報道の多くは、投資詐欺に騙されて、多額の費用を失ったという内容。
気になったので、投資詐欺の現状を確認した。
下図は、金融庁の詐欺的な投資勧誘に関する受付件数の推移をグラフ化した図w
2021年4~6月の受付件数は1,077件だが、2025年4~6月の受付件数は2,493件。
4年で2.3倍に増えており、同期間での最多件数となっている。
騙される人は高齢者が多いように思うので、年齢別の現状を確認した。
下図は、2025年4~6月の受付件数の年齢別件数の割合をグラフ化した図w
意外にも多い順に50代(18%)、60代(16%)、40代(15%)、70代以上(14%)だった。
50代は定年を意識する年齢で、子育てが終わっている人も多い。
老後資金を増やすため、投資を始めようとした人が多いのかもしれない。
あと、ネットの知識がある人が少ないため、騙される人が多いのかもしれないw
会社員時代、複数の人から株を教えて欲しいといわれたことがある。
株を教えて欲しいなら、相場師が書いた本を読むように伝えた。
本を読んだのは、20代の男性と30代の女性の二人だけだった。
教えて欲しいといった人の中には、40代や50代の人もいたが、本を読まなかったw
本を読んだ二人には株を教え、買うならメガバンク株だと伝えた。
二人ともメガバンク株を買ったが、売っていなければ、かなりの含み益になっているはず。
本を読まなかった人たちには、株を教えていない。
その人たちの何人かは、投資ブームが始まってから、投資を始めたらしいw
投資詐欺に騙される原因には、主体性がないこともあるように思う。
主体性は、自分の意志や判断に基づいて、自ら責任を持って行動すること。
個人的には、日本人で主体性のある人は、2割ほどしかいないと思っている。
以前にも書いたが、根拠(?)となるデータは以下になるw
厚生労働省の「新型コロナワクチンの接種回数について(令和6年4月1日公表)」がある。
全体の1回目の接種率は80.4%、2回目の接種率は79.5%、3回目が67.1%。
したがって、接種していない人の割合は、ほぼ2割ということになる。
なお、乳幼児の1回目の接種率は4.5%、2回目の接種率は4.2%、3回目が3.4%w
総務省の「マイナンバーカードの申請・交付・保有状況(令和7年5月18日時点)」がある。
4月末時点の人口に対する保有割合(保有率)は78.5%。
したがって、保有していない人の割合は、ほぼ2割ということになる。
株式会社Liquidの調査によると、20代の20.5%、30代の12.5%は更新意向がないらしいw
株式会社JCBの「クレジットカードに関する総合調査(2022年版)」がある。
同調査によると、クレジットカードの保有率は86%、電子マネーの保有率は75%。
したがって、キャッシュレス決済していない人の割合は、ほぼ2割ということになる。
なお、クレジットカードの保有率が高いのは、60代男性の94%で、次が60代女性の93%w
金融広報中央委員会の「家計の金融行動に関する世論調査(令和5年)」がある。
同調査によると、60代かつ二人以上世帯で、貯蓄3,000万円超の割合は20.5%。
したがって、貯蓄3,000万円超ある割合は、ほぼ2割になる。
なお、60代かつ二人以上世帯で、貯蓄が全くない世帯の割合も20.5%w
日本証券業協会の「証券投資に関する全国調査(2024年)」がある。
有価証券(株式、投資信託、公社債)を保有している人の割合は24.1%
したがって、有価証券を保有している人の割合は、ほぼ2割ということになる。
なお、2022年3月末時点の三菱UFJ銀行の金融資産における運用性商品の割合もほぼ2割w
世論調査によると、今の内閣が発足した際の支持率が82.0%。
発足直後の支持率としては、2001年以降の政権で2番目に高い数字とのこと。
したがって、今の内閣を支持していない人の割合は、ほぼ2割ということになる。
ちなみに、最も期待する物価高対策の1位は「食料品の消費税ゼロ」だが、できていないw
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