2021年2月21日日曜日

【コラム】東京証券取引所の投資リターンについて

「日本株の時代は終わった」、「これからは海外株」などの意見がある。
また、バブル崩壊後の20年間を「失われた20年」だとする意見もある。
果たして、本当にそうだろうか。
自身は経済の専門家ではないが、投資家視点で検証してみるw

下図は、TOPIX(東証株価指数)の長期チャートである。
赤線の始点である1969年のTOPIXは、132.62、
赤線の終点である現在のTOPIXは、1,928.95。
50年間で、1,928.95÷132.62=14.5倍になっているw

50年間で14.5倍を、複利で換算すると、年間5.5%ほどの利回りになる。
仮に、44年前に市場平均の株に1000万円投資したとする。
現在は10倍になっており、1億円に増えていることになる。
つまり、日本株は終わっていないし、「失われた20年」もなかったことになるw

東京証券取引所が他国の市場と大きく異なるのは、1980年代のバブルである。
異常な相場が作られ、TOPIXは2,884.80まで高騰した。
現在のTOPIXと比較すると、2,884.80÷1,928.95=1.5倍。
日経平均株価が、30,000円×1.5倍=45,000円となる異常な相場であるw

異常な相場は、一握りの勝者と数多くの敗者を生み出し、弾けて終わった。
現在はバブルの反省から、相場は本来の右肩上がりの姿となっている。
右肩上がりの相場で儲けることは、誰にでもできる。
図の赤線より下で買い、赤線より上で売るだけでよいからであるw

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