2025年7月27日日曜日

【エッセイ】年長者の失態から学ぶこと~世代別の学歴~

日本の財政収支は、バブル期から一度も黒字になっていない財政赤字状態。
消費者物価指数は46か月連続で上昇、銘柄米の価格は1年で2倍近くに上昇した。
65~69歳の2人に1人が働き、70~74歳の3人に1人が働いている。
65歳以上の刑法犯は、1986年の10,295人から、2022年の39,144人に増えている(下図)w

財政赤字を解決するには、歳入(税収)の範囲内に歳出(支出)を抑えればよい。
物価高騰は、円安による原材料価格の高騰が原因なので、円高に戻せばよい。
解決策は明らかなのに、解決しようとせず、国民の生活は苦しくなっている。
日本をこのような状態にしたのは、ベビーブーマー(BB)世代とX世代だと思っているw

自身はバブル期に就職したX世代で、上司や先輩の多くはBB世代だった。
働き出して思ったのが、X世代も影響を受けたBB世代のレベルの低さ。
各世代の学歴が気になったので、調べてみた。
下図は各世代の時系列で、その下が各世代の大学進学率(※)と特徴になるw
※「大学進学率」は、大学(学部)・短期大学(本科)への進学率 (過年度高卒者等を含む)。

■BB世代:1946~1964年生まれ
・大学進学率:19.9~38.6%。
・人口が多いため、競争意識・仲間意識が強い。
・高度経済成長やバブル経済を経験し、努力すれば報われるという価値観がある。
・集団意識が強く、テレビなどのマスメディアの影響を受けやすい。
・当時の若者文化をリードしてきた世代であり、流行のものを好むw

■X世代:1965~1980年生まれ
・大学進学率:34.7~48.2%。
・アナログな環境で育ち、デジタル技術の進化を経験している。
・競争社会の中で育ち、自己主張や個人の自由を重視する。
・仕事とプライベートの両立を重視する。
・価格だけでなく、品質や信頼性も重視するw

■Y世代:1981~1996年生まれ
・大学進学率:48.6~56.8%。
・デジタル環境で育ち、デジタル機器やSNSに慣れ親しんでいる。
・さまざまな価値観や考え方に触れてきたため、多様性を尊重する。
・仕事とプライベートのバランスを重視し、自由な働き方を求める。
・モノを所有することよりも、体験や経験にお金を使うw

■Z世代:1997~2012年生まれ
・大学進学率:56.5%~。
・デジタル環境で育ち、デジタル機器やSNSを日常的に活用している。
・環境問題や社会問題に関心が高く、持続可能な社会や社会貢献に関心がある。
・自分の価値観や個性を大切にし、自己実現や自己成長を追求する。
・効率性や費用対効果を重視し、時間やお金を有効活用するw

BB世代やX世代の大学進学率は過半数に達していない。
当時は経済的な事情で、子どもを大学へ行かせられる家庭は少なかった。
学歴が全てとはいわないが、学歴が高ければ、学ぶことは増える。
BB世代やX世代のレベルの低さは、学歴の低さと関係があるのかもしれないw

60代、70代のSNS利用率増加に伴い、以下のトラブルが増えているらしい。
・自分の意見を曲げないため、かっとなって相手を誹謗中傷する。
・相手に対して勝手な親近感を持って、セクハラ発言をする。
・個人情報に対する意識の薄さから、身元特定できる情報を投稿、身元を特定される。
・SNSで知り合った人に投資に誘われ、金を騙しとられたりするw

興味深かったのは、これらの情報をネットでなく、テレビやラジオで確認すること。
おそらく、普段から一方向の情報に慣れていることが理由だろう。
動画もそうだが、一方向の情報は意図的な偏った情報であることが多い。
今は情報社会なので、ネットで正しい情報を見つけられるようにした方がよいと思うw

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