2021年4月2日金曜日

【投資手法】打診買いとアンカリング(1/2)

アンカリング(Anchoring)とは、アンカーと呼ばれる先に与える情報が判断を歪めアンカーに近づく心理学の現象のこと、もしくは船舶を錨を使って係留すること。
アンカリングとは認知バイアスの一種であり、先行する何らかの数値(アンカー)によって後の数値の判断が歪められ、判断された数値がアンカーに近づく傾向のことをさす。
例えば、「国連加盟国のうちアフリカの国の割合はいくらか」という質問をしたときに、質問の前に「65%よりも大きいか小さいか」と尋ねた場合、「10%よりも大きいか小さいか」と尋ねた場合よりも、大きい数値の回答が得られるという。
また、数値を明確に提示しなくてもバイアスは生じる。「8×7×6×5×4×3×2×1」または「1×2×3×4×5×6×7×8」という計算の結果を、5秒以内に推測してもらった場合、前者の方が後者よりも大きい推測の値が得られたという。
また、「ピザ」と10回言わされた後に、肘を指差して「ここは」と問われた際に「ひざ」と答えてしまう現象も、アンカリングである。
(「アンカリング」Wikipediaより)

相場の反応を探るために小口の買い注文を出すことを「打診買い」という。
相場の反応が良ければ、強気の注文を出していくことになる。
下落局面で、一度に全ての資金を投じたあと、さらに下落すると資金不足に陥る。
「打診買い」することで、さらに下落しても資金不足を回避することができるのであるw

さらに下落する中、買い増しすることを「難平(ナンピン)」という。
このとき、最も気をつけなくてはならないことがある。
気をつけるのは、アンカリングに捉われないこと。
具体的には、最初の買値に捉われないことであるw

ナンピンする場合、最初の買値基準で考える人が多い。
「最初の買値より〇〇円下がったら、ナンピンしよう」などである。
「打診買い」の目的は、資金不足を回避すること。
したがって、ナンピンする場合は、資金基準で考えなくてはならないw

例えば、自身の投資手法「無限ナンピン」は、「打診買い」を資金の半分で行う。
あとは買値の半分になるたびに、同数を買い続ける。
すると、資金が尽きることなく、無限にナンピンできる。
自身にとって、最初の買値は、錨を使って係留するアンカリングにすぎないのであるw

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