2021年11月3日水曜日

【コラム】経済対策の原案に思うこと

政府の経済対策の原案に、賃上げした企業への税制支援があるらしい。
個人的には、税制支援があっても、賃上げする企業は少ないだろうと思っている。
景気の先行きが不透明な中、賃上げせずに内部留保する企業が多いだろう。
このことは、過去の賃上げ要請で効果がなかったことからも、明らかであるw

下図は、2021年度の一般会計歳入予算の内訳で、主に下記の2つで賄われている。
(1)「税収等」:所得税、法人税、消費税等の税による収入とその他の収入
(2)「公債金」:歳入の不足分を賄うため、国債(借金)により調達される収入
全体の約6割しか税収等で賄えておらず、残りの約4割は公債金(借金)に依存しているw
出典:財務省ウェブサイト

下図は、2021年度の一般会計歳出予算の内訳で、主に下記の3つに使われている。
(1)「社会保障」:年金、医療、介護、子ども・子育て等のための支出
(2)「国債費」:国債の償還(国の借金の元本の返済)と利払いを行うための経費
(3)「地方交付税交付金等」:国が調整して地方団体に配分する経費w
出典:財務省ウェブサイト

日本の社会保障制度は、原則として社会保険料での費用負担が基本らしい。
だが、勤労世帯の減少を見込んでいることから、消費税を社会保障の財源としている。
少子高齢化時代に効果的な経済対策は、移民受け入れなどによる勤労世帯の増加しかない。
減り続けるパイを分配するだけでは、いつまでたっても経済は自転車操業だろうw

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