2025年8月31日日曜日

【エッセイ】生涯現役だった個人投資家に思うこと

2019年から2022年まで、ある高齢女性の資産運用を手伝っていた。
女性の口座がある証券会社は電話注文可だったが、ネット取引しかできなくなった。
ネットに不慣れだったこと、運用成績がよくないこともあり、手伝っていた。
本ブログでは「Mファンド」として、運用状況などを記事にしていた。

今年、女性にお迎えが来たが、先日、遺された口座内容を教えてもらった。
2019年末の保有銘柄は7銘柄で、評価額と現金は7,949,821円だった。
2022年末の保有銘柄は6銘柄で、評価額と現金は10,820,239円だった。
今年、お迎えが来た日の保有銘柄は22銘柄で、評価額と現金は18,064,305円だった。

2022年以降、利益確定しながら、新規銘柄を購入して、増やしていた。
利益確定に伴う税金などを考慮すると、3年で2倍に増やしたことになる。
途中、資金を追加したかもしれないが、そのことを考えても、すごいリターンだと思う。
驚くべきことに、現在の評価額はお迎えが来た時点よりも増えている。

保有銘柄で気づいた点は以下になる。
・幅広い業種に分散投資している。
・財務内容がよく配当利回りが高い銘柄が多い。
・普段の生活で世話になっていた企業(食品、医薬品など)へ投資している。

女性はバブル期から投資をしていたが、この数年の成績が最もよかったように思う。
もちろん、成績がよかったのは、本人の努力によるところが大きい。
2019年から2022年まで、運用の手伝いができて、よかったと思う。
銘柄を入れ替える際に、アドバイスしたことは、よい思い出になっている。

今世紀最高の投資家といわれているウォーレン・バフェット氏。
彼の資産は50代に大きく増え、60代から急激に増えたといわれている。
現在95歳で、今年引退するが、知力の衰えを感じさせない。
女性も知力の衰えを感じさせなかったが、生涯現役だったことがよかったかもしれない。

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