2021年1月11日月曜日

【エッセイ】2020年信用評価損益率の検証

信用取引残高の買残高に対する評価損益の割合、「信用評価損益率」がある。
日本経済新聞社が、以下のような計算式を用いて、算出しているらしい。
【買残高金額-{(貸借融資金額+自己融資金額)÷(貸借融資株数+自己融資株数)×社内対当株数+貸借融資金額+自己融資金額}】÷買残高金額
計算結果が、「-(マイナス)」となった場合には評価損、「+(プラス)」となった場合には評価益となるらしい。
信用買い方の評価損益率が-20%を下回ると「追証」が発生する水準となり、-20%前後で底打ちの目安、反対に0%に近づくと天井圏に達したと見なされるw

2020年の「信用評価損益率」の数値が出そろったので、推移をグラフにしてみた。
年初に-10%ほどだったが、2月に‐20%を下回っている。
「追証」の発生により、3月には‐30%を下回り、底打ちした。
8月に‐20%を下回っているが、2月の半年後なので決済売りによる低下だと思われるw

年末には‐10%近くまで戻ったが、年初の水準には戻っていない。
つまり、信用取引した投資家の半数以上が、昨年はマイナスだったということになる。
自身は信用取引をしたことはなく、現物取引オンリーである。
なお、現物取引の自身は、昨年の譲渡損益もプラスだったw

世間では、日経平均がバブル後の高値を更新したと報道している。
一部の株式アナリストは、バブル相場だ、天井だ、といっているらしい。
だが、天井圏といわれている0%には近づいていなかった。
個人的には、天井圏といわれている0%に近づくのは、これからだとみているw

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