ネットの経済記事に寄せられているコメントを読むことがある。
参考になるコメントは少なく、参考にならないコメントが多い。
経済の勉強をしていない、もしくはアップデートできていないことが原因だと思う。
誰かの参考になるかもしれないので、インフレについて書いてみるw
インフレは、モノやサービスの価格(物価)が継続して上昇すること。
同じ金額で同じ商品を買うことができなくなるため、金の価値は下がることになる。
反対のデフレは、モノやサービスの価格(物価)が継続して下落すること。
不況などでモノやサービスの需要が減少、供給を下回ることで発生するとされているw
インフレには「よいインフレ」と「わるいインフレ」がある。
「よいインフレ」は、好景気が続く状態の中で起きるインフレ。
流れは、消費活発→需要増→価格上昇→企業利益増→従業員給与増→消費活発。
日本の場合、高度成長時代のインフレが「よいインフレ」といえるw
「わるいインフレ」は、原材料価格の高騰や為替変動などが原因で起きるインフレ。
原材料価格が高騰した場合、需要は増えていないため、企業の利益は増えない。
そのため、従業員給与が増えず、物価だけが上がることになる。
実質的な所得が減り、今までと同じ値段で買えないため、生活が苦しくなるw
では、今は「よいインフレ」か、「わるいインフレ」か。
答えは簡単で「わるいインフレ」になる。
なぜなら、物価高騰が社会問題として、連日のように報道されている。
各党が、給付金や減税などの物価高騰対策(?)を打ち出しているw
以前、米国大統領が「インフレは国を滅ぼす」と発言したことがある。
たとえば、日銀は物価安定の目標を消費者物価の前年比上昇率2%と定めている。
「72の法則」で計算すると、72÷2=36で、36年後に物価が2倍ほどに上がることになる。
つまり、36年後に円の価値が半分ほどになってしまうことになるw
では、どうすればインフレに備えることができるか。
答えは簡単で、年間配当利回りが物価上昇率を上回る企業に投資すればよい。
その際に気をつけなくてはいけないのが、倒産や廃業の可能性が低い企業にすること。
具体的には、社会に必要不可欠とされている企業ということになるw
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