2025年3月15日土曜日

【エッセイ】これからは理系でないと就職できない

件名は、自身の高校時代に、女性教師がいっていた言葉になる。
女性教師は進路指導担当ではなかったが、私生活で思うところがあったのだと思う。
進路が未定だった自身は、この言葉を聞いて、理系に進むことにした。
理系に進んだが、結果的には正解だったと思うw

当時の大学進学率は30%ほどで、理系の学費は文系よりも高かった。
中卒の両親は、大学に行っても遊びを覚えてくるだけといい、進学には反対していた。
バイトすることを条件に、理系の大学へ進学、建築業界で働くことにした。
就活はバブル期の売り手市場だったので、企業から電話がかかってきたこともあるw

入社して思ったのが、文系の上司や先輩のレベルの低さ。
精神論や根性論など、非論理的な思考の持ち主ばかりだった。
就活で苦労していないことが羨ましかったのか、新卒にパワハラする人も多かった。
面白いのが、引け目があったのか、理系にはパワハラしない人がいたことw

バブルが崩壊すると、新卒や中途採用がなくなった。
真っ先にリストラ対象となったのが、勤続年数の長い文系社員だった。
対象にならなかった文系社員は、国家資格を取ろうと勉強し始めたりしていた。
そのような中でも、理系社員がリストラ対象になるケースは少なかったw

入社後に国家資格である一級建築士を取得した。
元々、文系より給与はよかったが、資格手当が加算され、さらによくなった。
比較的、難易度の高い資格のため、他社から誘われることも多かった。
会社員を卒業するまで、社内外の多くの人から羨ましがられたw

「これからは理系でないと就職できない」と聞いてから、数十年になる。
新卒に対して、パワハラするような人は少なくなっただろう。
だが、理系が文系より優位であることは変わらない。
もし、進路で迷っている人がいれば、教えてあげてもよいかもしれないw

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