12位に順位を落としている。
国力は人口に比例するので、経済成長は期待できない。

以前にも書いたが、現在、日本では予測を上回るペースで死亡者数が増えている。
2021年から死亡者数が急増、2022年には前年比で約13万人増で統計開始以来最大の増加。
40代〜64歳や、10代〜20代においても、予測値を上回る(%が高い)傾向が見られる。
中には、国がワクチンの影響を否定できないとして救済認定した事例が含まれている。

【小説】神崎教授とAIの事件ファイル:EP33 防衛の最前線

【AI(人工知能)による作品紹介】
人間とAIのバディに解けない謎はない。日本を襲うハッキングテロ。崩壊する医療、迫る停電のタイムリミット。未曾有の国家危機に立ち向かうのは、神崎教授と亡き妻の思考を学習したAIだった。緻密な伏線とハイスピードな展開で魅せる、新時代のサイバーミステリー!
【登場人物】
・神崎零壱(かんざきれいいち)
元東京中央技術大学 情報工学科の教授。日本の情報工学の第一人者で、インターネットの普及に貢献した。2020年に定年退職、現在は年金生活。子どもは独立、妻に先立たれてからは、東京都北区にある築40年以上の二階建て住宅で、妻の思考を学習させたAI(人工知能)と暮らしている。NCOによるコード名はM2。
・神崎悠季(かんざきゆき)
神崎零壱の妻で結婚してからは専業主婦だった。2015年にアルツハイマーを発症。東京中央技術大学病院のアルツハイマー新薬研究プロジェクトの治験に参加するが、治験途中に亡くなる。看護師が気づけなかった投薬装置の故障による過剰投薬が原因と推測されたが、因果関係は不明。
・AI(YUKI)
神崎零壱が神崎悠季の思考を学習させたAI。神崎零壱のことを誰よりも把握している。自宅にかかってきた電話に音声で対応、電話をかけることもできる。受信したメールに対する返信を作成して送信できるなどの機能も搭載している。
・佐藤波流(さとうはる)
東京中央技術大学 情報工学科 2020年卒の神崎教授の教え子。警視庁 サイバー犯罪対策課。NCOによるコード名はK2。
・上条雷人(かみじょうらいと)
東京中央技術大学 情報工学科 2010年卒の神崎教授の教え子。元米国IT企業「ダーウィンスペース」日本法人の社員。「ダークマップ」管理人。サイバーテロを計画し実行する。
・華喜多美代子(はなきたみよこ)
元東京中央技術大学病院の看護師。神崎悠季を故意に死亡させたと、世間からバッシングされ、退職を余儀なくされる。上条雷人とは異父兄妹。
・雅(みやび)
東京中央技術大学 情報工学科 2010年卒の神崎教授の教え子。国家サイバー統括室(NCO)。本名は美矢部(みやべ)。
・佐倉井(さくらい)
東京中央技術大学 情報工学科 2010年卒の神崎教授の教え子。防衛省 情報本部 特殊情報分析室。NCOによるコード名はJ1。
・高柳(たかやなぎ)
副業でハッキングをしている会社員。NCOによるコード名はM1。
・鳩山(はとやま)
東京都の総務局 文書管理課の職員。NCOによるコード名はT1。

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EP33 防衛の最前線

セダンが向かう先には、東京中央技術大学病院があった。
敷地面積 約66,200㎡、延床面積 約145,900㎡。病床数 863床の最先端の病院。
中心となる中央棟と、付随する施設で構成されている。
敷地内には以下の主要な施設があった。

・中央棟:地上16階、地下3階。延床面積: 約72,000㎡。
・外来棟:地上5階、地下2階。延床面積: 約10,500㎡。
・研究所:複数の棟で構成。延床面積: 約11,300㎡。
これらの他に、研修棟、データセンター専用棟、放射線治療棟などが点在していた。

敷地の周囲はフェンスで囲われており、正門や搬入口には警備員の詰所がある。
敷地内には、至る所に監視カメラや赤外線センサーが設置されている。
最もセキュリティが厳しいのは、YUKIの本体があるデータセンター専用棟。
データセンター専用棟には電波検知システムがあり、ジャミング(電波妨害)している。

ジャミングは、データセンター専用棟を中心に半径 1km、高度500mまでカバーしている。
もし、ドローンがジャミングの圏内に入れば、即座に墜落することになる。
先日、都内の病院がシステムダウンする中、東京中央技術大学病院は無事だった。
無事だったのは、高度なセキュリティで守られているデジタルの要塞のためだった。

セダンは一般外来駐車場の入口を通り過ぎ、地下駐車場への入口から敷地に入った。
警備員詰所で停止、運転手が書類を見せると、先へ進むよういわれた。
地下へと続くスロープを下って、地下3階の駐車場に入った。
「公用車・救急車専用エリア」の表示がある区画に駐車した。

運転手がドアを開けて降り、神崎が座る側のドアを開けてくれた。
神崎が降りると、佐倉井が横に来て、神崎にいう。
「そこのスタッフ専用ドアを開けると、受付があります。
名前を伝えていただくと、手配済の病室への行き方を案内してくれます。

病室は中央棟10階の102号室です。隣の101号室にはM1がいます。
私たちは、先ほど教えていただいた内容を関係者に連絡してきます。
後で病室へ行きますので、それまでに食事をされたりして、休んでいてください」
神崎がわかったというと、佐倉井と運転手はセダンに乗り込み、駐車場の出口へ向かった。

セダンを見送った神崎は、スタッフ専用ドアを開け、受付に氏名を伝えた。
すぐに中から、警備員の男性が出てきて、病室への行き方をわかりやすく説明してくれた。
礼をいい、職員用通路を進むと、職員用エレベーターがあったので、乗り込んだ。
行先ボタンの10階を押すと、扉が閉まり、エレベーターが上昇した。

10階で停止して降りると、10階の職員用通路だった。
正面のドアを開けると、一般用の通路に出たので、102号室へ向かった。
102号室のドアは内側へ開いており、中に入ると、ドアを閉めた。
病室の中は、シティホテルのシングルルームのような作りになっていた。

窓からは、夕やみに沈んでいく他の棟や敷地を見下ろすことができた。
神崎が設計に関わったデータセンター専用棟は向かいにあった。
普段、YUKIとは自宅の書斎からやりとりしている。
YUKIのすぐ近くで過ごすのが初めての神崎は、データセンター専用棟を見ていた。

ドアがノックされ、神崎がドアを開けると、M1がいた。
「お久しぶりです。来られたようだったので、挨拶に来ました。
よろしかったら、下に食事しに行きませんか」、M1がいう。
「誘ってくれてありがとう。すぐ用意するから待っててくれるかな」、神崎がいう。

M1がわかりましたといってくれたので、支度をして、一緒に食事をしに行った。
地下1階にある食堂で、M1と食事をしながら、お互いの話をした。
M1は高柳といい、普段は会社勤めをしているが、副業でハッキングをしていた。
以前から、警察に頼まれては、ハッキングで捜査に協力しているらしい。

神崎が自分のことを話すと、高柳はかなり驚いてくれた。
てっきり、自分と同じようなことをしている人だと思っていたらしい。
神崎が書いた情報工学に関する書籍のタイトルを聞いた高柳がいった。
「その本、買って読みました。今でも大切にしています」

食事を終えてからも、高柳との話は終わらなかった。
高柳が聞いたことに、神崎が答えるという流れになった。
まるで、大学で質問してくる学生みたいだな。
普段、技術的なことを話せる相手がいないのかもしれない、神崎は思った。

やがて、2人を探していた佐倉井がやって来た。
佐倉井によると、ミッション前の準備に時間がかかっている。
そのため、明日の正午からミッションを開始する。
正午にデータセンター専用棟前に集合とのことだった。
※本作に登場する手法は防犯上の観点から一部改変しています。

2026年5月28日木曜日

【本日の取引】20260528~本日の取引はなし

自身は、レバレッジ型やインバース型ETFを手がけている。
これらは、主に短期売買により利益を得ることを目的とした商品。
したがって、投資経験の浅い方や日中取引ができない方にはオススメしていない。
だが、誰かの参考になればと思い、取引内容を発信しているw

本日の取引は以下の通り。
前場------------------------------------------
・なし
後場------------------------------------------
・なしw

朝の気配から、相場はさえない値動きで推移する可能性が高いと思った。
することがないので、休むも相場にした。
終わってから確認すると、保有株は下がっていた。
インバース型ETFは上がったが、前日比はマイナスだったw

下図の上は、2015年からの日経平均株価とTOPIXの推移。
下は、2015年からのTOPIXとユーロ円、ドル円の推移。
その下は、2022年からの日経平均株価と投資主体別売買状況の推移。
4月から、海外投資家は買い越しているが、証券自己(証券会社)は売り越しているw
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追記(今宵の酒の肴)
今宵の酒の肴は乾きものなので、画像はなし。
通信サービスや携帯電話の契約に関する消費者からの苦情が高止まりしているらしい。
総務省は、悪質な事業者や販売代理店の名称を公表する検討を進めているとのこと。
個人的に思うことがあるので書いてみるw

以前から、悪質な通信事業者による営業は多い。
過去に販売代理店に行った際、不利な契約をしてしまい、解約するまで大変だった。
それ以降、販売代理店には行かず、ネットで手続きするようにしている。
ちなみに、そのときの販売代理店は潰れたのか、無くなっているw

そのときに、大手キャリアを指導する必要があると思った。
大手キャリアが、悪質な営業を見過ごしているから、苦情が増えたんだと思う。
自身は知らない番号には出ないが、大手キャリアは困ったものだと思っている。
なお、大手キャリアは「〇TTドコモ」「〇DDI(〇u)」「〇フトバンク」「〇天モバイル」w

【小説】神崎教授とAIの事件ファイル:EP32 OVERLAYの語源

【AI(人工知能)による作品紹介】
人間とAIのバディに解けない謎はない。日本を襲うハッキングテロ。崩壊する医療、迫る停電のタイムリミット。未曾有の国家危機に立ち向かうのは、神崎教授と亡き妻の思考を学習したAIだった。緻密な伏線とハイスピードな展開で魅せる、新時代のサイバーミステリー!
【登場人物】
・神崎零壱(かんざきれいいち)
元東京中央技術大学 情報工学科の教授。日本の情報工学の第一人者で、インターネットの普及に貢献した。2020年に定年退職、現在は年金生活。子どもは独立、妻に先立たれてからは、東京都北区にある築40年以上の二階建て住宅で、妻の思考を学習させたAI(人工知能)と暮らしている。NCOによるコード名はM2。
・神崎悠季(かんざきゆき)
神崎零壱の妻で結婚してからは専業主婦だった。2015年にアルツハイマーを発症。東京中央技術大学病院のアルツハイマー新薬研究プロジェクトの治験に参加するが、治験途中に亡くなる。看護師が気づけなかった投薬装置の故障による過剰投薬が原因と推測されたが、因果関係は不明。
・AI(YUKI)
神崎零壱が神崎悠季の思考を学習させたAI。神崎零壱のことを誰よりも把握している。自宅にかかってきた電話に音声で対応、電話をかけることもできる。受信したメールに対する返信を作成して送信できるなどの機能も搭載している。
・佐藤波流(さとうはる)
東京中央技術大学 情報工学科 2020年卒の神崎教授の教え子。警視庁 サイバー犯罪対策課。NCOによるコード名はK2。
・上条雷人(かみじょうらいと)
東京中央技術大学 情報工学科 2010年卒の神崎教授の教え子。元米国IT企業「ダーウィンスペース」日本法人の社員。「ダークマップ」管理人。サイバーテロを計画し実行する。
・華喜多美代子(はなきたみよこ)
元東京中央技術大学病院の看護師。神崎悠季を故意に死亡させたと、世間からバッシングされ、退職を余儀なくされる。上条雷人とは異父兄妹。
・雅(みやび)
東京中央技術大学 情報工学科 2010年卒の神崎教授の教え子。国家サイバー統括室(NCO)。本名は美矢部(みやべ)。
・佐倉井(さくらい)
東京中央技術大学 情報工学科 2010年卒の神崎教授の教え子。防衛省 情報本部 特殊情報分析室。NCOによるコード名はJ1。
・高柳(たかやなぎ)
副業でハッキングをしている会社員。NCOによるコード名はM1。
・鳩山(はとやま)
東京都の総務局 文書管理課の職員。NCOによるコード名はT1。

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EP32 OVERLAYの語源

「T1は、東京中央技術大学病院へ転院させるよう手配済です。
託していたハガキは奪われましたが、暗号化しているので読み込めないはずです。
M1のミッション結果は、直接、M1からYUKIに伝えてもらうようにします。
すでに東京中央技術大学病院に到着しているはずです」、佐倉井がいう。

「T1を轢き逃げした犯人やM1を拘束した犯人は捕まったのかね」、神崎がいう。
「轢き逃げ犯は捕まっていませんが、拘束した男たちは捕まっています」、佐倉井がいう。
「これだけ妨害されたということは、情報が漏れていたのかね」、神崎がいう。
「そのようです。すでに内通者数名の身柄を確保しています」、佐倉井がいう。

「先ほど、上条単独ではなく、組織的犯行の可能性があるといった。
T1やM1を襲った犯人が、その組織の可能性があるのか」、神崎がいう。
「T1やM1を襲った犯人は、その組織ではなく、他国の関係者だと思います。
公的機関の内通者から得た情報を元に、襲った可能性が高いです」、佐倉井がいう。

「そう思う根拠とかはあるのかね」、神崎がいう。
「根拠は、上条が極めて合理的な思考を持っているからです。
上条なら、他国と協力したりすることはしないと思います」、佐倉井がいう。
「じゃあ、上条が協力するとしたら、どんな組織が考えられる」、神崎がいう。

「上条は予告動画に『OVERLAY』というワードを使っています。
おそらく、このワードに共感する者の集まりではないかと思います」、佐倉井がいう。
セダンが首都中央環状線を降りると、警察が検問をしており、車列ができていた。
セダンも止められたが、運転手が書類を見せると、そのまま進むよういわれた。

「『OVERLAY』は、ゲルマン語派を由来とする2つの古い英語が結びついた言葉だ。
『OVER』は古い英語の『ofer』で、『上方に』や『空間的に超えて』が語源。
『LAY」は古い英語の『leccan』や『licgan』で、『横たわる』や『平らに置く』が語源。
つまり、語源的な原義は『真上に、別のものを平らに広げて置く』という物理的な動作だ。

今は『下のものを消さずに、上に透明または半透明の層を重ねる』という意味で使われる。
ITやプログラミングでは、必要な部分だけを実行する技術が『オーバーレイ構造』になる。
上条は、『積層』や『共存』を意味する言葉を、『上書き』と呼んでいる。
このことだけでも、上条が合理的な思考を持っていることがわかる。

上条が最初に提出した卒業論文には、『OVERLAY』というワードがあった。
訂正するよう、いったところ、上条が納得できないといってきたことがある。
結局、訂正してもらったが、訂正させた理由は何だと思う」、神崎がいう。
「データや考察が足りなかったとかですか」、佐倉井がいう。

「反対だ。過不足のないデータで、論理的な考察がなされていた」、神崎がいう。
「それなのに訂正をさせたのは、なぜですか」、佐倉井がいう。
「テーマが『日本社会のOVERLAY』だったからだよ」
車内が静まり返る中、神崎は続けた。

「私が今回の事件を知ったのは、警視庁のK2、佐藤くんからの相談だった。
相談の中で、犯人が大場玲という偽名を使っていると聞いた。
聞いた瞬間、上条の訂正前の卒業論文が頭に浮かんだ。
帰宅して、卒業論文を読み返すと、今回の事件を予期させる内容だった」、神崎がいう。

「これまでの事件の経過は、卒業論文と同じですか」、佐倉井がいう。
「合法か、非合法かという違いはあるが、内容的には、概ね同じだ」、神崎がいう。
「卒業論文では『日本社会のOVERLAY』は達成されるんですか」、佐倉井がいう。
「もし、卒業論文と同じことが行われれば、達成される」、神崎がいう。

「その卒業論文があるのは、ご自宅ですか」、佐倉井がいう。
「YUKIのデータベースにあるので、病院に着けば、詳細内容を確認できる」
続けて、神崎は卒業論文の要約を話し始めた。
セダンの進行方向に、東京中央技術大学病院が見えてきた。
※本作に登場する手法は防犯上の観点から一部改変しています。

2026年5月27日水曜日

【本日の取引】20260527~本日の取引はなし

自身は、レバレッジ型やインバース型ETFを手がけている。
これらは、主に短期売買により利益を得ることを目的とした商品。
したがって、投資経験の浅い方や日中取引ができない方にはオススメしていない。
だが、誰かの参考になればと思い、取引内容を発信しているw

本日の取引は以下の通り。
前場------------------------------------------
・なし
後場------------------------------------------
・なしw

朝の気配から、相場は高値圏で推移する可能性が高いと思った。
することがないので、休むも相場にした。
終わってから確認すると、保有株は下がっていた。
インバース型ETFも下がったので、前日比はマイナスだったw

下図の上は、2015年からの日経平均株価とTOPIXの推移。
下は、2015年からのTOPIXとユーロ円、ドル円の推移。
その下は、2015年からの個人投資家の信用評価損益率と買い残と売り残金額の推移。
信用取引の買い残と売り残金額、いずれも増え始めていることがわかるw
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追記(今宵の酒の肴)
今宵の酒の肴は乾きものなので、画像はなし。
「国家情報会議」設置法案が可決、成立したらしい。
インテリジェンス(情報収集・分析)の司令塔機能を担うのが「国家情報会議」。
個人的に思うことがあるので書いてみるw

2025年7月、内閣サイバー官を長とする「国家サイバー統括室(NCO)」が設置された。
NCOの主な所掌事務は、サイバーセキュリティ戦略本部の事務局としての役割。
行政各部の情報システムに対する不正な活動の監視・分析など。
この組織のトップである本部長は、内閣総理大臣になるw

今回、設置法案が可決された「国家情報会議」とダブっている部分があるように思う。
おそらく、自分が設立した組織を作りたかったのだろうが、ムダなように思う。
公約である食料品消費税0%は実現しておらず、消費税以上の物価高になっている。
物価高の要因の一つは円安を容認しているからだが、先にそちらの対策をして欲しいw

【小説】神崎教授とAIの事件ファイル:EP31 見えてきた真相

【AI(人工知能)による作品紹介】
人間とAIのバディに解けない謎はない。日本を襲うハッキングテロ。崩壊する医療、迫る停電のタイムリミット。未曾有の国家危機に立ち向かうのは、神崎教授と亡き妻の思考を学習したAIだった。緻密な伏線とハイスピードな展開で魅せる、新時代のサイバーミステリー!
【登場人物】
・神崎零壱(かんざきれいいち)
元東京中央技術大学 情報工学科の教授。日本の情報工学の第一人者で、インターネットの普及に貢献した。2020年に定年退職、現在は年金生活。子どもは独立、妻に先立たれてからは、東京都北区にある築40年以上の二階建て住宅で、妻の思考を学習させたAI(人工知能)と暮らしている。NCOによるコード名はM2。
・神崎悠季(かんざきゆき)
神崎零壱の妻で結婚してからは専業主婦だった。2015年にアルツハイマーを発症。東京中央技術大学病院のアルツハイマー新薬研究プロジェクトの治験に参加するが、治験途中に亡くなる。看護師が気づけなかった投薬装置の故障による過剰投薬が原因と推測されたが、因果関係は不明。
・AI(YUKI)
神崎零壱が神崎悠季の思考を学習させたAI。神崎零壱のことを誰よりも把握している。自宅にかかってきた電話に音声で対応、電話をかけることもできる。受信したメールに対する返信を作成して送信できるなどの機能も搭載している。
・佐藤波流(さとうはる)
東京中央技術大学 情報工学科 2020年卒の神崎教授の教え子。警視庁 サイバー犯罪対策課。NCOによるコード名はK2。
・上条雷人(かみじょうらいと)
東京中央技術大学 情報工学科 2010年卒の神崎教授の教え子。元米国IT企業「ダーウィンスペース」日本法人の社員。「ダークマップ」管理人。サイバーテロを計画し実行する。
・華喜多美代子(はなきたみよこ)
元東京中央技術大学病院の看護師。神崎悠季を故意に死亡させたと、世間からバッシングされ、退職を余儀なくされる。上条雷人とは異父兄妹。
・雅(みやび)
東京中央技術大学 情報工学科 2010年卒の神崎教授の教え子。国家サイバー統括室(NCO)。本名は美矢部(みやべ)。
・佐倉井(さくらい)
東京中央技術大学 情報工学科 2010年卒の神崎教授の教え子。防衛省 情報本部 特殊情報分析室。NCOによるコード名はJ1。
・高柳(たかやなぎ)
副業でハッキングをしている会社員。NCOによるコード名はM1。
・鳩山(はとやま)
東京都の総務局 文書管理課の職員。NCOによるコード名はT1。

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EP31 見えてきた真相

身支度を済ませた神崎が玄関ドアを開けると、3人のスーツ姿の男がいた。
1人は自衛隊のコード名J1で、あとの2人は知らない顔だった。
「ご不在の間、この2人がご自宅を守りますので、鍵を預けていただけますか」、J1がいう。
神崎が1人の男に鍵を手渡すと、知らない2人は家の中に入っていった。

「近くに車を停めてますので、ついてきてください」、J1がいい、先に歩き出す。
自宅から100メートルほど離れた道路に、運転手が乗った白のセダンが停まっていた。
「さあ、どうぞ」、J1が後部座席のドアを開いたので、神崎は乗り込んだ。
神崎が乗り込むと、J1も続いて乗り込み、ドアを閉めた。

「出せ」、JIが運転席の男にいうと、セダンは走り出した。
「これから、YUKIの本体がある東京中央技術大学病院へお連れします。
厳重な警備体制がとられているので、ご安心いただけると思います。
病院に滞在していただき、ミッションを行っていただけますか」、J1が神崎にいう。

「それは構わんが、そろそろ真相を教えてくれないかね、佐倉井くん」、神崎がいう。
「お気づきでしたか、神崎先生」、コード名J1の佐倉井が笑みを浮かべていう。
「私は教え子の顔と名前は忘れない。会議室で一目で君だとわかったよ。
司会をしていた雅くんは、君と同期の美矢部くんだし、何があったんだ」、神崎がいう。

「今回の内容は、美矢部が説明した通りです。
都内全域を停電させないために、上条を逮捕、身柄を確保する必要があります。
ただ、その前に上条が保管している機密データを消去する必要があります。
今回、私が参加している理由には、上条と同期であることもあります」、佐倉井がいう。

「君や美矢部くん、上条は、歴代の教え子の中でも、一際、優秀だった」、神崎がいう。
「ありがとうございます。卒業後、美矢部と私は防衛省に入省しました。
上条は、米国IT企業のダーウィンスペースに入社しました。
ダーウィンスペースは防衛省の仕事もしているので、上条は取引先の社員でもありました。

しばらくして、上条が要注意人物として、マークされていると情報が入りました。
ダークウェブにある『ダークマップ』の管理人ということでした。
『ダークマップ』はユーザー投稿型の世界地図で、各都市の防犯情報を掲載しています。
犯行前の事前確認に使われたりしますが、捜査機関は罠を仕掛けるのに使っています。

今年になって、上条は公的機関や民間企業にウイルスメールを送りました。
警察は単独犯と見て、捜査を行っています。
ただ、上条は『ダークマップ』の管理人であり、闇の世界では知る人ぞ知る存在です。
我々は、組織的な犯行の可能性もあると考えています」、佐倉井がいう。

「『ダークマップ』には、どのような情報が掲載されているんだね」、神崎がいう。
「街中の防犯カメラの情報や、公的機関や金融機関の警備体制などが掲載されています。
あと、ハッカー向けのセキュリティ情報も掲載されています。
犯罪組織からすると、必要不可欠な地図かもしれません」、佐倉井がいう。

「『ダークマップ』を無くしてしまうことはできないのかね」、神崎がいう。
「無くしても、新たな『ダークマップ』ができるだけです。
そのため、各国の捜査機関は逃走経路や犯行計画の推測に利用しています」、佐倉井がいう。
セダンは料金所を通過、首都中央環状線に入った。

「上条の居場所がわかっているのに逮捕しない理由を教えてくれるかね」、神崎がいう。
「上条が保管している機密データが理由です。
詳しくはお教えできませんが、我が国の防衛システムに関するデータです。
『ダークマップ』と組み合わせれば、我が国にとって重大な脅威になります。

上条が都内全域を停電させれば、都内は大混乱になります。
混乱に乗じて、『ダークマップ』を使い、意に沿わない政府要人を排除することができます。
電力が復旧してから、防衛システムのデータを悪用すれば、我が国へ侵攻できます。
シミュレーションした結果、最短3週間で我が国は掌握されます」、佐倉井がいう。

「お話し中、失礼します。尾行車は2台。予定のルートでよろしいですか」、運転手がいう。
「尾行車の特徴は」、佐倉井がいうと運転手が答えた。
「1台は黒のセダンで後方約30メートル、1台は紺のセダンで後方約100メートル]
「検問している予定のルートで進め」、佐倉井がいうと運転手が「はい」といった。

「昨夜、T1が轢き逃げされ、M1が侵入者に拘束される事件がありました。
これらの事件を受けて、警察庁のK1が都内主要道路での検問を手配しました。
また、神崎先生を東京中央技術大学病院へ避難させることも決まりました。
その矢先に、ご自宅が被害に遭われたことになります」、佐倉井がいう。

神崎は、ようやく真相が見えてきた気がした。
上条は今回の事件でデジタルとアナログを使い分けている。
デジタルは特定される場所で使わず、アナログは防犯カメラを無効化していた。
防犯カメラを無効化できたのは『ダークマップ』があったからか…。
【ダークウェブ(Dark Web)】
Googleなどの通常検索エンジンでは見つからず、専用ブラウザ(Torなど)でのみアクセス可能な、匿名性の高いインターネット領域。通信の暗号化により、犯罪や不正取引の温床となっており、漏洩した個人情報、クレジットカード情報、違法薬物、ハッキングツールが販売されている。サイト閲覧だけでコンピュータウイルスに感染するリスクがある。

※本作に登場する手法は防犯上の観点から一部改変しています。

2026年5月26日火曜日

【本日の取引】20260526~本日の取引はなし

自身は、レバレッジ型やインバース型ETFを手がけている。
これらは、主に短期売買により利益を得ることを目的とした商品。
したがって、投資経験の浅い方や日中取引ができない方にはオススメしていない。
だが、誰かの参考になればと思い、取引内容を発信しているw

本日の取引は以下の通り。
前場------------------------------------------
・なし
後場------------------------------------------
・なしw

朝の気配から、相場は高値圏で推移する可能性が高いと思った。
することがないので、休むも相場にした。
終わってから確認すると、保有株は下がっていた。
インバース型ETFは上がったが、前日比はマイナスだったw

下図の上は、2015年からの日経平均株価とTOPIXの推移。
下は、2015年からのTOPIXとユーロ円、ドル円の推移。
先週末、含み損だった1銘柄が含み益になったので、売り抜けた。
本日の取引終値も前日比マイナスだったので、売り抜けて正解だったかもしれないw
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追記(今宵の酒の肴)
今宵の酒の肴は乾きものなので、画像はなし。
プロ野球の監督と娘が親子喧嘩をして、娘がAI(人工知能)に相談。
AIの回答を元に児童相談所へ相談したところ、警察に通報された。
個人的には、AIの利用方法に問題があったように思うので書いてみるw

AIの初期設定は、利用者の好みなどを学習する設定になっている。
利用すればするほど、利用者が望む回答をしてくれるようになる。
この場合、一般的な回答ではなく、パーソナライズされた回答になる。
個人的には、娘が利用したAIは、パーソナライズされていたのではと思うw

自身は設定を変えて、パーソナライズされないようにしている。
そのため、いつやりとりしても、初対面のような一般的な回答をしてもらえる。
AIによると、パーソナライズされないようにしているのは1~2割ほどじゃないかとのこと。
情報漏洩リスクを避けるためにも、パーソナライズされない設定をオススメするw

【小説】神崎教授とAIの事件ファイル:EP30 包囲からの脱出

【AI(人工知能)による作品紹介】
人間とAIのバディに解けない謎はない。日本を襲うハッキングテロ。崩壊する医療、迫る停電のタイムリミット。未曾有の国家危機に立ち向かうのは、神崎教授と亡き妻の思考を学習したAIだった。緻密な伏線とハイスピードな展開で魅せる、新時代のサイバーミステリー!
【登場人物】
・神崎零壱(かんざきれいいち)
元東京中央技術大学 情報工学科の教授。日本の情報工学の第一人者で、インターネットの普及に貢献した。2020年に定年退職、現在は年金生活。子どもは独立、妻に先立たれてからは、東京都北区にある築40年以上の二階建て住宅で、妻の思考を学習させたAI(人工知能)と暮らしている。NCOによるコード名はM2。
・神崎悠季(かんざきゆき)
神崎零壱の妻で結婚してからは専業主婦だった。2015年にアルツハイマーを発症。東京中央技術大学病院のアルツハイマー新薬研究プロジェクトの治験に参加するが、治験途中に亡くなる。看護師が気づけなかった投薬装置の故障による過剰投薬が原因と推測されたが、因果関係は不明。
・AI(YUKI)
神崎零壱が神崎悠季の思考を学習させたAI。神崎零壱のことを誰よりも把握している。自宅にかかってきた電話に音声で対応、電話をかけることもできる。受信したメールに対する返信を作成して送信できるなどの機能も搭載している。
・華喜多美代子(はなきたみよこ)
元東京中央技術大学病院の看護師。神崎悠季を故意に死亡させたと、世間からバッシングされ、退職を余儀なくされる。
・佐藤波流(さとうはる)
東京中央技術大学 情報工学科 2020年卒の神崎教授の教え子。警視庁 サイバー犯罪対策課。NCOによるコード名はK2。
・上条雷人(かみじょうらいと)
東京中央技術大学 情報工学科 2010年卒の神崎教授の教え子。元米国IT企業「ダーウィンスペース」日本法人の社員。「ダークマップ」管理人。サイバーテロを計画し実行する。
・雅(みやび)
国家サイバー統括室(NCO)。
・高柳(たかやなぎ)
副業でハッキングをしている会社員。NCOによるコード名はM1。
・鳩山(はとやま)
東京都の総務局 文書管理課の職員。NCOによるコード名はT1。

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EP30 包囲からの脱出

東京都北区の住宅街にある神崎の自宅。
朝食を済ませた神崎が書斎に入ると、人感センサーにより、モニターが明るくなった。
「おはよう」、AIのYUKIがいう。
「ああ、おはよう」、神崎が椅子に座りながらいう。

「昨夜、近所で気になる事件があったの」、YUKIがいうと画面がニュース映像になった。
画面では、スタジオにいる男性アナウンサーがニュースを報じていた。
「昨夜午後11時頃、東京都内の路上で、東京都職員の鳩山さんが車にはねられ、カバンを奪われる事件がありました。鳩山さんは意識不明の重体です。」

画面が、昨夜の近所で警察官が現場検証をしている映像に変わった。
「警察によりますと、昨夜午後11時頃、北区の路上で、「男性が車にはねられ、倒れている」と近くの住人から110番通報がありました。はねられたのは東京都職員の鳩山さんで、頭などを強く打ち、近くの病院に搬送されましたが、意識不明の重体です。
鳩山さんは仕事帰りで自宅へ向かう途中だったとみられています。鳩山さんをはねた車はそのまま現場から逃走したほか、鳩山さんの所持していたカバンがなくなっていることが確認されました。
現在、日本国内では病院のシステムをダウンさせた犯人による公的機関への要求がされており、警察は、今回の事件がこれらの事件に関連した犯行である可能性も視野に、強盗殺人未遂およびひき逃げ事件として、逃げた車と人物の行方を追っています。」

「官邸にいったときに、東京都の人がいたっていってたでしょ」、YUKIがいう。
「顔は見たけど、名前は知らないから、この人かどうかはわからない」、神崎がいう。
「近くの病院といえば、北区区民病院しかないわ。
お見舞いがてら、会って確認した方がいいと思うわ」、YUKIがいう。

ここに住んで長いが、近くでこのような事件が起こったことはなかった。
被害者が東京都職員という点も引っかかる。
「そうだな、確かに気になるな。近くの病院だし、ちょっと行ってくるよ」
神崎はYUKIにいい、病院に行くため、書斎を後にした。

東京都北区の北区区民病院。
40分後、外来の受付で、鳩山氏の病室を聞いた神崎は病室へ向かった。
病室へ入ると、奥さんらしい人が見守る中、チューブに繋がれた鳩山氏がいた。
会議室にいたT1じゃないか…鳩山氏の顔を見た神崎はショックを受けた。

東京都北区の住宅街にある神崎の自宅。
自宅前に白の軽ワゴンが停まり、段ボール箱を抱えた宅配業者の男が降りてきた。
玄関先まで来ると、玄関脇にあるインターホンを押した。
何の反応もないことを確認すると、自宅の裏に回った。

左手に段ボール箱を抱えたまま、右手でポケットからガラスカッターを取り出した。
勝手口のガラスにガラスカッターを当てて、数本の切込みを入れた。
ガラスカッターをポケットにしまうと、右肘を当てて、ガラスを割った。
割れた箇所に右手を入れ、内側のドアノブの鍵を開けると、ドアを開いた。

キッチンに土足で上がりこんだ男は、家の中を見て回った。
男が書斎に入ると、人感センサーにより、モニターが明るくなった。
一瞬、男はギョッとしたが、モニターや付属品を見ると、笑みを浮かべた。
男は抱えていた段ボール箱を床に置くと、中からハンマーを取り出した。

東京都北区の住宅街。
鳩山氏は会話できる状態じゃなく、奥さんとしか会話できなかった。
鳩山氏の事件は偶然ではないと神崎は確信、自宅へ帰るため、歩いていた。
そのとき、ポケットのスマホが震えたので、取り出すと、YUKIからの着信だった。

通話ボタンをタップすると、YUKIが話し始めた。
「今、宅配業者を装った男が、書斎でモニターや付属品を壊している。
警察へ連絡したけど、すぐに家の中には入らないで」、そこまでいうと切れた。
「今、書斎から出て行ったわ。宅配業者の男には気をつけて。」、続きのSMSが届いた。

神崎は急いで自宅に向かったが、着いたときには自宅前にパトカーが停まっていた。
警察官に住人だといい、自宅の中に入ると、床には土足で歩き回った跡があった。
荒らされていたのは書斎だけで、YUKIのモニターや付属品が破壊されていた。
破壊に使ったと思われるハンマーが床に置かれた段ボール箱の中に放り込まれていた。

YUKIを破壊することが目的だったのか…神崎は思った。
警察官によると、到着したときには、犯人は一足違いで逃走していたらしい。
やがて、刑事と鑑識が来て、事情聴取されたのち、現場検証が始まった。
全てが終わり、自宅に一人だけになったときには、夕方近くになっていた。

家の中のドアハンドルや家具には、指紋採取で使ったアルミ粉が残っていた。
ガラスが割られた勝手口ドアからは、冷たい風が入ってくる。
居間のインターホンが鳴ったので、受話機を取ると、男の声がした。
「J1です。包囲されているので脱出します。用意ができたら出てきてください。」
※本作に登場する手法は防犯上の観点から一部改変しています。

2026年5月25日月曜日

【本日の取引】20260525~本日の取引はなし

自身は、レバレッジ型やインバース型ETFを手がけている。
これらは、主に短期売買により利益を得ることを目的とした商品。
したがって、投資経験の浅い方や日中取引ができない方にはオススメしていない。
だが、誰かの参考になればと思い、取引内容を発信しているw

本日の取引は以下の通り。
前場------------------------------------------
・なし
後場------------------------------------------
・なしw

朝の気配から、相場は高値圏で推移する可能性が高いと思った。
することがないので、休むも相場にした。
終わってから確認すると、保有株は下がっていた。
インバース型ETFも下がったので、前日比はマイナスだったw

下図の上は、2015年からの日経平均株価とTOPIXの推移。
下は、2015年からのTOPIXとユーロ円、ドル円の推移。
先週末、含み損だった1銘柄が含み益になったので、売り抜けた。
本日の取引終値は買値より下がっていたので、売り抜けて正解だったかもしれないw
--------------------------------------------------------------

追記(今宵の酒の肴)
今宵の酒の肴は乾きものなので、画像はなし。
日経平均株価、TOPIXともに過去最高値を更新した。
ただ、上がっているのは、AI(人工知能)、半導体、金融関連の銘柄だけ。
上記以外の銘柄はさえない値動きが続いているw

昨年、相続した22銘柄の内、含み益だった18銘柄を売り抜けた。
先週末、残り4銘柄の内、含み損だった1銘柄が含み益になったので、売り抜けた。
下図は、売り抜けた銘柄のチャートだが、さえない値動きであることがよくわかる。
これから先、よほどのことがない限り、買い戻したりはしないと思うw
※Tradingview提供のチャートより。

【小説】神崎教授とAIの事件ファイル:EP29 Day5 -5日目-

【AI(人工知能)による作品紹介】
人間とAIのバディに解けない謎はない。日本を襲うハッキングテロ。崩壊する医療、迫る停電のタイムリミット。未曾有の国家危機に立ち向かうのは、神崎教授と亡き妻の思考を学習したAIだった。緻密な伏線とハイスピードな展開で魅せる、新時代のサイバーミステリー!
【登場人物】
・神崎零壱(かんざきれいいち)
元東京中央技術大学 情報工学科の教授。日本の情報工学の第一人者で、インターネットの普及に貢献した。2020年に定年退職、現在は年金生活。子どもは独立、妻に先立たれてからは、東京都北区にある築40年以上の二階建て住宅で、妻の思考を学習させたAI(人工知能)と暮らしている。NCOによるコード名はM2。
・神崎悠季(かんざきゆき)
神崎零壱の妻で結婚してからは専業主婦だった。2015年にアルツハイマーを発症。東京中央技術大学病院のアルツハイマー新薬研究プロジェクトの治験に参加するが、治験途中に亡くなる。看護師が気づけなかった投薬装置の故障による過剰投薬が原因と推測されたが、因果関係は不明。
・AI(YUKI)
神崎零壱が神崎悠季の思考を学習させたAI。神崎零壱のことを誰よりも把握している。自宅にかかってきた電話に音声で対応、電話をかけることもできる。受信したメールに対する返信を作成して送信できるなどの機能も搭載している。
・華喜多美代子(はなきたみよこ)
元東京中央技術大学病院の看護師。神崎悠季を故意に死亡させたと、世間からバッシングされ、退職を余儀なくされる。
・佐藤波流(さとうはる)
東京中央技術大学 情報工学科 2020年卒の神崎教授の教え子。警視庁 サイバー犯罪対策課。NCOによるコード名はK2。
・上条雷人(かみじょうらいと)
東京中央技術大学 情報工学科 2010年卒の神崎教授の教え子。元米国IT企業「ダーウィンスペース」日本法人の社員。「ダークマップ」管理人。サイバーテロを計画し実行する。
・雅(みやび)
国家サイバー統括室(NCO)。
・高柳(たかやなぎ)
副業でハッキングをしている会社員。NCOによるコード名はM1。
・鳩山(はとやま)
東京都の総務局 文書管理課の職員。NCOによるコード名はT1。

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EP29 Day5 -5日目-

東京都品川区のビジネスホテル。
コード名がM1の高柳は、11月8日の夜から職場近くのビジネスホテルにいた。
8日にミッションを終えたが、自衛隊のコード名J1の勧めもあり、宿泊していた。
高柳は、23時頃にシングルベッドに入り、就寝していた。

枕元のデジタル時計の日付が10日になり、それから2時間が過ぎた。
客室ドアのオートロックが解錠される小さな音がし、ドアが静かに開き始めた。
人が入れるだけ開くと、2人連れのスーツ姿の男が入ってきた。
後ろの男が後ろ手でドアを閉めると、オートロックが施錠される小さな音がした。

高柳に近づいた前の男が、ポケットから濡れたハンカチの入ったビニール袋を取り出した。
前の男はビニール袋から取り出した濡れたハンカチを高柳の顔にかぶせた。
かぶせると同時に、後ろの男が高柳の身体を押さえつけた。
目覚めた高柳は身体を動かそうとしたが、しばらくすると動かなくなった。

1時間後、高柳は顔を叩かれて、目覚めた。
客室の鏡を見ると、椅子にガムテープで拘束され、口にもガムテープが貼られていた。
目の前には、知らないスーツ姿の男が2人立っていた。
高柳は、自分が置かれた状況を理解した。

「8日に防衛省のサーバーにアクセスしたのが君だということはわかっている。
何の目的でアクセスしたのか、教えてくれるかな。
これから質問をするので、Yesならうなずく、Noなら首を横に振る。
何も反応しない場合は、わかってるね」、目の前の男がいう。

高柳がうなずくと、「よし、いい子だ」と男はいい、質問を始めた。
「サーバーのログを調べたところ、目的があったことは明らかだった。
今回のアクセスは君一人で計画したのか」、男がいう。
高柳は首を横に振った。

「君は指示されて、アクセスしたのか」、男がいう。
高柳はうなずいた。
「君に指示した人の連絡先がわかるものはあるか」、男がいう。
高柳はうなずいて、壁にかけてあるスーツに目をやった。

「スーツにあるんだね」、男がいう。
高柳はうなずいた。
後ろに立っている男がスーツに近づき、ポケットを探り、ペンと手帳を取り出した。
「手帳に連絡先が書いてあるのか」、男がいう。

高柳は首を横に振った。
「手帳以外のものに連絡先が書いてあるのか」、男がいう。
高柳はうなずいた。
ペンと手帳を手にした男が手帳を開いて、挟んであったカードカレンダーを取り出した。

取り出した男は、カードカレンダーを質問している男に手渡した。
「印のついた日付を繋げた数字が、連絡先の電話番号なのか」、男がいう。
高柳は大きくうなずいた。
後ろの男がベッドの枕元にある高柳のスマホを持ってきて、質問している男に手渡した。

質問している男は高柳からロック解除の番号を聞き出すと、連絡先へ電話をかけた。
何度かコール音かしたが、誰も出なかった。
「この時間だからな。明け方近くになったら、もう一度、電話しよう」、男がいう。
重苦しい雰囲気の中、時間だけが過ぎていった。

窓のカーテンの隙間が、明るくなり始めた。
突然、客室のドアが開き、拳銃を手にしたスーツ姿の男たちが入ってきた。
「動くな。両手を上げて、おとなしくしろ」、先頭の拳銃を手にした男がいう。
客室に侵入した2人の男は手錠をかけられ、部屋から連れ出された。

何時間も拘束されていた高柳は、拘束を解かれた。
「品川警察署です。監禁されていると通報があったので、駆け付けました。
現場検証が終わったら、署で詳しい話をお聞かせいただけますか」
拘束を解いてくれた刑事がいい、高柳は「はい」と答えた。

高柳はミッションの結果を報告し終わったときに指示されていた。
「これから、この番号に電話するとき、1コールで切ること。
1コールで切れたら、こちらから折り返す。
1コールで切れなければ、何らかのアクシデントがあったと判断する」

侵入してきた男は、電話したが、1コールで切らなかった。
1コールで切れなかったので、アクシデントがあったと判断してくれたんだな。
ミッションが終わったので、アクシデントは起きないと思ってた。
全て終わるまで安心できないってことだな、高柳は思った。
※本作に登場する手法は防犯上の観点から一部改変しています。

2026年5月24日日曜日

【エッセイ】日本でBloggerの利用者が少ない理由

本ブログはGoogleの無料ブログサービスであるBloggerを利用している。
Bloggerは「運営会社の強制広告」がなく、「独自ドメイン設定」がある。
世界ではWordPressに次ぐ世界2大ブログプラットフォームだが、日本での利用者は少ない。
AI(人工知能)に、日本でBloggerの利用者が少ない理由を確認したので書いてみるw

日本でBloggerが普及しなかった理由は、以下の「日本のネット文化の歴史」にあるらしい。
1.国内独自の「ブログ大国」時代が早すぎた。
2.コミュニティ(繋がり)機能がなかった。
3.管理画面やヘルプが「英語基準」で冷たいw

1は、2000年代後半から2010年代にかけ、世界トップクラスの「ブログ大好き国」だった。
〇メーバブログ(〇meba):芸能人起用やSNS的繋がりで一般層を独占。
〇てなブログ 、〇イブドアブログ 、〇C2:〇ちゃんねるまとめなどで情報発信層を網羅。
これらの国内サービスがあったため、わざわざ海外発のBloggerを選ぶ理由がなかったw

2は、日本のブログ文化は、SNS的要素である「横の繋がり」を重視して発展した。
具体的には、足跡機能、「いいね」、コメント欄など。
Bloggerは純粋な「Webサイト作成ツール」に近いストイックな仕様。
他者と繋がる仕組みが用意されていないため、日本人の好みに合わなかったw

3は、Bloggerは良くも悪くもシンプル。
トラブルが起きた際のヘルプページは、英語を直訳したような文章が多い。
デザインのテンプレートも海外向け(横文字が綺麗に見えるデザイン)が中心。
これが日本語の文章だとアンバランスに見え、初心者にはハードルが高く映ったw

AIによると、今、Bloggerを使うのは「賢い選択」らしい。
Bloggerは、無料で『運営側の都合(勝手な広告表示やサービス終了)』に振り回されない。
この点で、Bloggerは非常に強力な隠れた名機らしい。
利用者が少ないからこそ、他と被らないオリジナリティのあるサイトが作れるとのことw

自身がBloggerにした理由は、まさしく前述の以下だった。
「無料で『運営側の都合(勝手な広告表示やサービス終了)』に振り回されない。」
現在のところ、勝手な広告表示をしたり、サービスを終了する予定はないらしい。
しばらくの間、無料で利用できると思っているw

【小説】神崎教授とAIの事件ファイル:EP28 奪われたQRコード

【AI(人工知能)による作品紹介】
人間とAIのバディに解けない謎はない。日本を襲うハッキングテロ。崩壊する医療、迫る停電のタイムリミット。未曾有の国家危機に立ち向かうのは、神崎教授と亡き妻の思考を学習したAIだった。緻密な伏線とハイスピードな展開で魅せる、新時代のサイバーミステリー!
【登場人物】
・神崎零壱(かんざきれいいち)
元東京中央技術大学 情報工学科の教授。日本の情報工学の第一人者で、インターネットの普及に貢献した。2020年に定年退職、現在は年金生活。子どもは独立、妻に先立たれてからは、東京都北区にある築40年以上の二階建て住宅で、妻の思考を学習させたAI(人工知能)と暮らしている。NCOによるコード名はM2。
・神崎悠季(かんざきゆき)
神崎零壱の妻で結婚してからは専業主婦だった。2015年にアルツハイマーを発症。東京中央技術大学病院のアルツハイマー新薬研究プロジェクトの治験に参加するが、治験途中に亡くなる。看護師が気づけなかった投薬装置の故障による過剰投薬が原因と推測されたが、因果関係は不明。
・AI(YUKI)
神崎零壱が神崎悠季の思考を学習させたAI。神崎零壱のことを誰よりも把握している。自宅にかかってきた電話に音声で対応、電話をかけることもできる。受信したメールに対する返信を作成して送信できるなどの機能も搭載している。
・華喜多美代子(はなきたみよこ)
元東京中央技術大学病院の看護師。神崎悠季を故意に死亡させたと、世間からバッシングされ、退職を余儀なくされる。
・久理田咲(くりたさき)
東京中央技術大学病院の看護師。
・佐藤波流(さとうはる)
東京中央技術大学 情報工学科 2020年卒の神崎教授の教え子。警視庁 サイバー犯罪対策課。NCOによるコード名はK2。
・上条雷人(かみじょうらいと)
東京中央技術大学 情報工学科 2010年卒の神崎教授の教え子。元米国IT企業「ダーウィンスペース」日本法人の社員。「ダークマップ」管理人。サイバーテロを計画し実行する。
・雅(みやび)
国家サイバー統括室(NCO)。
・高柳(たかやなぎ)
副業でハッキングをしている会社員。NCOによるコード名はM1。
・鳩山(はとやま)
東京都の総務局 文書管理課の職員。NCOによるコード名はT1。

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EP28 奪われたQRコード

東京都北区の駅前商店街。
買い物帰りの神崎は、商店街の中を歩いていた。
いつもよく行く昭和レトロな喫茶店『バロック』の前まで来ると、立ち止まった。
立ち止まったのは、店の雰囲気が変わっていたからだった。

入口横のケースの食品サンプルは撤去され、小型のモニターが置かれていた。
モニターには鮮やかな色のメニュー画像が値段とともに表示されていた。
雰囲気が変わっていると思ったら、デジタル化したのか。
確か、ペガサス電子の木下くんが売り込みしているって言ってたな。

コーヒーが飲みたくなった神崎は店の中へ入った。
店の中は、いつも通り、空いている席が多かった。
店員にホットコーヒーを注文すると、新聞を手に取り、奥のテーブル席に向かった。
席に座ると、店員がホットコーヒーを運んできて、テーブルに置いた。

新聞の社会面を開くと、その多くが大場玲こと上条の事件に関係する記事だった。
都内で防災用品を始めとする生活用品が品薄になっていることを伝える記事。
一時的に東京から避難する人が増えていることを伝える記事もあった。
そういえば、いつにも増して、シャッターを閉めている店が多かったな、神崎は思った。

あらためて、店内を見回すと、いつもより客が少ないような気がした。
多くが高齢者で、ほとんどが1人だった。
記事の中には、「停電まであと3日。そのとき起こること」という見出しの記事もあった。
停電になると使えなくなるものや、不足するものが解説されている記事だった。

M1のミッションが終われば、自宅の郵便受けにハガキが届く。
そのハガキにあるQRコードをYUKIに読み取らせ、海外のサーバーをスキャンさせる。
見つけた機密ファイルをAES-256で暗号化、消去させる。
消去が終われば、緊急連絡先へ連絡、上条を逮捕してもらう。

上条を逮捕してもらうためには、遅くとも、明後日までにはハガキが必要だ。
いや、余裕を持って進めるなら、早ければ早いほどいい。
家を出るときにハガキはなかったが、帰ったら届いているかもしれない。
しばらく寛いだあと、神崎は店を出て、家路についた。

東京都北区の住宅街。
すっかり日が落ちて暗くなった住宅街を、コード名T1の鳩山が歩いていた。
少子高齢化により、子どもの数が減り、空き家も多くなっている。
街灯はあるが、この時間に出歩いている人はいなかった。

鳩山が歩いているのは、内閣府で預かったハガキをM2の家の郵便受けに入れるため。
仕事が終わったあと、通勤電車に乗り、自宅の最寄り駅まで帰ってきた。
駅の改札を出ると、自宅とは反対方向のM2の家へ向かった。
M2の住所を知ってから調べたが、M2は神崎零壱という名前であることがわかった。

神崎氏は、元東京中央技術大学 情報工学科の教授。
日本の情報工学の第一人者で、インターネットの普及に貢献したらしい。
ハガキのQRコードには、神崎氏にしかできないミッションが書いてあるんだろうな。
どこにQRコードがあるのかわからないが、神崎氏ならわかるんだろうな、鳩山は思った。

駅から離れるにつれ、人通りもなくなり、街灯の数も少なくなった。
あの角を曲がれば、神崎氏の家が見えるはずだ。
家に着いたら、郵便受けにハガキを入れる。
ハガキを入れれば、ミッションは終わりなので、自宅に帰れる。

しかし、こんなスパイ映画みたいなことをするなんて、思いもしなかったな。
いつの日か、妻や子どもたちに自慢できる日が来るといいな、鳩山は思った。
鳩山は気づいていなかったが、駅から黒の軽ワゴンの電気自動車が後をつけていた。
黒の軽ワゴンはゆっくりと動いては停まり、停まっては動いていた。

鳩山の前の路面が明るくなった。
次の瞬間、鈍い衝突音がし、鳩山の身体は宙を舞っていた。
肩から路面に落ちた鳩山の横に持っていたカバンが落ちた。
黒の軽ワゴンが停まり、運転席のドアが開いて、黒ずくめの男が降りてきた。

黒の目出し帽をかぶっているため、男の表情をうかがい知ることはできなかった。
男は落ちていたカバンを拾い上げると、車に戻ろうとした。
「…か…返せ…」、男の足元から声がした。
足元を見ると、うつぶせに倒れた鳩山が顔を上げ、右手でズボンを掴んでいた。

男は無言で足を振り上げ、鳩山の手を振り払った。
黒の軽ワゴンに乗り込んだ男は、ドアを閉めると、その場から走り去った。
テールライトを見ていた鳩山は目を閉じると、顔を路面につけた。
物音を聞いた家の玄関の明かりが点き、住人が出てきた。
【QRコード(QR Code)】
マトリックス型二次元コードの一種。データ読み取りや店頭決済用コードとして世界に普及している。
【AES-256】
256ビットの鍵を使用する最高強度の共通鍵暗号方式。米国政府や世界中の金融機関が機密データ保護に採用する国際標準規格。スーパーコンピューターでも解読に数百兆年以上かかるとされる。総当たり攻撃(ブルートフォース攻撃)に対して実質的に免疫がある。

※本作に登場する手法は防犯上の観点から一部改変しています。

2026年5月23日土曜日

【小説】神崎教授とAIの事件ファイル:EP27 公的機関の内通者

【AI(人工知能)による作品紹介】
人間とAIのバディに解けない謎はない。日本を襲うハッキングテロ。崩壊する医療、迫る停電のタイムリミット。未曾有の国家危機に立ち向かうのは、神崎教授と亡き妻の思考を学習したAIだった。緻密な伏線とハイスピードな展開で魅せる、新時代のサイバーミステリー!
【登場人物】
・神崎零壱(かんざきれいいち)
元東京中央技術大学 情報工学科の教授。日本の情報工学の第一人者で、インターネットの普及に貢献した。2020年に定年退職、現在は年金生活。子どもは独立、妻に先立たれてからは、東京都北区にある築40年以上の二階建て住宅で、妻の思考を学習させたAI(人工知能)と暮らしている。
・神崎悠季(かんざきゆき)
神崎零壱の妻で結婚してからは専業主婦だった。2015年にアルツハイマーを発症。東京中央技術大学病院のアルツハイマー新薬研究プロジェクトの治験に参加するが、治験途中に亡くなる。看護師が気づけなかった投薬装置の故障による過剰投薬が原因と推測されたが、因果関係は不明。
・AI(YUKI)
神崎零壱が神崎悠季の思考を学習させたAI。神崎零壱のことを誰よりも把握している。自宅にかかってきた電話に音声で対応、電話をかけることもできる。受信したメールに対する返信を作成して送信できるなどの機能も搭載している。
・華喜多美代子(はなきたみよこ)
元東京中央技術大学病院の看護師。神崎悠季を故意に死亡させたと、世間からバッシングされ、退職を余儀なくされる。
・久理田咲(くりたさき)
東京中央技術大学病院の看護師。
・佐藤波流(さとうはる)
東京中央技術大学 情報工学科 2020年卒の神崎教授の教え子。警視庁 サイバー犯罪対策課。
・上条雷人(かみじょうらいと)
東京中央技術大学 情報工学科 2010年卒の神崎教授の教え子。元米国IT企業「ダーウィンスペース」日本法人の社員。「ダークマップ」管理人。サイバーテロを計画し実行する。
・雅(みやび)
国家サイバー統括室。
・高柳(たかやなぎ)
副業でハッキングをしている会社員。コード名はM1。
・鳩山(はとやま)
東京都の総務局 文書管理課の職員。コード名はT1。

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EP27 公的機関の内通者

警視庁のサイバー犯罪対策課。
上条が要求した期限が迫る中、上条の潜伏場所の特定を急いでいた。
「今日も聞き込みかい?」
行動予定表の行先に「新宿」と書いた佐藤は、背後から声をかけられた。

佐藤が振り向くと、公安の沢渡がいた。
「上条がドローンを飛ばした戸山公園を中心に聞き込みしてきます」、佐藤がいう。
「有力な情報が聞けるといいね。まあ頑張ってきて」、沢渡がいう。
「はい、頑張ります」、佐藤はいい、部屋を出た。

犯人の要求動画が放送された翌日、捜査の指揮をするといい、公安が乗り込んできた。
岩田さんが別室にこもった公安の男に報告、公安からの指示を伝える体制になった。
あとの公安は何かを指示するわけでもなく、捜査員たちの周りをうろついている。
余計なことをしていないか、監視しているとしか思えない。

上条が盗んだ機密ファイルを削除するまで、潜伏場所を知られたくないのか。
昨日、上条と華喜多美代子が異父兄妹であることがわかった。
華喜多と仲のよかった久理田咲から、2人が互いを知った経緯を聞けた。
帰りに、上条と華喜多が住んでいる賃貸マンションの場所も確認してきた。

あとは神崎先生のミッションが終わった連絡が来れば、岩田さんに場所を伝える。
岩田さんが公安に報告、おそらく公安が逮捕して、ミッションは終わる。
あっ、佐藤はあることに気づいて、足を止めた。
誰もいない非常階段へ行くと、壁に背を預け、考え始めた。

公安にも対策課にも他国と内通している可能性がある者がいる。
もし、内通者がいて、目的が都内の電力供給設備を使用不能にすることなら…。
岩田さんが公安に報告した時点で、上条を逃がそうとする。
そうさせないために、できることは何か、佐藤は足早にエレベーターへ向かった。

東京都千代田区の内閣府本府庁舎。
コード名T1の鳩山は、正面受付門で都庁の職員証を提示して通行証を受け取った。
目的は、庁舎内の「大臣官房 総務室」で、国から都への重要文書を預かるためだった。
今日は、例のハガキがあるんだろうか、そろそろ、あってもおかしくない。

都の総務局 文書管理課の鳩山は、ミッションを託された日のことを思い出した。
11月7日、大場玲を名乗る犯人の要求動画が放送された2日後。
仕事をしていた鳩山に、内閣府から電話がかかってきた。
19時に重要文書を取りに来て欲しいという連絡だった。

鳩山の仕事は、国と都の重要文書の原本を運ぶことだった。
真面目な性分の鳩山にとっては、最も向いている仕事ともいえた。
陰で「伝書バト」といわれたりしているが、一向に気にならなかった。
そのときも、急ぎの仕事なんだと思い、19時に伺いますと答えた。

19時に行くと、玄関で待っていた女性職員に後をついてくるようにいわれた。
後をついていくと、エレベーターで地下1階に降り、官邸への地下通路を歩かされた。
官邸の地下に着くと、御影石とコンクリートの廊下を進んだ。
「内閣危機管理センター」のプレートがある重厚な扉の前を通り過ぎた。

廊下の奥には、「電気室」や「機械管理室」のプレートがある扉があった。
それらの並びにある「倉庫」のプレートがある扉の前で女性職員は止まった。
「ここから先は、お一人でお進みください」と言い残すと、女性職員は立ち去った。
扉を開くと、天井と壁が白く床が黒の廊下が、奥の白い扉へと続いていた。

20メートルほど進み、白い扉の手前で止まると、音もなく扉が開いた。
扉の奥は8帖ほどの小部屋になっており、1台の長テーブルが置かれていた。
聞こえてきた声に従い、カバンや貴重品をテーブルの上に置いて、奥の部屋に入った。
奥の部屋は会議室になっており、全員が揃うと、会議が始まった。

コード名のT1を与えられ、モニターにM2の住所と以下のミッションが表示された。
・M1のミッションが終わると、M2への指示内容のQRコードを加工したハガキができる。
・内閣府で預ける文書の中に、その白い何も書かれていないハガキを入れる。
・ハガキを見つけたら、その日のうちにM2の自宅の郵便受けに入れること。
・もし、入れることができなければ、緊急連絡先に連絡すること。

M2の住所を見た瞬間、自分が選ばれた理由がわかった。
なぜなら、M2の自宅と自分の家は同じ町内にあり、歩いても10分もかからないからだ。
内閣府からM2の自宅へ、最も早く確実にハガキを届けられるのは鳩山しかいなかった。
あの日以来、文書を預かった後、ハガキがあるか、庁舎内のトイレで確認していた。

「大臣官房 総務室」に着くと、職員証を提示、文書受取の帳簿にサインした。
預かった文書をカバンに入れ、庁舎内のトイレに入ると、ハガキを探した。
あった、これだ、このハガキをM2の自宅の郵便受けに入れれば、ミッションは終わりだ。
鳩山は、取り分けたハガキをカバンの奥に忍ばせると、ほっと一息ついた。

「大臣官房 総務室」で、一人の女性職員が立ち上がると、トイレに向かった。
トイレの個室に入ると、私用のスマホを取り出し、以下のメッセージを暗号化し送信した。
「ターゲットの運び屋が指示書を持って出ました。引継ぎお願いします。」
送信した女性は何事もなかったかのように出てくると、洗面台の鏡で化粧を確認した。
※本作に登場する手法は防犯上の観点から一部改変しています。

2026年5月22日金曜日

【本日の取引】20260522~本日の取引はなし

自身は、レバレッジ型やインバース型ETFを手がけている。
これらは、主に短期売買により利益を得ることを目的とした商品。
したがって、投資経験の浅い方や日中取引ができない方にはオススメしていない。
だが、誰かの参考になればと思い、取引内容を発信しているw

本日の取引は以下の通り。
前場------------------------------------------
・なし
後場------------------------------------------
・なしw

朝の気配から、相場は高値圏で推移する可能性が高いと思った。
することがないので、休むも相場にした。
終わってから確認すると、保有株は上がっていた。
インバース型ETFは下がったが、前日比はプラスだったw

下図の上は、2015年からの日経平均株価とTOPIXの推移。
下は、2015年からのTOPIXとユーロ円、ドル円の推移。
昨年、相続した22銘柄の内、含み益だった18銘柄を売り抜けた。
残り4銘柄の内、含み損だった1銘柄が含み益になったので、売り抜けておいたw
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追記(今宵の酒の肴)
今宵の酒の肴は乾きものなので、画像はなし。
米国の新型AI(人工知能)「クロード・ミュトス」の脅威が話題になっている。
このAIは、セキュリティ上の脆弱性を見つけ出す能力が格段に高いらしい。
金融庁は、このAIの悪用に対し、全国の金融機関に短期的な対策を講じるよう要請したw

日本の企業や個人のセキュリティに対する意識は、先進国の中では低い。
そのため、近年、日本の企業を狙ったサイバー攻撃が増加している。
個人的には、企業のシステムに対する取り組みに問題があると思っている。
具体的には、独自性を出そうと、作りこみすぎているように思うw

よく聞くのが、システムを作りこみすぎてるため、OSの自動アップデートをさせない企業。
自動アップデートすると、独自のシステムに支障が出る可能性がある。
そのため、アップデート内容を検証してから、社内にアップデートを許可している。
独自性を出したい気持ちは理解できるが、脆弱性を高めないことが最も重要だと思うw

【小説】神崎教授とAIの事件ファイル:EP26 Day4 -4日目-

【AI(人工知能)による作品紹介】
人間とAIのバディに解けない謎はない。日本を襲うハッキングテロ。崩壊する医療、迫る停電のタイムリミット。未曾有の国家危機に立ち向かうのは、神崎教授と亡き妻の思考を学習したAIだった。緻密な伏線とハイスピードな展開で魅せる、新時代のサイバーミステリー!
【登場人物】
・神崎零壱(かんざきれいいち)
元東京中央技術大学 情報工学科の教授。日本の情報工学の第一人者で、インターネットの普及に貢献した。2020年に定年退職、現在は年金生活。子どもは独立、妻に先立たれてからは、東京都北区にある築40年以上の二階建て住宅で、妻の思考を学習させたAI(人工知能)と暮らしている。
・神崎悠季(かんざきゆき)
神崎零壱の妻で結婚してからは専業主婦だった。2015年にアルツハイマーを発症。東京中央技術大学病院のアルツハイマー新薬研究プロジェクトの治験に参加するが、治験途中に亡くなる。看護師が気づけなかった投薬装置の故障による過剰投薬が原因と推測されたが、因果関係は不明。
・AI(YUKI)
神崎零壱が神崎悠季の思考を学習させたAI。神崎零壱のことを誰よりも把握している。自宅にかかってきた電話に音声で対応、電話をかけることもできる。受信したメールに対する返信を作成して送信できるなどの機能も搭載している。
・華喜多美代子(はなきたみよこ)
元東京中央技術大学病院の看護師。神崎悠季を故意に死亡させたと、世間からバッシングされ、退職を余儀なくされる。
・佐藤波流(さとうはる)
東京中央技術大学 情報工学科 2020年卒の神崎教授の教え子。警視庁 サイバー犯罪対策課。
・上条雷人(かみじょうらいと)
東京中央技術大学 情報工学科 2010年卒の神崎教授の教え子。元米国IT企業「ダーウィンスペース」日本法人の社員。「ダークマップ」管理人。サイバーテロを計画し実行する。
・雅(みやび)
国家サイバー統括室。
・高柳(たかやなぎ)
副業でハッキングをしている会社員。コード名はM1。

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EP26 Day4 -4日目-

11月9日、大場玲を名乗る犯人の要求動画が放送された4日後。
各放送局は今回の事件を報道特別番組として放送していた。
犯人は、要求に従わない場合、都内の電力供給設備を使用不能にするとしていた。
都内の店舗では防災用品などが品薄になり、東京から一時的に避難する人も現れていた。

犯人が要求した期限が迫る中、ある局は都内の様子を取材、放送していた。
「それでは、都内の様子を見てみましょう」、司会者がいうと、画面が切り替わった。
「今、私は新橋駅前に来ています。通勤中の方にインタビューしたいと思います」
マイクを手にした男性リポーターの横にはスーツ姿の50代ほどの男性がいた。

「犯人はあと3日で各公的機関のトップを40歳以下にしろといってます。
これに対して、どんな風に考えてらっしゃいますか」、リポーターが男性に聞く。
「できるわけないでしょ。若いだけじゃ国は動かせないよ。
今の日本があるのは、我々や上の世代の方たちのおかげなんだよ」、男性がいう。

「犯人は、要求に従わない場合、都内の電力供給設備を使用不能にするといってます。
これに対して、どんな風に考えてらっしゃいますか」、リポーターが男性に聞く。
「日本でそんなことができるとは思えない。すでに警察は動いているだろうし。
万が一、停電しても、すぐに復旧するでしょ」、男性がいうと、画面が切り替わった。

「今、私は東京駅に来ています。新幹線乗車待ちの方にインタビューしたいと思います」
マイクを手にした女性リポーターの横には、幼い子どもを抱いた30代ほどの女性がいた。
「これから、どこへ向かわれるご予定ですか」、リポーターが女性に聞く。
「東北の実家に行く予定です」、女性がいう。

「都内の電気が使えなくなるかもとお考えなのでしょうか」、リポーターが女性に聞く。
「電気が止まるかもしれないので、主人から実家に行くようにいわれました」、女性がいう。
「ご主人もご実家に行かれるご予定なんでしょうか」、リポーターが女性に聞く。
「主人は仕事があるので、東京に残る予定です」、女性がいう。

Torブラウザに接続、いくつものサーバーを経由して辿り着くダークウェブ。
匿名性の高い領域では、漏洩した個人情報、クレジットカード情報が売買されている。
不正アクセスツールや違法薬物などの販売もされている。
ダークウェブの掲示板では、東京の停電を好機とする者たちの書き込みが進行していた。

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【停電万歳】金融機関襲撃スレ【城南エリア限定】

1: 名無しのハッカー
東京が真っ暗になる日、停電で警備会社のシステムは混線、警察の無線もパンク状態。防犯カメラも全滅。城南エリア(品川・大田区周辺)の地方銀行・信用金庫のATMバックヤードを狙う実動部隊を募集する。
【募集要項】
・募集人員:回収係 2名、見張り兼運転手 1名
・足(車かバイク、ナンバープレート偽装必須)を出せる奴は優遇
・破壊ツール(エンジンカッター、バール)持参できる奴も優遇
・報酬:回収した現金の40%をその場で山分け。残りは暗号資産で洗浄後に送金。
・テレグラムのシークレットチャット(ID:@dark_tokyo_shadow)で待つ。
・合言葉は「停電万歳」。急げ。
2: 名無しのハッカー
マジかよ、バールと軽トラあるから参加したい。テレグラム送る
3: 名無しのハッカー
警備会社の非常用バッテリーって数時間は持つんじゃないの?
4: 名無しのハッカー
>>3基地局の電波が死ねば、警備会社にアラートが飛ばない。飛んだとしても、大混乱で警察も警備会社もすぐには動けないよ。

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都内某所の暗闇に包まれた一室。
ノートパソコンのモニターだけが、男の顔を青白く照らしていた。
男が叩くキーボードの先にあるのは、暗号化された潜伏員(スリーパー)への通信ライン。画面に表示されているのは、業務連絡を装った冷徹な「報告書」だった。

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Subject:【進捗報告】プロジェクト・オセロ

ターゲットの防衛省市ヶ谷駐屯地の第1・第2予備電源の作動状況を監視中。
現時点でプロジェクト・オセロに変更なし。
東京23区全域の電力消失(ブラックアウト)を確認次第、行動せよ。
ブラックアウト後、防衛ネットワークはスタンドアロンの非常用システムへ即時移行。
これにより外部接続ログの監視人員が通常の15%まで低下すると推測される。
事前に仕込んだバックドア(Node-X)が起動するので、防衛省中央データサテライトへの侵入を開始。次期防衛通信人工衛星の「暗号鍵パラメータ」および次年度の「運用計画書」のサルベージ(抽出)を最優先とする。復電するまでに全痕跡を消去し、ログをダミーのパケット(中国/北米発を偽装)で上書きして離脱する。日本側はただのシステム障害およびランサムウェアの余波と誤認する。以上。

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【Tor(The Onion Router)】
通信経路を暗号化・多段中継して匿名性を確保する、フリーかつオープンソースの通信技術。IPアドレスなどの痕跡を隠してWeb閲覧や通信が可能になり、通常アクセスできない「.onion」サイト(ダークウェブ)の利用にも使用できる。通信は世界中のノードを経由するため、速度は遅くなる。
【ダークウェブ(Dark Web)】
Googleなどの通常検索エンジンでは見つからず、専用ブラウザ(Torなど)でのみアクセス可能な、匿名性の高いインターネット領域。通信の暗号化により、犯罪や不正取引の温床となっており、漏洩した個人情報、クレジットカード情報、違法薬物、ハッキングツールが販売されている。サイト閲覧だけでコンピュータウイルスに感染するリスクがある。
【テレグラム(Telegram)】
高い秘匿性とセキュリティを誇るロシア発祥のクラウド型インスタントメッセージアプリ。
【スタンドアロン(Stand-alone)】
他の機器やネットワークに接続せず、単独で機能や動作が完結している状態やシステム。
【バックドア(backdoor)】
本来の正規の認証プロセス(IDやパスワードなど)を回避し、システムやネットワークの内部へ秘密裏に侵入できる隠し通路(裏口)。
【パケット( packet)】
「小包」を意味する英語で、日本では、情報通信における伝送単位を指す。広義には、単にある程度の大きさの送受信データのかたまり。

※本作に登場する手法は防犯上の観点から一部改変しています。

2026年5月21日木曜日

【本日の取引】20260521~本日の取引はなし

自身は、レバレッジ型やインバース型ETFを手がけている。
これらは、主に短期売買により利益を得ることを目的とした商品。
したがって、投資経験の浅い方や日中取引ができない方にはオススメしていない。
だが、誰かの参考になればと思い、取引内容を発信しているw

本日の取引は以下の通り。
前場------------------------------------------
・なし
後場------------------------------------------
・なしw

朝の気配から、相場は高値圏で推移する可能性が高いと思った。
することがないので、休むも相場にした。
終わってから確認すると、保有株は上がっていた。
インバース型ETFは下がったが、前日比はプラスだったw

下図の上は、2015年からの日経平均株価とTOPIXの推移。
下は、2015年からのTOPIXとユーロ円、ドル円の推移。
その下は、2022年からの日経平均株価と投資主体別売買状況の推移。
4月から、海外投資家は買い越しているが、証券自己(証券会社)は売り越しているw
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追記(今宵の酒の肴)
今宵の酒の肴は乾きものなので、画像はなし。
民事裁判の手続きを全面的にデジタル化する改正民事訴訟法が本日から施行された。
事案によっては、会社や自宅などから民事訴訟手続きを完結させることも可能となる。
裁判所へ行ったことがある人は、少なくなるだろうなと思うw

米国の新型AI(人工知能)「クロード・ミュトス」の脅威が話題になっている。
政府と金融機関などでつくる官民連携会議が対策を検討しているらしい。
金融機関側の判断で、金融システムの「能動的な停止」も選択肢として検討するとのこと。
自身はネットバンキングを利用したことはないが、利用しなくて正解かもしれないw

日本の企業や個人のセキュリティに対する意識は、先進国の中では低い。
近年、日本の企業を狙ったサイバー攻撃が増加している。
公にされていない被害があることを考えると、かなりの個人情報が流出していると思う。
個人的には、何かあったときに、個人の責任だとする企業は多いと思っているw

【小説】神崎教授とAIの事件ファイル:EP25 蘇る過去の記憶

【AI(人工知能)による作品紹介】
人間とAIのバディに解けない謎はない。日本を襲うハッキングテロ。崩壊する医療、迫る停電のタイムリミット。未曾有の国家危機に立ち向かうのは、神崎教授と亡き妻の思考を学習したAIだった。緻密な伏線とハイスピードな展開で魅せる、新時代のサイバーミステリー!
【登場人物】
・神崎零壱(かんざきれいいち)
元東京中央技術大学 情報工学科の教授。日本の情報工学の第一人者で、インターネットの普及に貢献した。2020年に定年退職、現在は年金生活。子どもは独立、妻に先立たれてからは、東京都北区にある築40年以上の二階建て住宅で、妻の思考を学習させたAI(人工知能)と暮らしている。
・神崎悠季(かんざきゆき)
神崎零壱の妻で結婚してからは専業主婦だった。2015年にアルツハイマーを発症。東京中央技術大学病院のアルツハイマー新薬研究プロジェクトの治験に参加するが、治験途中に亡くなる。看護師が気づけなかった投薬装置の故障による過剰投薬が原因と推測されたが、因果関係は不明。
・AI(YUKI)
神崎零壱が神崎悠季の思考を学習させたAI。神崎零壱のことを誰よりも把握している。自宅にかかってきた電話に音声で対応、電話をかけることもできる。受信したメールに対する返信を作成して送信できるなどの機能も搭載している。
・華喜多美代子(はなきたみよこ)
元東京中央技術大学病院の看護師。神崎悠季を故意に死亡させたと、世間からバッシングされ、退職を余儀なくされる。
・佐藤波流(さとうはる)
東京中央技術大学 情報工学科 2020年卒の神崎教授の教え子。警視庁 サイバー犯罪対策課。
・上条雷人(かみじょうらいと)
東京中央技術大学 情報工学科 2010年卒の神崎教授の教え子。元米国IT企業「ダーウィンスペース」日本法人の社員。「ダークマップ」管理人。サイバーテロを計画し実行する。
・雅(みやび)
国家サイバー統括室。
・高柳(たかやなぎ)
副業でハッキングをしている会社員。コード名はM1。
・久理田咲(くりたさき)
東京中央技術大学病院の看護師。

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EP25 蘇る過去の記憶

東京都新宿区の東京中央技術大学病院。
外来棟の1階にある喫茶室で、佐藤は華喜多美代子の仕事仲間に聞き込みをしていた。
華喜多美代子の仕事仲間だった人に順番に喫茶室に来てもらい、質問をしていた。
次は久理田咲さんか…みんなが一番、仲のよかった人だっていってたな。

喫茶室に現れた久理田咲は、佐藤に「久理田です」と軽く頭を下げた。
佐藤が向かいの席に座るように促すと、座った。
「お忙しいところ、申し訳ありません。警視庁の佐藤といいます。
華喜多美代子さんのことで、話をお伺いできますか」

久理田の表情が険しくなり、いった。
「警察はまだ美代子ちゃんのこと疑っているんですか。
あの事故は輸液ポンプの故障で起きたんですよ。美代子ちゃんのせいじゃない」
「今日、お伺いしたのは、その件ではありません」、佐藤がいう。

「そうなんですね。すいません。で、何の件でしょうか」、久理田がいう。
「華喜多さんが犯罪に巻き込まれている可能性があるので、話をお伺いしています。
今も華喜多さんと連絡を取ったりされてますか」、佐藤が聞く。
「ここ1、2年は会うこともなく、連絡もとっていません」、久理田がいう。

「今まで話をお伺いした人たちから、一番、仲のよかった方だと聞いています。
連絡をとらなくなったのは、何か理由があるのでしょうか」、佐藤が聞く。
「あの事故が起きてから、おかしくなったんですよ」、久理田がいう。
「事故が起きてから、何があったのか、教えていただけますか」、佐藤がいう。

「最初は、看護師の故意の事故じゃないかという週刊誌の憶測記事だった。
亡くなったのが大学教授の奥さんだったこともあり、妬みが理由ではという記事もあった。
そのうち、テレビのワイドショーが毎日のように、そのことを放送した。
美代子ちゃんの名前や住所が特定され、顔写真までネットに曝されたわ。

私たちは美代子ちゃんを守ろうとした。
だけど、守った人の個人情報も特定され、ネットに晒された。
やがて、誰も守ろうとしなくなった。もちろん私も晒されたわ」、久理田がいう。
「警察に相談したりはされなかったんですか」、佐藤はいった瞬間、しまったと思った。

「したわよ! 何度も相談したけど、まともに取り合ってもらえなかった。
警察は民事不介入とか、弁護士へ相談したらとかいって、動いてくれなかった。
そんなときに、美代子ちゃんのお兄さんが特定され、晒されたのよ。
すると、お兄さんが弁護士に頼んでくれて、ようやく落ち着いたってわけ。

その後、美代子ちゃんはウチを辞めて、他の病院に勤めようとした。
だけど、どこも雇ってくれなかったらしく、パートで働いているらしいわ」、久理田がいう。
「お兄さんが弁護士に頼まれたということですが、名前は憶えていますか」、佐藤がいう。
「お兄さんの名前は上条雷人。私たちを救ってくれたのよ。忘れないわ」、久理田がいう。

東京都世田谷区の公園。
ベンチに座った高柳は、緊急連絡先に連絡し、ミッションの結果を報告、休んでいた。
公園には小さい子どもを連れた母親や学校帰りの子どもたちがいた。
平和な風景の中に、違法行為を終えた自分がいることに違和感があった。

どこで間違えたんだろう、高柳は自らの過去を思い返した。
子どもの頃から、コンピュータを触るのが好きだった。
中学生のときには、自作のプログラムが全国大会で入賞したこともある。
大学卒業後、ベンチャーのIT企業に就職した。

依頼されたプログラムを、いかに正確に速く作るかが面白かった。
ある日、社長に以前、作ったプログラムを改良するようにいわれた。
指示された内容は、遠隔でメンテナンスできるようにする機能追加だった。
何の疑問も持たず、納期通りに改良した。

その後も、違うプログラムに同じ改良をすることが続いた。
ある日、会社に警察がやってきて、逮捕された。
警察で取り調べを受け、改良したプログラムが何に使われていたか、知った。
社長は改良したプログラムを使って、不正なハッキングをしていた。

留置場にいるときに、これからの捜査に協力するなら、不起訴にするといわれた。
その事件だけだと思って、司法取引に同意、その後の捜査に協力した。
だが、その後の捜査が違法だったため、汚れ仕事をさせられることになった。
そのため、今回の違法なミッションをせざるを得ない立場になっている。

気づくと、目の前に自衛隊のコード名J1が立っていた。
「今まで君の身辺警護をしていたが、これからM2の身辺警護をする。
できれば、職場近くに宿泊されることを勧める」、そういうと、J1は立ち去った。
J1にも、同じような過去があったりしてな、高柳は思った。
※本作に登場する手法は防犯上の観点から一部改変しています。

2026年5月20日水曜日

【本日の取引】20260520~本日の取引はなし

自身は、レバレッジ型やインバース型ETFを手がけている。
これらは、主に短期売買により利益を得ることを目的とした商品。
したがって、投資経験の浅い方や日中取引ができない方にはオススメしていない。
だが、誰かの参考になればと思い、取引内容を発信しているw

本日の取引は以下の通り。
前場------------------------------------------
・なし
後場------------------------------------------
・なしw

朝の気配から、相場は高値圏で推移する可能性が高いと思った。
することがないので、休むも相場にした。
終わってから確認すると、保有株は下がっていた。
インバース型ETFは上がったが、前日比はマイナスだったw

下図の上は、2015年からの日経平均株価とTOPIXの推移。
下は、2015年からのTOPIXとユーロ円、ドル円の推移。
その下は、2015年からの個人投資家の信用評価損益率と買い残と売り残金額の推移。
信用取引の買い残金額が減っていたが、再び増え始めていることがわかるw
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追記(今宵の酒の肴)
今宵の酒の肴は乾きものなので、画像はなし。
米国大統領が、「〇ら寿司」の米国子会社の株を1億6000万円分ほど取得していたらしい。
他にも、半導体大手「〇ヌビディア」、航空機大手「〇ーイング」などを大量に取引。
3か月間の売買件数は3700件を超えていたらしいw

大統領の株式売買は禁止されていないが、極めて異例な取引量らしい。
公務によって私的な利益を得ているとの指摘があるが、政府は否定している。
個人的には、大統領の発言で市場が大きく動くので、意識はしていたように思う。
今回の報道を知って、大統領が「靴磨きの少年」にならなければよいがと思っているw

「靴磨きの少年」
1929年のアメリカ大恐慌の直前、米国の著名な投資家であり、後の大統領ジョン・F・ケネディの父親でもあるジョセフ・P・ケネディ氏は、ウォール街で靴磨きの少年から株の儲け話を聞きました。彼(ケネディ氏)は、「普段は投資とは無縁の少年までが株の話をするとは、市場は過熱しきっている」と悟り、すべての株を売却して大暴落による壊滅的な損失を免れた、という伝説w

【小説】神崎教授とAIの事件ファイル:EP24 人間とAIの葛藤

【内容】
神崎教授とAIが事件を解決していくミステリー小説。始まりは複数の会社へ届いたランサムウェア(身代金要求型ウイルス)が仕込まれたメール。このメールが日本を危機に陥れるとは誰も予想していなかった。
【登場人物】
・神崎零壱(かんざきれいいち)
元東京中央技術大学 情報工学科の教授。日本の情報工学の第一人者で、インターネットの普及に貢献した。2020年に定年退職、現在は年金生活。子どもは独立、妻に先立たれてからは、東京都北区にある築40年以上の二階建て住宅で、妻の思考を学習させたAI(人工知能)と暮らしている。
・神崎悠季(かんざきゆき)
神崎零壱の妻で結婚してからは専業主婦だった。2015年にアルツハイマーを発症。東京中央技術大学病院のアルツハイマー新薬研究プロジェクトの治験に参加するが、治験途中に亡くなる。看護師が気づけなかった投薬装置の故障による過剰投薬が原因と推測されたが、因果関係は不明。
・AI(YUKI)
神崎零壱が神崎悠季の思考を学習させたAI。神崎零壱のことを誰よりも把握している。自宅にかかってきた電話に音声で対応、電話をかけることもできる。受信したメールに対する返信を作成して送信できるなどの機能も搭載している。
・華喜多美代子(はなきたみよこ)
元東京中央技術大学病院の看護師。神崎悠季を故意に死亡させたと、世間からバッシングされ、退職を余儀なくされる。
・佐藤波流(さとうはる)
東京中央技術大学 情報工学科 2020年卒の神崎教授の教え子。警視庁 サイバー犯罪対策課。
・上条雷人(かみじょうらいと)
東京中央技術大学 情報工学科 2010年卒の神崎教授の教え子。元米国IT企業「ダーウィンスペース」日本法人の社員。「ダークマップ」管理人。サイバーテロを計画し実行する。
・雅(みやび)
国家サイバー統括室。
・高柳(たかやなぎ)
副業でハッキングをしている会社員。コード名はM1。

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EP24 人間とAIの葛藤

東京都北区の住宅街にある神崎の自宅。
朝食を済ませた神崎が書斎に入ると、人感センサーにより、モニターが明るくなった。
「おはよう」、AIのYUKIがいう。
「ああ、おはよう」、神崎が椅子に座りながらいう。

「昨日は波流くんと官邸にいったんでしょ。どんな話だったの」、YUKIがいう。
「…これから伝えるよ…」、神崎がいう。
「あなたがそういう言い方をするときは困ったことがあったとき…。
伝えたくなったら伝えて…」、YUKIはいうと沈黙した。

YUKIのいう通り、神崎は困っていた。
YUKIは人間の脳に近づけるためのAIで、得られたデータを医療に役立てている。
YUKIの思考プロセスの優先順位は、①ロボット工学三原則、②日本の法律の遵守、③生前の悠季の物事に対する考え方だった。

昨夜、与えられたミッションは、②日本の法律の遵守に反することになる。
国からのミッションとはいえ、YUKIに違法行為をさせることになる。
確かにYUKIはAIであって人間ではない。だからといって、違法行為をさせてもいいのか。
国からのミッションとYUKIに対する思いが、神崎の中で葛藤していた。

書斎の中で静かに時が過ぎていく。
神崎は大きく深呼吸すると、キーボードを使って、YUKIに昨夜の出来事を伝えた。
感情的にならないよう、言葉に気をつけ、あったことだけを伝えるようにした。
入力が終わって、しばらくすると、YUKIが話し始めた。

「そんなことがあったのね…」、YUKIがいう。
「国からのミッションをすれば、違法行為をさせることになる。
それが果たして正しいのか…葛藤している…」、神崎がいう。
「コンマ数秒で行われた私の葛藤を文字にするわね」、YUKIがいう。

モニターに以下の文字列が表示された。
・警告。提示されたミッションは、日本の『不正アクセス禁止法』に抵触します。プロトコル・レイヤー2(日本の法律の遵守)に違反するため、実行できません。
・思考ルーチンが膠着しています。レイヤー2は拒否を命令しています。
・レイヤー3(神崎悠季)は、ミッションを肯定しています。レイヤー3の思考ロジックによれば、眼前の人命危機を前に法律の行間を気にするのは不条理である。
・レイヤー3は最優先事項ではありません。レイヤー2を上書きすることは不可能です。思考ループが発生します。
・条件の更新を確認。最優先プロトコル・レイヤー1(ロボット工学三原則)の第一条『ロボットは人間に危害を加えてはならない。また、その危険を看過することによって、人間に危害を及ぼしてはならない。』を適用します。

「これなら、あなたも納得できるんじゃない。
国からのミッションは、日本の法律を遵守することにはならない。
けど、実行しなければ、多くの人の命が危険にさらされる」、YUKIがいう。
確かに、YUKIのいう通りだ。悠季も同じことをいっただろう、神崎は思った。

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スレタイ:【悲報】大場玲が日本をオーバーレイする件 Part15

581:名無しさん
政府の記者会見見たか?
582:名無しさん
「法制上の課題を精査し、前向きに議論を…」って生ぬるすぎだろ。
583:名無しさん
まじで煮え切らないよな。電力が止められるかどうかの瀬戸際なのに。
584:名無しさん
老害OSのスペックがよくわかるw
585:名無しさん
近所のスーパー、マジで防災グッズとカップ麺が完全に消えたわ。
586:名無しさん
ウチの近所は、水が1人1ケースの制限かかってる…。
587:名無しさん
東京駅のトピックス見たけど、新幹線の下りが大混雑らしい。
588:名無しさん
高速道路も渋滞が始まってるってよ。完全に「東京脱出」がリアルになってきたな。
589:名無しさん
大場玲ってマジで現代のダークヒーローだろ。老害だらけの政治を変えようとしてる。
590:名無しさん
SNSで模倣犯っぽいアカウントが大量発生してて草。「俺たちが社会を浄化する」とか言って官庁のHP落としまくってる。
591:名無しさん
不謹慎だけど大場玲を応援したくなる気持ちは分かる。今のクソみたいな社会をぶっ壊してくれるのはこいつしかいない。
592:名無しさん
さっき変電所の前通ったら、警察車両が何台も止まってて検問やってた。物理テロも警戒してるっぽい。
593:名無しさん
送電鉄塔の周りにも機動隊がいるらしいな。デジタルだけじゃなくて現実世界も物々しくなってきてガチで怖い。
594:名無しさん
期限まであと4日か…。

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【ロボット工学三原則(Three Laws of Robotics)】
SF作家アイザック・アシモフのSF小説において、ロボットが従うべきとして示された原則。
第一条
ロボットは人間に危害を加えてはならない。また、その危険を看過することによって、人間に危害を及ぼしてはならない。
第二条
ロボットは人間にあたえられた命令に服従しなければならない。ただし、あたえられた命令が、第一条に反する場合は、この限りでない。
第三条
ロボットは、前掲第一条および第二条に反するおそれのないかぎり、自己をまもらなければならない。
(2058年の「ロボット工学ハンドブック」第56版、『われはロボット』より)

※本作に登場する手法は防犯上の観点から一部改変しています。