2022年3月13日日曜日

【エッセイ】FIREブームに思うこと

2020年に始まった新型ウイルスの暴落回避のための金融緩和施策による上昇相場。
日経平均株価は数十年ぶりの高値となり、NYダウは最高値を更新した。
いつものことだが、上昇相場になるとインデックス投資がブームになる。
インデックスは市場の動きを示す指数なので、上昇相場では上昇するからだw

今回の上昇相場の中で、FIRE(経済的自立と早期リタイア)がブームになった。
FIREに関する本が出版され、FIREを特集する記事も多かった。
年金暮らしの高齢者や専業主婦までもが、自分はFIREだといい出すほどだった。
自身はFIREの考え方を否定しないが、バブルだなと思いながら、ブームを見ていたw

FIREでは、元本となる資産(貯蓄)を用意、資産運用して生活費を賄うことになる。
FIREの指標は「年間支出の25倍の資産」と「4%ルール」。
個人的には、指標が具体的だったことが、今回のブームの原因だと思っている。
自身は資産運用で生活費を賄っているが、FIREだとは思っていないw

なぜなら、資産運用して生活費を賄う考え方は、以前からある投資家の考え方だからだ。
自身にとって、FIREはリターンの少ない投資家の別名みたいなものである。
高配当の国内株を買えば、「4%ルール」はすぐに達成できる。
事実、自身が運用する3ファンドは、配当利回りだけで4%を超えているw

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