2024年7月7日日曜日

【コラム】人手不足倒産過去最多の記事を読んで思うこと

人手不足による企業経営への影響が、一段と深刻化している。従業員の退職や採用難、人件費高騰などを原因とする「人手不足倒産」は、2024年上半期(1-6月)に182件発生。年間として、過去最多を大幅に上回るペースで推移している。
2024年4月より、運転業務や建設業務の時間外労働に上限規制が適用されたことで労働力が不足する、いわゆる「2024年問題」の影響から建設業は53件、物流業は27件と年上半期としてはそれぞれ過去最多だった。また、「従業員10人未満」の企業が全体の約8割を占める。就業者数の増加が続き人手不足はやや落ち着きをみせているものの、人手不足感は依然高水準で推移していることから、今後も小規模事業者を中心に倒産に追い込まれるケースが増加する可能性がある。
(帝国データバンク 2024年7月4日配信)

あまり時事ネタは書きたくないが、この記事について思うことがあるので書いてみる。
結論から書くと、従業員を守ってこなかったことが原因ではないかと思っている。
建設業の仕事量は景気に影響されやすく、物流業の仕事量は時期などに影響されやすい。
仕事量が減ったときに、安易な人員削減を行ってきた結果ではないかと思っているw

安易な人員削減を行うことで、残った従業員のモチベーションは低下する。
また、辞めさせられた従業員は会社に対し、よいイメージを持たない。
今は情報社会なので、これらの情報が多くの人に知れ渡ることになる。
景気がよくなり人員募集しても、そのような会社で働きたい人がいる訳がないw

雇用される側が会社に求めるのは、安定した収入になる。
仕事量が減っても、人員削減しない会社がよいに決まっている。
それができないということは、経営者に長期的な視点が欠けていたことになる。
そのような会社は長くは続かないだろうなと思うw

自身は建設業界で働いてきたが、建設業界は他の業界に比べ、レベルが低いと思う。
レベルが低い理由は、現場作業が多く、作業工程が標準化しにくいことなどがある。
職人もピンからキリで、中には素人同然の職人もいたりする。
今は少しはマシになっているかもしれないが、若い人にオススメしたいとは思わないw

バブル期は仕事量が多かったため、職人の奪い合いのような状況だった。
当時、ある協力会社に仕事を頼んでも、なかなか現場に来てくれないことがあった。
ところが、バブルが崩壊すると、仕事はないですかと営業しにくるようになった。
当たり前だが、仕事を頼んでいたのは、困ったときに助けてくれた協力会社だけであるw

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