【エッセイ】今年の相場は難易度が高い理由

株式評論家や証券アナリストの今年の相場の見通しをいくつか読んだ。

年央に上昇するという意見もあれば、年末に上昇するという意見もある。

自身も基本的には上昇すると見ており、年末に上昇すると見ている。

だが、今年の相場は難易度が高い相場になると見ているｗ

相場が上昇する理由は、各企業の経営努力にある。

景気がよくなくても、賃金据え置きや人員削減などで、経費を削減している。

原材料価格が上昇しても、商品価格に転嫁することで、利益率を維持している。

自社の利益を優先しているので、当たり前だが株価は上昇するｗ

難易度が高い理由は、各国の利上げや金融緩和の縮小である。

下図は、上が価格帯別出来高を表示したTOPIX（東証株価指数）の10年チャート。

下が、価格帯別出来高を表示したNYダウの10年チャート。

利下げや金融緩和が始まった2020年から、最多価格帯より上の高値圏で推移しているｗ

下図は、2020年、2021年、2022年のTOPIX推移の比較。

2020年は、利下げや金融緩和が始まってから、右肩上がりだった。

2021年は、年初から右肩上がりで、2020年を下回ることはなかった。

2022年は、2021年を下回りつつあることが、難易度が高いと思う理由であるｗ