偉大なる相場師の1人に、"最後の相場師"と呼ばれた是川銀蔵がいる。
彼は自著「相場師一代」の中で、個人投資家に2つの警告を発している。
1つは、自分の持てる資本の範囲内で投資すること。
1つは、新聞や雑誌で大見出しにされている材料に飛びつくなw
最初の警告は、信用取引には絶対、手を出してはいけないとしている。
たまたま思惑が当たり、儲かって味をしめた投資家ほど信用取引に乗り易いとしている。
やがて、深入りするうちに自分の元金がなくなる。
果てはサラ金から借金という、悲惨な境遇に落ち込むケースがザラにあるとしているw
2番目の警告は、人の意見や新聞、雑誌で儲けようとする精神が失敗の元だとしている。
自分で努力せず、片手間で儲けようとしても、うまくいくはずがないといっている。
彼は、本当に儲けようと思うなら、自分で経済の動きに注意すること。
"自分だけの情報を集め、二合目、三合目で買い、じっと待つ"ことが原則だとしているw
東京証券取引所の資料によると、信用取引の主な利用主体は個人投資家で93%。
さらに、個人投資家の売買は、現金取引40%、信用取引60%らしい。
巷には、得体のしれない投資セミナーの案内や、有料の銘柄情報が溢れている。
彼の2つの警告は、今の時代にも通ずる警告なのかもしれないw
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