2021年2月14日日曜日

【エッセイ】大きな地震があると思い出すトレード

地震の被害に遭われた皆様へ
被害に遭われた皆様に心よりのお見舞いを申し上げます。

大きな地震があると思い出すのが、東日本大震災後のトレード。
2011年3月11日(金)14時46分、東日本大震災発生。
大引け間近だったため、日経平均の終値は前日比179円安の10,254円だった。
自身は徒歩で帰宅しながら、週明けの相場のことを考えていた。

2011年3月14日(月)、自宅待機だった自身は、朝からPCを起動した。
東京証券取引所には、朝から投資家の売り注文が殺到した。
自身は、買値から3倍になっていた7202 いすゞ自動車㈱の全数、売り注文を出した。
指値を低くした売り注文を出すと、瞬く間に約定した。

前場が終わると、簡単な昼食をとり、後場に臨んだ。
目的は、含み損になった8411 ㈱みずほフィナンシャルグループの買い増しだった。
大引け間近で買い注文を出し、約定したが、その後も株価は下がり続けた。
日経平均の終値は、前週末比633円安の9,620円と、1万円の大台を割り込んだ。

2011年3月15日(火)も、東京証券取引所には、朝から売り注文が殺到した。
投資家が保有株の換金売りを急ぎ、午後に入ると日経平均の下げ幅は1,400円に迫った。
東京証券取引所第1部上場銘柄の97%が値下がりし、終値は1,015円安の8,605円。
買いを1日遅らせておけばと後悔したが、時すでに遅しだった。

下落率は、1987年ブラックマンデー、2008年リーマン・ショックにつぐ過去3番目。
東証1部の出来高は、約57億7700万株と過去最高を記録した。
この記録は、2013年4月5日の約64億4900万株まで破られなかった。
2013年、8411が平均取得単価の1.5倍になったので、3分の2を売却、タダ株にした。

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