本多静六氏の「私の財産告白」の解説に、「一般解」と「特殊解」という言葉がある。
「一般解」は、世間一般に通用する誰でも知っている解答。
「特殊解」は、応用問題の解答としては優れているが、万人には当てはまらない解答。
持って生まれた才能であったり、運などの要素によって、導き出される解答w
大部分の人は、長者番付に入るような資産を築くことはできない。
長者番付に入るような人は、才能や運などの要素による「特殊解」であることが多い。
宝くじやギャンブルで大儲けした人は、運の要素による典型的な「特殊解」といえる。
したがって、才能や運などの要素がない人は「一般解」しかないことになるw
相場にも「一般解」と「特殊解」がある。
例えば、起業した会社を上場して、創業者利益を得るのは「特殊解」。
根拠なく買った株が大きく上昇して儲かるのも「特殊解」になる。
では、相場の「一般解」とは何かw
前述の通り、「一般解」は、世間一般に通用する誰でも知っている解答。
代表的なのは、株の基本でもある「安く買って高く売る(Buy low,Sell high)」だろう。
自身が知る限り、「一般解」を求めようとする人は少ない。
多くの人が、才能や運などの要素が必要な「特殊解」を求めようとするw
自身は株を教えて欲しいといわれたとき、下記の本を読むように伝えている。
・「相場師一代」是川銀蔵氏
・「福澤桃介式」福澤桃介氏
・「私の財産告白」本多静六氏w
彼らが生まれ育った家庭環境は、決して裕福ではなかった。
だが、経済や相場について学び、投資することで、一代で財を成した。
彼らの本には、世間一般に通用する誰でも知っている「一般解」しか書いていない。
言い換えると、誰でもできることしか書いていないことになるw
今まで株を教えて欲しいといってきたのは10人ほどだった。
だが、本を読んだのは、男性1名、女性1名の2人だけだった。
2人は安い時に株を買っており、高い時には買っていない。
読まなかった8人ほどのうち数人は、歴史的な高値圏で株を買っているらしいw
「私の財産告白」の解説には以下の言葉がある。
"世の中には誰もが勝てる勝負がある。しかし、ほとんどの人はそういう勝負には参加をしない。本多静六という人が人生で行った勝負は、その「誰もが勝てるが、ほとんどの人がしない勝負」だった。世の中には「知識だけの人」が多い。この本は、きっと「知識だけの人」を見破るリトマス試験紙なのだ。"w
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